新生活をはじめる前に調べてスッキリ! 盗聴器調査のススメ

新生活をはじめる前に調べてスッキリ! 盗聴器調査のススメ

住んでいた家を出て、新天地で新たな生活をスタート! というときには、防犯についても意識しておきたいもの。物件のセキュリティはもちろんですが、家の中は大丈夫? 今回は、部屋に盗聴器がないかを調べる引越し業者のサービスと、実際の調査方法について、盗聴器調査を行っている「TRS(盗聴リサーチソリューション)」にお話を聞きました。

「盗聴」ってホントにあるの?

TRSに寄せられる相談は、年間3000件ほど。会社などの調査も含め、およそ500~600件の調査を行っています。
「自分は人間関係のトラブルもないし大丈夫」と思っていても、盗聴の目的はストーカーや嫌がらせだけとは限りません。どのような状況で、盗聴器が発見されたのか、例を挙げていただきました。

・知り合いによるストーカー目的
「交際相手だった人や、以前トラブルのあった人などが、復讐や嫌がらせのために盗聴器を仕掛けていることがあります。明確に本人を狙ったもので、『盗聴』と聞いて最も思い浮かびやすいケースではないでしょうか」(TRS・以下同)

・興味本位によるいたずら
「明確に本人を狙ったものではなく、たまたまその部屋に住んでいる人が被害に遭うパターン。自宅に出入りしている人(工事のために訪れた業者や友人など)が仕掛けているものや、前の住人が面白がってつけていったという事例もあります」

・前の住人を狙ったもの
「物件が新築でなく、前に住んでいた人がいるのなら、その人を狙ったものだった可能性も。引越しの際に撤去されることなく、盗聴器だけが残されてしまったケースもあります」

引越しの際に気にしておきたいのは上記のパターンが主なもの。本人を狙ったものでなくても、被害に遭う可能性があるんですね。
また、「どうせ家では誰とも話さないし、かまわない」「たいした会話をしていないので、気にしない」という人もいるかもしれませんが、盗聴の目的は「会話を盗み聞くこと」だけではないのだとか。

「盗聴器は声だけでなく、家の中の音も拾います。例えば、浴室のシャワーの音。『入浴しているんだな』ということが盗聴犯に分かってしまいます。ほかにも、玄関のドアの開け閉めの音で、部屋への出入りが分かります。毎朝何時に家を出るのか・何時に帰ってくるのか……これらの生活リズムが知られてしまうと、空き巣や強盗の被害に遭うリスクも高まってしまいます。音からはさまざまな情報を得ることができるんですよ」

これは想像しただけでも身震いしそう。声だけでなく、物音から自分の情報が流出してしまう危険もあるんですね。
「また、盗聴器が発信している電波は、テレビやラジオと同じで周波数を合わせれば拾うことができます。つまり、周波数さえ合っていれば誰にでも聞くことができるのです。街の中を徘徊しながらこうした電波を拾って楽しむ『便乗盗聴』をする人も。不特定多数の人に声や生活音を聞かれてしまうということは、それだけストーカーなどの被害リスクを上げることにもつながります」

さらに、友人との電話や家族との会話で旅行の話なんかをしていれば、いつからいつまで家を空ける、というような情報が漏れてしまうことも。やはり盗聴には対策が必要なようです。

盗聴器調査の方法とは

盗聴器が電波を発信できる範囲は、およそ200~300mほど。ただしマイクの感度が高く、ワンルームの物件であれば1つ仕掛けられているだけで、部屋中の音を拾ってしまいます。また、室内の扉を開け放しているなら、50㎡程度の物件も盗聴できてしまうのだとか。
また、盗聴器が作動するには、電気が必要です。そのため、コンセントの近くや家電の中、照明器具など、電気が通っているところに仕掛けられるケースがほとんどだそう。

それでは、どのように盗聴器調査は行われるのでしょうか?
「まずは依頼者の家の中で音を出します。テレビやラジオ、CDプレーヤーなど、継続して音の出るものであれば何でもOK。これが盗聴されているなら、電波をキャッチすれば音を受信できるはずです。そこで、受信機などの機材を使って周波数を合わせていき、周波数が合えば、音が聞こえます。ここで『盗聴器がある』と確定します。
後は『ロケーター』と呼ばれる機械を使用して、家の中のどこから電波が出ているのかを徹底的に調べていきます。電波に反応するので、盗聴器のように電波を発するものがあれば知ることができます。こうして、電波の発信元を調べていくのが盗聴器調査。もちろん、発見した盗聴器は全て撤去しますよ」
一つ見つかったからといって完了ではないのが盗聴器調査。反応がなくなるまで繰り返しサーチを行い、徹底的に調べてくれるんですね。

ちなみに、引越し業者でもオプションサービスとして盗聴器調査を用意しているところがあります。引越しの前後で調査をして、すっきり引越しをするのもいいかもしれませんね。

  

引越し前後にやっておきたい盗聴対策

盗聴器調査にベストなタイミングはあるのでしょうか? TRSによると、「盗聴器は、新居に既に仕掛けられている場合と、旧居から持ってきた荷物にまぎれている(現在の住居で既に仕掛けられている)場合があります。ですから、どちらも調べられるのは荷物の搬入後。引越しがすんで、これから生活をスタートする、というタイミングで調査を行うのがおすすめです」とのことでした。確かに、いつどこで仕掛けられているか分からない盗聴器。持ち込む荷物も新居もまとめて調べておきたいですね。
ほかにも、盗聴を防ぐポイントはあるのでしょうか?

・コンセントまわりはシンプルに
「コンセントが足りず、タップや延長コードを使用するシーンもあるかと思いますが、可能であれば使用しないのがベスト。どうしても使用したいときは、購入してきたものにそれと分かるよう印をつけておきましょう。時々チェックして、すりかえられていないかどうかを確認してください」

・人を家に上げない
「盗聴器は、玄関や窓の外に仕掛けられているものを除けば一度家に上がった人が仕掛けたもの。友人などは信用できる人だけを招くようにしましょう。また、インターネットや家電の設置などで外部の業者などが出入りするときは、目を離さないこと。万が一、盗聴犯がいたとしても、人の目があるところではなかなか仕掛けにくいはず。そこにいるだけでも、十分抑止力になりますよ」

・自宅の鍵の扱いに注意する
「上でも述べたとおり、盗聴器を仕掛けるには家に入る必要があります。既に仕掛けられている物件や、荷物にまぎれていた場合を除くと、最悪の場合、犯人は合い鍵を持っていることも考えられます。鍵は簡単にコピーがつくれてしまうものなので、デスクの上に置きっぱなしにしたり、家の外でむやみに取り出したりしないように心がけましょう」

TRSによる盗聴器調査の費用は、1Kの物件の場合で3万5000円ほど。いつどこで仕掛けられるか予想のできない盗聴器。「まさか自分が……」と思うことのないように、入居時に調査を依頼してスッキリ新生活をスタートしたいですね。


取材協力
株式会社TRS(盗聴リサーチソリューション) http://www.trs-s.co.jp/

掲載:2017年3月29日
写真:PIXTA

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