愛犬と一緒に新居へ! 引越しによるペットのストレスを軽減させるポイントは?

愛犬と引越し! 引越しによる「ペットのストレス」を軽減させるには?

ペットにとってみれば、突然新しい環境に移ったときは何が起きたかわからなくて混乱するもの。犬と一緒に引越しをする場合、気になるのが引越しに伴うストレスです。少しでもストレスを軽減させて新居に慣れてほしいですよね。犬と引越しするときに気をつけておきたいポイントを、川瀬獣医科病院の新井庸之院長にうかがいました。

犬は飼い主がいれば新しい環境に順応しやすい

一概には言えないものの、一般的には犬は猫などに比べて飼い主との結びつきが強い動物です。引越して新しい環境に移ったとしても、飼い主がそばにいてくれたら比較的環境に順応できるようになるそう。

「同じ犬種でも性格はかなり異なり、ストレスの感じ方もそれぞれです。普段の様子から自分のペットの性格を把握していれば、引越したときにストレスをどの程度感じているかは予測できるかもしれません」(新井院長、以下同)

たとえば、同じ猟犬の役割を果たしていた犬でも、獲物を追いかける「ストップ犬」、主人が仕留めた獲物を回収する「リトリーブ犬」の二種類がいます。
「ストップ犬」はセッターやポインター、コッカースパニエルなどで、「リトリーブ犬」はゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなどが該当します。役割が違えば、犬の特性は大きく変わってくるものです。しかし、同じゴールデンレトリバーだからといって、全ての犬が主人に従順で温厚な性格だとは限りません。人間が個人によって性格が違うのと同じように、犬もそれぞれタイプが違ってきます。

新しい環境が苦手だったり、比較的繊細な性格のペットならば事前に引越すときの対策を考えておけるといいですね。

犬がストレスを感じているサイン

程度の差はあれどもストレスはどんな犬でも感じるものです。犬がストレスを感じているというサインは下記のようなものがあります。

・体を舐める
猫と比べると、犬が体を舐める頻度は少ないもの。犬が何度も体の一部を舐めている症状が見られるときは、欲求が満たされていないストレスサインだと考えられます。

・しっぽを追いかける
子犬は好奇心旺盛で遊ぶことが大好きです。ときには自分のしっぽをおもちゃにして遊んでしまうほど。しかし、飼い主があまり構ってくれないなど、さみしさや退屈に感じているせいかもしれません。

・体を震わせる
緊張している、もしくは何かに対して怖がっているのかもしれません。

・お腹を壊す
下痢をすると、食あたりや病気の可能性が考えられます。しかし、下痢の原因はストレスからきている場合もあります。

・あくびをする
あくびは眠いときや、リラックスしている状態から出てくるもの。しかし、ストレスを感じ取ったときは、逆にあくびをすることによってリラックス状態をつくり出そうという心理が働くことがあります。


これらは、必ずしも犬がストレスを感じてとっている行動かどうか、見ただけではわからないもの。単純に体がかゆくて舐めているだけといった可能性も十分考えられます。つまり、行動だけでストレスサインを感じ取ることは難しいのです。しかし、引越しした後に、これまでと違う行動を取っていたらなんらかのサインかもしれません。異変を感じ取ったものの自力で解決できない場合は、動物病院で診てもらったほうが安心です。

引越しの移動中に気をつけるべきポイント

それでは実際に、引越ししたときにできるだけ犬にストレスを感じさせないための方法を紹介します。引越しに伴うストレスは、引越し後ではなく引越しの移動中にも発生します。

引越し先が移動に何時間もかかるような遠方の場合、ペットにとっては移動時間そのものが負担になる可能性があります。オプションサービスで、ペットの輸送や、専門業者と提携を行っている引越し業者も存在します。専門のスタッフが運んでくれるので、自分が引越し作業で慌ただしくしているときならば利用してみるほうがペットへの負担も減るかもしれません。

「猫は比較的、車での移動に耐えられるのですが、犬は車酔いをします。普段から車に乗せているなら問題ありませんが、これまでほとんど乗り慣れていない犬を、車に乗せると酔ってしまう可能性も。
最近はサービスエリア内にドッグランが設置されているスポットも多いですよね。できるだけサービスエリアにこまめに寄るようにするなど、車の外に出して気分転換させてあげるようにしましょう。移動中はできるだけ犬がリラックスできるように注意するといいですよ」

普段から車に乗っていない犬ならば、なおさら移動中に気を配ってあげることが大切です。こまめに車の外に出すほか、車が揺れないように静かに運転することも肝心。急発進や急ブレーキをかけると、どうしても車酔いをしやすくなります。ドライバーは注意して運転するようにしましょう。

ペットと引越した後の生活で気をつけたいこと

新居での生活が始まったら、新しい環境に慣れるまではできるだけペットとコミュニケーションをとるように意識することが大切です。

「犬は環境よりも人間との関係に依存するもの。飼い主と接する時間をもつことによってストレス軽減につながります。できるだけ散歩に行ったり、一緒に遊んであげる時間を多く確保するといいでしょう。引越し直後は、体が新しい環境に慣れていない時期ではあります。引越す前と同じ時間に散歩や食事をするなど、今までと変わらない生活サイクルにしてあげるといいですよ」

引越し後は、荷ほどきや各種手続きなどやらなければならないことも多いですよね。しかし、空いた時間をうまく活用してできる限りペットと一緒にいる時間をつくりたいものです。慣れるまでは意識的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

また、引越して感じるストレスは不安などといったマイナスの要因からくるものだけではないそうです。

「犬は不安もストレスの原因になりますが、楽しいと感じたこともストレスにつながります。たとえば、人間の子どもが遠足に行って帰ってきたら興奮してしまい熱が出てしまった、ということがありますよね。犬も同様に、新しい環境に移って楽しくて気分が浮かれてしまうことがあります。気持ちが高ぶって普段よりも興奮してしまい、疲れて具合が悪くなるケースも。

ですから、あまり興奮させすぎないというのも犬のストレスを軽減させるひとつの手段です。飼い主が慌ただしく動き回っているのを見ると『何が起こったのだろう』と異変を感じて興奮してしまうので、できるだけペットの前では普段通りの行動をとるように意識してみてください」

犬は飼い主の行動をよく見ているものです。引越し前でも、荷造りなどの準備でバタバタしていると、その異変を察知した犬がストレスを感じることもあるそう。引越し前後に普段と変わらない生活を送るのは難しいですが、ペットの前だけ意識するようにしてみるといいかもしれません。

どうしても引越しに伴うストレスは感じてしまうものです。少しでもペットのストレスを減らすためにも、できるだけ一緒に過ごすようにして安心させてあげたいですね。


<取材協力>
新井庸之(川瀬獣医科病院院長)


掲載:2017年1月24日
写真:PIXTA


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