即日や急な引越しはどうすればいい?見積もりと準備のコツ|引越し見積もり・比較【SUUMO】

即日や急な引越しはどうすればいい?見積もりと準備のコツ


最終更新日  2024年03月28日

「家族の都合で急きょ実家に帰ることになった」「突然転勤が決まった」「仕事で忙しくて引越し準備に手がつけられなかった」など、引越し日直前になって、引越し作業が何もできていないという状況に陥ってしまった人もいることでしょう。
ただでさえ、引越しには多くの手続きと作業が必要です。初めて引越しをするという人はもちろん、引越しを何度か経験しているという人でも、急な引越しとなるとなにから始めてどのように動けば良いのか迷ってしまいますよね。

まずやらなければいけないのが、引越し会社の手配です。急な引越しの場合でも、受け付けてくれる会社はあるのでしょうか。
そこで、アート引越センターの塚本さんに、即日の引越しや急ぎの引越しが可能な条件などをうかがいました。急な引越しにおける手続きや作業のコツも合わせてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

■目次
即日(当日)引越しってできる?
急な引越しをすることになった場合の流れ
車や宅配便を使ったほうが良いケースも
急ぎの引越しの準備のコツ
荷物を減らすには不用品回収やリサイクルショップを活用
転居先が決まっていない場合におすすめのサービス
移転手続きの優先順位
早めの見積もりでお得に引越しを


見積もりしたい引越し業者を自由に選んで依頼できる!

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引越し用トラックのアイコン

即日(当日)引越しってできる?

そもそも、引越し前日や当日になって引越し会社に依頼し、トラックや作業員をおさえることはできるのでしょうか?

即日引越しは午後なら可能な場合も

「即日の引越しは条件次第で引き受けられる場合もありますが、基本的には午後で作業開始時間が不確定なフリー便になります。その日の朝の準備は前日に行うので、午前中は突然の引越しの受け入れは難しいですね」(アート引越センター・塚本さん、以下同)

引越し作業を行うためのトラックや作業員に余裕さえあれば、当日の連絡でも対応可能な場合もあるようです。午後のフリー便ではなく、どうしても午前中に引越ししたいという場合は、やはり余裕をもって依頼する必要があります。
引越しが決まったら、まずは早めに一括見積もりサイトから引越し会社に見積もりをとってみましょう。


繁忙期の即日引越しはかなり難しい

「2~4月の繁忙期はすぐに空きが埋まってしまうため、即日や急ぎの引越し自体、受け付けができる可能性は低くなってしまいます。
また、家族の人数が多いほど荷物の量は多くなるため、一人暮らしより家族のほうが対応はより難しいでしょう」

引き受けてもらえたとしても、直前での引越し依頼は料金が高くなることがあります。できるだけ早めに見積もりをとることでおトクに引越しするようにしましょう。


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急な引越しをすることになった場合の流れ

突然引越しが決まってしまったという場合は、焦らずすみやかに引越し作業を開始しましょう。
限られた時間のなかでどんなことをすれば良いのか、おおまかにご説明します。

1.引越し業者に連絡する

急な引越しが決まったら最初に行いたいのが、引越し会社に連絡すること。複数の会社に見積もり依頼ができる「一括見積もり」なら、急な引越しでも対応可能な会社が見つかる可能性が高まります。
引越し会社に空きがなければ当然、引越し作業を依頼することはできません。引越しの日時が差し迫っていればいるほどスケジュールは埋まってきているので、できるだけ早く一括見積もりを依頼することをオススメします。


2.電話やリモート見積もりを活用する

スケジュールに空きがある引越し会社がいくつか見つかれば、個別に見積もりを取りましょう。本来であれば訪問見積もりをして、プロのスタッフに正確な荷物量を確認してもらい、金額の交渉をしたいところですが、急な引越しとなるとなかなか訪問見積もりの時間も取れません。そんなときは、電話での見積もりを依頼しましょう。
その際大切なのは、荷物量を正確に申告するということです。小型の家具一つでもトラックの大きさが変わることもあるため、運んでもらいたい荷物はしっかりと把握して伝えることが肝心です。
コロナ禍を経て、LINEやZOOM、Google Meetなどを使ったリモート見積もりに対応する引越し会社も増えてきています。スマホやタブレットでオンライン通話しながら部屋を映し、運ぶ荷物量をチェックしてもらうことで、訪問時と同様に詳細な見積もりを出してもらえます。比較的遅い時間まで対応している会社もあり、急な見積もり依頼にもおすすめです。
ただし、電話やリモート見積もりは単身者など荷物が少ない人に限定している会社もあるので、あらかじめ確認を。数日でも余裕がある場合は、数社から見積もりを取ることで、一番安い引越し会社を探すことができます。


3.荷造り

見積もりを取って引越し会社に正式な依頼をした後は、すぐに荷造り作業を開始しましょう。引越しの作業スタッフが到着するまでに荷造りが終わっていなければ、当然荷物を運んでもらうことはできません。プランによっては小物の梱包までおまかせできるものもあるので、時間がないときは活用してみるといいでしょう。ただし、貴重品は自分で梱包し、自分で持ち運ぶ必要があります。


4.退去時の手続き

忘れてはならないのが、引越しに関する各種手続きです。
賃貸物件の場合は、一般的に1~2カ月前には退去の連絡をしなければなりません。引越し先が決まったらすぐに大家さんか管理会社に確認し、直前の連絡になってしまった旨を説明して、いつまで家賃の支払いが発生するのか確認しましょう。解約予告期間が1カ月だった場合、もし1週間後に退去するとしても、基本的には1カ月分の家賃を支払う必要があります。
その他、移転に関する詳細な手続きや後回しにできる手続きについてはのちほどご説明するので、参考にしてみてくださいね。


5.引越し

引越し会社のトラックが到着したら、運搬業務がスムーズに進むよう、現場に立ち会いましょう。荷造りさえできていれば、搬出を手伝う必要はありません。貴重品だけは自分で管理し、運び出したあとに忘れ物がないか確認しておきましょう。
転居先では荷物の搬入とともに、大型の家具や家電は作業スタッフに配置してもらいます。荷物の数や破損がないかどうかを確認し、後払いの場合は精算を済ませて完了です。


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車や宅配便を使ったほうが良いケースも

とにかく時間に余裕のない急ぎの引越しでは、自分で車を使うか、宅配便を利用したほうが良い場合もあります。

梱包が間に合わないケース

上記「急な引越しをすることになった場合の流れ」でご説明した荷物の梱包作業ですが、引越し会社に依頼できた場合でも、時間がなくて荷造りが間に合わないということもあるでしょう。
その場合、大型の家具や家電は自分で運ぶのは困難なので引越し会社にお願いして、自分や友人が車を所有していれば、梱包が間に合わなかった荷物だけ車を使って自分たちで運ぶのも一つの手です。
車を手配できない場合は、ダンボールに詰めて宅配便で新居に配送するという方法もあります。


荷物が少ないケース

荷物が少ない場合も、車を使って自分で荷物を運んでしまうか、宅配便を利用して配送するという方法を選ぶことができます。
ただしこの場合も、大型の家具や家電は引越し会社に依頼して運んでもらったほうが無難です。無理をして素人が大型の家具を運び出すのは思わぬケガの元になりますし、マンションなどで共用部を傷つけてしまってはトラブルに発展しかねません。


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急ぎの引越しの準備のコツ

引越しにかかる準備にはさまざまなものがあります。
急ぎの引越しをスムーズに済ませるためには、特にどのような点を意識すれば良いのでしょうか。
アート引越センターの塚本さんに伺いました。

「急ぎの引越しの場合、荷物をすぐにでも運べる状況にしておいていただくことで、引き受けられる可能性が高くなります。
そのためにも、できるだけ早く荷造りを完了させておいてください。お電話をいただいた時点で既にダンボールへの梱包が済んでいて、すぐにでも見積もりに行くことができる状況になっているのがベストです」

急ぎの引越しでは、荷造りを早めに完了させておくのが良いようですね。

「なかにはトラックと作業員が到着して、いざ引越しをする段階になって、荷造りが終わっていない……というパターンもあります。その場合は作業員が梱包を手伝うことになりますが、追加料金が発生しますし、作業時間も余計にかかってしまいます」
料金は基本プランよりも上がりますが、あらかじめ荷造り作業をお願いする「おまかせパック」などのプランを利用するのもいいでしょう。

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荷物を減らすには不用品回収やリサイクルショップを活用

急ぎの引越しでは、いかに荷物を少なくできるかがポイント。荷物が少なければそれだけ荷造りの手間暇も少なく済みますし、引越しのトラックが小さくなればその分費用も安く抑えることができます。
そこで、この機会に不用品やあまり使わないものを処分して、運搬する荷物を少なくしてみてはいかがでしょうか。
壊れている、傷んでいるなどもう使えないものは、自治体の粗大ごみ回収や、粗大ごみ専門業者を利用しましょう。ただし、自治体の粗大ごみ回収は申し込みできる日程が限られているため、急な引越しの場合は難しいかもしれません。
粗大ごみ専門業者の場合は電話一本ですぐに駆けつけてくれるため、時間がないときには重宝します。こちらは自治体の粗大ごみ回収より割高になるケースが多いため、その点はご注意を。
引越し会社によっては、有料で不用品を回収してくれるサービスを行っているので、見積もりの際に相談してみましょう。

まだ使えるものであれば、リサイクルショップを活用するのもおすすめです。近隣にリサイクルショップの店舗があるのであれば持ち込むのも良いですし、近くに店舗がなくても、インターネットからの申し込みで宅配便による買い取りサービスを行っているお店もあります。

引越し前の不用品処分まとめ「何を・どこで・いつまでに?」【整理収納アドバイザー監修】

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転居先が決まっていない場合におすすめのサービス

引越し荷物を片付ける人

さまざまな事情で、引越し先がまだ決まっていないのに、今住んでいる住居から引越しをしなければならないこともあると思います。あるいは、引越し先の住居が建て替え中やリフォーム中などで、荷物をすぐに運べないという場合もあるでしょう。
そんなときは、引越し会社が行っている荷物預かりサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

荷物預かりサービス

荷物預かりサービスとは、その名のとおり荷物を一時的に預かってくれるサービスのことです。
旧居の荷物を一旦保管倉庫に運び、新居に荷物を運べる状態になるまで保管しておいてくれるというもの。会社によって保管できる荷物の種類や期間、金額が異なりますので、問い合わせてみましょう。


荷物預かりサービスを行っている引越し会社

荷物預かりサービスを行っている引越し会社をピックアップしました。
多くの場合、荷物預かりサービスはオプションサービスのひとつとして扱われているようです。利用条件や料金については各社に問い合わせてみてください。


アート引越センター
●「一時預かりサービス」

家財の一時預かり、一定期間の保管など、荷物のタイプ別に一時預かりサービスを利用できます。料金は保管期間に応じた保管料、入庫・出庫の際にかかる運搬作業費と、その他利用するオプションサービスの合算となります。


アーク引越センター
●「荷物の一時保管(トランクルーム)」

オプションサービスとして、荷物の一時保管(トランクルーム)が利用できます。


ハトのマークの引越センター
●「お荷物一時預かり」

オプションサービスのひとつとして、家財を一時保管する「一時預かり」サービスが用意されています。
ダンボール箱ひとつからでも受け付けてくれるとのこと。


アクティブ感動引越センター
●「トランクルームサービス」


荷物預かりサービスのメリット・デメリット

メリットデメリット
  • 「新居に荷物を運び入れることができない」状態でも、旧居からの退去ができる
  • 保管料がかかる
  • 長期保管には向かない

もちろん、荷物の一時保管には料金が発生します。一般的に保管期間の長さに応じて保管料がかかるので、長期で保管する場合は料金がかさむ可能性があるということ。あくまでも一時的に預かってもらうものなので、長期の保管に荷物預かりサービスを利用するのは、あまり経済的ではありません。旧居から保管庫への入庫時と、保管庫から新居への出庫時で2度作業員とトラックが必要になるため、その分の運搬作業費もかかってしまいます。

また、搬入先の住所や保管してほしい期間があらかじめ決まっていないと利用できない会社もあります。
ほかにも、繁忙期など時期的な問題や、地域によっては対応できない場合もありますので、引越し会社に問い合わせてみましょう。


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移転手続きの優先順位

引越し手続きをする人

引越しには荷造りや荷ほどきなど家財を運搬する作業のほかに、賃貸物件の管理会社や自治体などへの転居にかかわるさまざまな手続きが必要になります。
忙しいからと放置できるものではないので、最低限必要な手続きは必ず確認しておくようにしましょう。

●引越し前、優先的に行う手続き

引越しにかかわる手続きは非常にたくさんあるので、何から手をつけるべきか悩みますよね。ただでさえ時間に追われる引越し期間、後回しにできる手続きがあれば後日に回したいものです。
逆に、今すぐにでもしなければならない手続き、優先的にしなければいけない手続きにはどんなものがあるのでしょうか?
まずは、引越し前に済ませておきたい手続きを順を追ってご説明します。


1.引越し会社への連絡
なにはともあれ、まず優先させたいのが引越し会社への連絡です。早めに引越し業者をおさえることは引越し費用の節約にもつながりますし、特に引越し日時が迫っている場合は、先延ばしにすると引越し会社をおさえることができないという事態にもなりかねません。
後の作業をスムーズにこなすためにも、早めに見積もりをとって契約を済ませ、引越し日を確定させましょう。


2.現住居の解約手続き
現在賃貸住宅に住んでいる方は賃貸借契約書を確認しましょう。賃貸借契約を解約するには、一般的に1~2カ月前までに解約の連絡が必要です。もし引越し当日に連絡した場合、引越し後も1〜2カ月先の解約日までの家賃を支払うことになる可能性が高く、新居の家賃との二重の支払いが発生します。引越しすることが決まったら、まずは早めに大家や管理会社に電話で連絡し、解約通知書を送付しましょう。


3.駐車場の解約手続き
駐車場付きの賃貸物件の場合は、物件の退去通知をした際に駐車場も同時に解約処理をしてもらえますが、月極駐車場などを借りている場合は別途解約手続きが必要です。
管理会社に電話で連絡し、解約通知書を提出するのが一般的。解約日は申し出た月の翌月末になることが多いため、早めに連絡するのがおすすめです。


4.学校への転校手続き
子どもが幼稚園や保育園、小学校・中学校・高校に通っている場合は転園・転校手続きが必要です。
公立や私立でも手続きの方法が異なりますし、各都道府県によっても異なる場合があります。

引越ししたときの幼稚園・保育園(保育所)の手続き方法一覧
引越しで転校手続き 小学校・中学校・高校(公立・私立)の方法とポイント


5.固定電話の移設手続き
固定電話を利用している場合は、転居にともなう移設の手続きをしなくてはなりません。
NTTを利用している場合は「116」に電話をかけて手続き内容を確認してください。新居での開通工事が終われば、引越し先ですぐに固定電話を使えるようになります。


6.市区町村への転出・転居届
引越し先が現在と異なる市区町村であれば、引越しする2週間前から引越し当日までの間に、現在居住している市区町村の役所に「転出届」を提出する必要があります。引越し先が現在と同じ市区町村内であれば、引越した日から2週間以内に「転居届」という別の届け出が必要です。
マイナンバーカードがあれば、「転出届」はウェブサイト「マイナポータル」にて24時間オンラインで届け出が可能です。こちらは引越し日の30日前から手続きできます。
法律上の義務であり、正当な理由がなく届出をしない場合、5万円以下の過料に処されることがありますので、気をつけてくださいね。

なお、「転居届」と引越し先での「転入届」は新住所の役所での対面手続きが必要ですが、「マイナポータル」での転出届の提出と合わせて「来庁予定の連絡(転入・転居予約)」ができます。予約をしておけば優先的に窓口に案内され、待ち時間が少なく効率的に手続きが行えます。
転入・転居手続きの際には、窓口でマイナンバーカードを提示して、マイナンバーカードの住所変更も合わせて行いましょう。


7.国民健康保険の転居手続き
個人事業主や自営業、フリーランスなど、会社の社会保険に加入している人以外は、引越し時に国民健康保険の手続きもしなければなりません。
引越し先が同じ市区町村内かそうでないかによって手続きが異なりますので、前述した転出・転居届の手続きの際に、国民健康保険の手続きもしたい旨を窓口で申し出ましょう。
引越し後は、転居先の市区町村の役所で加入の手続きも必要です。


8.印鑑登録の住所変更手続き
同じく転出・転居届の手続きの際、同時に行っておきたいのが印鑑登録の住所変更手続きです。転出する際に旧住所の市区町村役場で「転出届」を出すとき、一緒に「印鑑登録の抹消(廃止)手続き」も行っておきましょう。自治体によっては、「転出届」を出せば、自動的に印鑑登録が抹消される場合もあります。転入時には、転入届と同時に印鑑登録の手続きを。
同じ市区町村内での引っ越しなら、役所へ「転居届」を提出したタイミングで印鑑登録上の住所も自動的に変更されるので、あらためて印鑑登録をする必要はありません。印鑑登録証もこれまで通り、新しい住所で使用できます。
ただし、政令指定都市で「同市内の転居で区が異なる」場合は、手続きが必要な場合があります。


9.インターネットの転居手続き
インターネットは重要なインフラなので、引越し先でもすぐに使える状態にしておきたいもの。
インターネットの転居手続きは、契約しているプロバイダによって内容が異なります。同じプロバイダを使う場合、転居手続きは比較的簡単ですが、一戸建てか集合住宅かなどで、加入しているプランの変更が必要になるケースもあります。プロバイダを変更する場合は、解約と新規入会、さらに引越し先での開通手続きも必要です。
引越し先が集合住宅の場合は、既にインターネットの設備が整っている場合もあるので、事前に確認してみましょう。


10.電力会社への転居手続き
電気の停止・開始の手続きも、早めに行っておきましょう。
電話やインターネットで連絡を受け付けていますので、契約している電力会社に手続き内容を確認してみてください。


11.ガス会社への転居手続き
ガス会社への引越し連絡も、電話やインターネットで受け付けています。旧居のガス栓の使用停止(閉栓)は、ガスメーターが屋外にある場合は立ち合い不要ですが、ガスメーターが室内にあったりオートロック式の建物の場合は立ち会う必要があるため、希望の日程をおさえるためにも早めに連絡を。
新居の開栓作業には立ち会いが必要なため、引越しの1週間前には新居で利用するガス会社に連絡し、開栓時間の予約をしておきましょう。


12.水道会社への転居手続き
旧居で水道を止め、新居で新たに水道の利用を開始するには、引越しの3〜4日前までを目安に市区町村の水道局に連絡して手続きを。
こちらも電話やインターネットでの連絡が可能です。


13.NHKの住所変更手続き
テレビを所有している場合は、NHKへの住所変更届が必要です。手続きはNHKのウェブサイトから行えます。
元々家族で暮らしているところから一人暮らしになるのか、あるいはその逆か、世帯ごと引越しをするのかによっても手続き内容が異なるので、サイトで確認しましょう。


14.ケーブルテレビや衛星放送の住所変更
ケーブルテレビや衛星放送と契約している場合は、住所変更の手続きが必要です。工事が必要になる場合もありますし、引越しと同時に解約するのであればチューナーなどレンタル機器の返却が必要なケースもあるので、早めの手続きを心がけましょう。


15.郵便局の転送届
郵便局の転居・転送サービスを申請しておけば、届け出た日から1年間は、旧住所宛ての郵便物を新住所に転送してもらうことができます。
郵便局の窓口、ポスト投函、またはインターネット(e転居)で転居届を提出すれば手続き完了です。


16.新聞や各種配達サービスの住所変更
新聞を購読している方や、食材などの定期配送サービスを利用している方は、契約先に住所変更の手続きをしておきましょう。
詳細な手続き方法については、契約先へ確認してください。



●後回しにできる手続き

引越し手続きをする人

ここからは引越し後にできる手続きをご説明します。
急な引越し作業が終わると身も心もクタクタになって、行政などへの手続きはついつい後回しにしてしまいがち。でも、放置していると困った状況になるので、後回しにできるとはいえ忘れないようにしてくださいね。

1.引越し先の市区町村への転入届
市区町村をまたぐ引越しの場合は、新住所の市区町村に「転入届」を提出しなければなりません。
転出届を出した際に交付される「転出証明書」と身分証明書、印鑑を持参の上で、新居のある市区町村の役所へ行きましょう。
同じ市区町村内の引越しの場合は、「転居届」を役所に提出します。いずれも引越しから14日以内の手続きが必要です。
なお、「優先的に行う手続き」の6でも触れたとおり、マイナンバーカードがあれば、「マイナポータル」での転出届の提出と合わせて「来庁予定の連絡(転入・転居予約)」ができます。
転入・転居手続きの際には、窓口でマイナンバーカードを提示して、マイナンバーカードの住所変更も行いましょう。

2.国民健康保険の加入手続き
役所に転入届を提出する際、国民健康保険の加入手続きも済ませましょう。
突然のケガや病気の際に保険証がない…という事態にならないよう、忘れずに手続きをしてくださいね。

3.印鑑登録の手続き
印鑑登録をしたい場合は、役所で転入届を出した際に登録の手続きを。その際は、登録したい印鑑と本人確認書類が必要です。

4.運転免許証の住所変更
自動車や自動二輪車の運転免許証を取得している方は、運転免許試験場や運転免許更新センター、警察署などで住所変更の手続きをしておきましょう。
運転免許証は身分証にもなるものですので、なるべく早めの手続きをおすすめします。

5.バイクや自動車の登録変更・車庫証明の申請手続き
所有している自動車やバイクは、引越し後15日以内に後住所変更の手続きが必要です。

バイクは(1)原付自転車(原動機付自転車)、(2)軽二輪自動車(126cc〜250cc)・小型二輪自動車(251cc〜)で手続きが異なります。バイクに関する手続きは代行業者に依頼することもできるので、多忙な方は検討してみるのも良いでしょう。

引越しのとき、バイクの手続きはどうすればいい?必要書類や手順を紹介

自動車を所有している場合は、車検証の住所変更手続きを行いましょう。申請を行う場所は、新住所を管轄する運輸支局または自動車検査登録事務所。軽自動車の場合は、管轄の軽自動車検査協会事務所で申請します。
なお、車検証の手続きには新住所での自動車保管場所証明書(車庫証明)も必要。車庫証明の手続きは警察署で行うため、免許証の住所変更と同時に済ませてしまえば手間が省けます。
この手続きを行うことで、自動車税の納付書の送付先も自動的に変更されます。

引越しで忘れるなかれ! 車庫証明・車検証の住所変更の手続き方法

6.クレジットカード・預金通帳・各種保険関連の住所変更
金融機関や、クレジットカード会社、生命保険などの保険会社へも住所変更の連絡が必要です。
場合によっては支店の窓口に行かなければならないこともありますので、早めに手続きを済ませましょう。

7.携帯電話会社への住所変更手続き
スマートフォンなど、契約している携帯電話会社への住所変更の手続きも済ませておきましょう。
電話やインターネットで簡単に手続きができますよ。

8.パスポートの本籍地変更
引越しで住所が変わっただけでは、パスポートの変更手続きは必要ありません。結婚等により氏名が変わったり、本籍地の都道府県に変更があった場合は、住民票のある役所で「記載事項変更旅券」の申請が必要です。

9.福祉関係の手続き
介護保険や、後期高齢者医療費助成、乳児医療費助成や児童手当などといった福祉医療や手当に関しても、役所での手続きが必要です。
利用している制度の連絡先に問い合わせて、確認しましょう。

10.各種会員サービスの住所変更
インターネットの通販サイトやレンタルショップなど、住所を登録している会員サービスがあれば住所変更しておきましょう。

以上、引越し時にやるべき手続きをざっとご紹介しました。ライフスタイルによってほかにも必要な手続きがあるという方もいると思いますので、住所を登録しているものがないか確認しておきましょう。
さらに詳しい手続きの内容を知りたいという方は、下記の記事をチェックしてみてくださいね。

「引越しやることチェックリスト」手続き・荷造り・引越し後の流れを完全ガイド【10ステップ】

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早めの見積もりでお得に引越しを

引越し料金を見積もる人

ただでさえさまざまな費用がかさむ引越し。急な引越しの場合はなおさら、まとまった金額を用意するのも大変です。できるだけ引越し費用は抑えたいものですよね。
引越しにかかる費用を安く抑えるには、早めに見積もりを取るのが近道です。
一括見積もりサイトでは、一度に複数の引越し会社から見積もりを取れるため、一番合う引越し会社を早く簡単に選ぶことができます。直前だと引越し料金が高くなる可能性があるので、なるべく時間に余裕をもって一括見積もりを取ることをおすすめします。

やるべきことがいっぱいで大変な急ぎの引越しですが、その中でも節約すること、必要な手続きを整理してダンドリ良くスムーズに作業することはできるはず。ぜひ参考にしてみてください。

写真:PIXTA

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