単身赴任か家族で引越しか?メリット・デメリットは?|引越し見積もり・比較【SUUMO】

単身赴任か家族で引越しか?メリット・デメリットは?


最終更新日  2020年07月09日

悩んでいる男性

引越しを経験された方にアンケートをとったところ、下記のお悩みをいただきました。 「単身赴任か家族で引越しするか迷った。」

単身赴任をするか、家族で引越しをするか、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?専門家の方にお聞きしました。

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単身赴任のメリット・デメリット

【メリット】
1.妻の家事労働が軽くなる
子供と自身の生活中心にする家事は、夫に気を使わなくて済むため、身体的にも精神的にも楽になります。

2.妻が仕事を続けられ、キャリアを作ることができる
あくまで共働きの場合ですが、家族で引越す場合に比べて妻が仕事を継続しやすくなり、妻の将来のキャリアや家族の経済的基盤を計画的に作っていける可能性が増します。

3.子どもが転校する必要がない
子供にとって転校のストレスは大きいものです。ストレスが原因で子供に起きる問題を減らすことができます。

【デメリット】
1. 経済的負担が大きくなりがち
光熱費、家賃などの固定費は人数が減ってもさほど変化がないものです。自宅の生活費はあまり減らず、転勤先の夫の生活費+自宅と転勤地との交通費などが上乗せされ、生活費が増えることが多い傾向にあります。

2. 浮気問題が起きるリスクが高まる
一人暮らしの淋しさを外で紛らわそうとし、異性に出会う機会が増えることも、一人の自由さから「独身時代に戻った」と勘違いしてしまうことも。 

3. 母子の共依存関係のリスクが高まる(マザコン、子離れできない)
母性には子どもを最優先する本能があります。それに歯止めをかけるのが、実は夫の存在です。夫婦の絆が弱い場合、子どもは俗に言う共依存関係のマザコン息子・娘に育ってしまう、また、親も子離れできない親子関係になってしまう可能性があります。

簡単にまとめますと、単身赴任の場合、妻のキャリアや家族の経済的基盤を計画的に構築でき、子供にストレスを与えないといったところがメリットで、浮気問題や、我が子をマザコンに育てる環境を作りやすいといったところがデメリットと言えそうです。

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家族で引越しするメリット・デメリット

【メリット】
1. 経済的に余裕ができる
家賃補助などが付く会社であれば、その経済的余裕は大きいです。さらに所有留守宅があれば賃貸住宅として家賃収入を得ることもできます。

2. 子ども中心の生活を防ぎ、子どもの自立を促す結果になることが多い
互いの両親から離れた見知らぬ土地に行く場合には、「頼れるのは伴侶しかいない状況、夫婦が助け合う状況」に自然となるものです。その状況が、子供の自主性を見守ることのできる夫婦関係を育てることが多いです。

3.浮気問題が起きづらい
妻から夫への「あなたについていく」と言う言葉、「毎日帰る家で待つ妻の笑顔」などにより、夫に愛が伝わります。さらに一緒に暮らすことで父子の絆も深くなり、家族の愛を日々確認できる夫は浮気しづらい環境にいると言えます。

【デメリット】
1. 妻が仕事を続けられないこともある
転勤地によっては、今までと同じ仕事を続けられず、妻のキャリア形成ができない可能性があります。

2. 子どもが中学校2年生以降だと進学などに影響を与える
地域にもよりますが、高校進学は内申点の影響が大きく、中学2年生からの転校はしない方が無難といえます。また、微妙なお年頃の中学生に、ストレスを与えると問題が起きることもありえます。

3.転勤先になじむまで家族にストレスが生じる
地方によって文化、風習、コミュニケーションが違います。それらになじむために家族にストレスがかかります。

簡単にまとめますと、家族で引越しする場合、互いが助け合う夫婦関係が作られ、子どもの自主性を促す結果につながりやすい、また、浮気問題がおきづらいといったところが良い所で、子どもに進学問題が起きうる、家族にストレスがかかるといったところが悪い所と言えそうです。

まずは、それぞれのメリット・デメリットを整理し、単身赴任か家族で引っ越しか、家族全員の意見を聞くことで、共に歩くスタートをしましょう。

【今回お話を伺った専門家】

クオリティ・オブ・ライフ研究所 代表 中村はるみ

クオリティ・オブ・ライフ研究所 代表 中村はるみ

「家庭外の評価に価値を置く男」と「家庭内の関係性に価値を置く女」の違いを基に独自理論で円満家庭を全国に増やす夫婦円満学校を主宰。1000千件以上の夫婦相談を受け、相談者の50%が男性。雑誌、テレビなどメデイア掲載多数。3人の子の母。
http://www.rikonstop.com
※無断転用禁止。引用の際はSUUMO(スーモ)編集部までご一報ください

掲載: 2015年6月3日 写真: PIXTA

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