引越しする時間帯で料金は大きく違う! どの時間帯が一番お得?

引越しする時間帯で料金は大きく違う! どの時間帯が一番お得?

少しでも安く済ませたい引越し料金。荷物の量や引越し先の住所が決まっている場合は、平日などの引越し予約が立て込んでいない日を選ぶことである程度の割引を期待することができます。

安くするにはもうひとつ方法があり、それは引越しの時間帯を変えることです。朝、昼、夕方、夜といくつか選択肢がありそうですが、どの時間帯に引越しをするのが一番安くなるのでしょうか?

今回はこの「引越しの時間帯で料金を抑えるためのポイント」について、サカイ引越センター、アート引越センターの2社に聞いてみました。

選べる引越しの時間帯は主に「午前」と「午後」。その時間帯の考え方は?

時間帯によって引越し料金が変わる、と書きましたが、だいたいの引越し業者では選べる時間帯は「午前」と「午後」の2つに分かれるようです。引越し業者によっては「午後」に「早め・遅め」の2つがありますが、料金に差はないそう。

ひとつ注意したいのは、時間帯にかかわらず「何時までに終わらせてほしい」と時間指定をした場合は、料金が上がる可能性があるということ。なぜなら確実に時間内に作業を終わらせるべく、スタッフを通常より多く派遣する必要なども出てくるからです。スタッフが増えると当然人件費は上がりますので、その分の料金が高くなるといえます。

さて、引越しに午前の時間帯を選択した場合、一般的にはだいたい9時前後から作業を開始します。荷物の量や新居への距離にもよりますが、単身者でしたら搬出・搬入作業にあまり時間はかかりません。それより荷物が増える家族の引越しも、近距離なら、朝から始めてその日の午後には搬入まで完了するでしょう。

ところが、引越しは日をまたいで行うと費用が倍増します。作業スタッフを2日分確保しなければならないとなると、単純計算で人件費も2日分かかってくるわけです。
そのため、朝から始めればその日のうちに終わるような作業量の引越しは、わざわざ日をまたぐ(例えば「午後から翌日の午前」)と経済的ではありません。こうしたこともあり、1日のうちに引越しを終えることができる午前の便には、人気が集中します。

また、夕方や夜までに引越しを完了していたほうが、1日の残り時間を翌日の仕事などの準備に当てられますので気分的にラクということもあります。これも午前の便に人気が集まる理由のひとつのようです。

さて、ここまで読んでみて、鋭い方はすでにお気づきかもしれませんが、荷物の少ない人であれば午前の便より午後の便を頼んだほうが引越し費用は安く済むのです。この点について、具体的な金額やその理由などをもう少し詳しく見ていきたいと思います。

午前と午後、それぞれのメリットとデメリット

午後の枠のほうが料金は安いのですが、その理由について掘り下げていきましょう。

サカイ引越センターによれば「午前中の便を指定する場合、通常は朝から搬出を行うため、開始時間がある程度把握でき、(距離にもよりますが)搬入が早く終了するなど時間を有効に活用できるメリットがあります。
午後の便では、基本午前の便の作業が終わってからの作業になります。そのためトラックが到着する時間が推測しにくく、道路事情などで大幅に遅れる可能性があるなどタイムロスが発生しやすいというデメリットがあります。
そのため基本的に午前の便が人気が高く、予約も早く埋まるため、午後からの便はデメリットをカバーするために料金が安くなりやすい特徴があります」とのこと。

午前の枠と午後の枠では、それぞれにメリットとデメリットがあるようですね。まとめるとこうなります。

・午前:作業の開始時間が読みやすく、タイムロスが少ない。その分人気が高く、料金が下がりにくい。
・午後:作業の開始時間が読みにくく、タイムロスが多くなりやすい。その分料金が下がりやすい。

引越し業者は、その日ごとにチームを編成して引越しの依頼に当たります。「今日はスタッフ3人でチームx。チームxは案件AとBを、チームyは4人で案件Cを担当――」といった具合です。ひとつのチームが1日のうちに複数の案件を掛け持ちすることは何も珍しいことではありません。

1日のうちに複数の案件を担当するチームは、まず最初の案件をこなしてから次の案件へと向かいます。ひとつめの案件にかかる時間は引越し業者のもつノウハウや経験からだいたい割り出せますが、実際にかかる時間は当日の現場における作業の難易度や道路状況によってある程度前後します。すると2件目以降の開始・終了時刻が少し流動的になってきます。

この、時間の前後する幅が上に出てきた“タイムロス”に当たります。午後1時から2時の間に引越し業者が来ることになったら、待つ方は午後1時から準備しますが、実際に来たのが2時だったら1時間ただ待つだけの時間が生じてしまうわけですね。

どうしてもタイムロスが生じてしまう実情を、アート引越センターは以下のように語っています。
「午後の作業というのは、その日の午前に入っている作業が終わらないと行けません。ですから、午後便は『必ず何時に行ける』と断言はできないのです。
もちろん『○時~○時の間におうかがいします』ということはお伝えできますが、きっかり何時に、というお約束は難しく、午前の時間帯であればその日の最初の作業になりますので『何時から』という時間の指定ができます」

午後便はどんな人に向いている?

アート引越センターでは“フリー便”という時間枠を用意しているそうです。こちらを利用すると、時間設定ができない分料金が安くなります。

フリー便は、引越しの2日前までにある程度の時間を引越し業者から伝えられて、当日はその時間に作業を行うことになります。午前が空いていれば午前の提案を、依頼者が午後を希望すれば午後に…という具合に調整可能な範囲で相談ができます。

午後便・フリー便ともに、利用するのに向いているのは、まず「時間に融通がきく」、そして「荷物の量が少ない(単身者など)」人です。

時間の融通に関するご説明は先ほどしましたが、ではなぜ荷物の量の少ない人が午後便・フリー便に向いているのでしょうか。

それは、例えば家族などの引越しの荷物量だと、午後から作業を始めてしまうと、その日のうちに引越し作業が終わらないことが多いから。その日のうちに引越しが終わらないということは、費用も余分にかかってしまうということです。
ですから、午後から引越し作業を行ってもその日のうちに引越しを終えられる「荷物の量が少ない単身者」に、午後便・フリー便が向いているといえるんですね。

さて、午後便の具体的な割引金額ですが、アート引越センターのフリー便を例にすると、単身・近距離の引越しなら、料金は標準的な見積もりよりも1万~2万円安く済むようです。


このように、引越しの料金は作業を行う時間帯によって変わります。引越し業者にある程度のスケジュール調整をゆだねる余裕があるのなら、こうした大きな割引を期待することができるのです。利用できる条件が整っているのであれば、ぜひ活用したいところですね。

取材協力:アート引越センター http://www.the0123.com/
       サカイ引越センター http://www.hikkoshi-sakai.co.jp/

掲載:2017年2月20日
写真:PIXTA


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