6月の引越し見積もり相場を解説。「値段が安くお得」って本当?
公開日 2020年06月16日
春の引越しシーズンや大型連休が過ぎて6月になると、高騰する傾向にあった引越し料金が少しずつ落ち着いてきます。ここでは、引越し業者に依頼が殺到する時期を避け、リーズナブルに引越ししたいという方に向けて、6月の引越し見積もり相場を紹介。
6月でも値段が安い日の見つけ方や、雨が多いこの季節に引越しする場合の注意点などとあわせてご紹介します。
■目次
・6月の引越し見積もり相場
・6月のなかでも引っ越し見積もり料金が最も安い日を見つけるには?
・雨の日が多い6月の引越しの注意点3つ
・まとめ

6月の引越し見積もり相場
引越し見積もり料金は、時期によって大きく変動します。
とくに高くなりがちなのが3月から4月にかけて。新生活のスタートを間近に控えたこの時期、引越しの依頼が集中し、業者は繁忙期を迎えます。すると、通常期(閑散期)のように割引料金が適用されにくくなり、引越し見積もり料金が高くなる傾向があるのです。
繁忙期に高騰した引越し料金も、春の引越しシーズンや大型連休が過ぎるころにはずいぶん落ち着いてきます。6月の引越し見積もり料金が他の月と比べてどの程度安くなるのか、チェックしてみましょう。
【月別の引越し費用(単身者)】
単身(荷物小) | 単身(荷物大) | |
---|---|---|
1月 | 4万7,189円 | 6万4,776円 |
2月 | 4万8,617円 | 6万2,694円 |
3月 | 5万8,168円 | 8万7,643円 |
4月 | 5万5,010円 | 8万1,943円 |
5月 | 5万365円 | 6万6,955円 |
6月 | 5万193円 | 6万3,121円 |
7月 | 4万8,053円 | 6万7,773円 |
8月 | 4万5,746円 | 5万8,447円 |
9月 | 4万9,332円 | 5万9,896円 |
10月 | 4万5,989円 | 6万2,489円 |
11月 | 4万7,022円 | 5万6,935円 |
12月 | 4万5,033円 | 6万4,202円 |
【月別の引越し費用(家族[カップル含む])】
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|
1月 | 7万5,567円 | 9万3,538円 | 12万4,574円 |
2月 | 8万3,686円 | 10万637円 | 12万9,057円 |
3月 | 11万8,811円 | 15万3,053円 | 18万8,056円 |
4月 | 10万8,299円 | 12万7,782円 | 16万1,086円 |
5月 | 8万4,425円 | 10万4,215円 | 13万1,126円 |
6月 | 8万3,135円 | 9万7,903円 | 11万9,801円 |
7月 | 7万7,581円 | 10万4,334円 | 13万5,284円 |
8月 | 8万1,582円 | 9万3,941円 | 13万4,292円 |
9月 | 7万9,931円 | 10万672円 | 12万3,822円 |
10月 | 8万1,126円 | 10万1,707円 | 12万6,909円 |
11月 | 7万5,841円 | 10万9,692円 | 12万526円 |
12月 | 7万9,993円 | 9万8,735円 | 12万3,888円 |
単身者(荷物大)では、3月に8万7,643円まで上昇していた値段が6月には6万3,121円に。2万円以上も下がっているのが分かります。
単身者(荷物小)の場合も、3月に5万8,168円だったのが、6月には5万193円に。大幅な値段の下降が見られます。
荷物が多く、引越し見積もり料金が高くなる傾向にある家族の場合は、さらに大幅な値段の変化が。引越し料金相場が最も高い月はやはり3月で、値段は11万8,811円(2人家族)、15万3,053円(3人家族)、18万8,056円(4人家族)です。
6月には、それぞれ値段が8万3,135円円(2人家族)、9万7,903円(3人家族)、11万9,801円(4人家族)まで下降。なかでも4人家族では、6万円以上と下げ幅が大きく、1年中でも6月が最安値となっています。
6月の引越し見積もり相場は、他の月と比べるとかなり低めで、とくに家族が多い人ほど割安感があります。引越し時期にこだわりがない場合は、6月の引越しを検討してみてください。

6月のなかでも引っ越し見積もり料金が最も安い日を見つけるには?
同じ6月でも、どの日を選ぶかによって引っ越し見積もり料金が大きく違ってきます。最も値段が安い日を見つける効果的な方法についてまとめました。
土日よりも平日が安い!ただし、移動距離によっては…
とくに注意したいのが曜日。一般的には、平日よりも土日に引っ越しの依頼が集中しやすいと言われており、そのことが割引率にも影響します。
例えば、アーク引越センターの「引っ越しお得日カレンダー」によれば、2020年6月の日ごとの割引率は以下の通りです。
引用元:アーク引越センター
土日よりも平日に割引が適用されている日が圧倒的に多いことが分かります。
ただし、必ずしも平日の引っ越し料金が安いとは限りません。6月など通常期の平日/土日・祝日別の引っ越しにかかった値段を表にまとめると以下のようになります。
【平日/土日・祝日の引っ越しにかかった値段(通常期)】
平日 | 土日・祝日 | |
---|---|---|
15km未満 市区町村内程度 | 7万7,635円 | 8万1,255円 |
50km未満 都道府県内程度 | 7万7,665円 | 8万1,998円 |
200km未満 同一地方内程度 | 9万2,296円 | 8万8,843円 |
500km未満 近隣地方程度 | 11万7,509円 | 11万5,234円 |
500km以上 遠距離地方程度 | 14万6,472円 | 16万5,141円 |
概ね平日の値段のほうが安いようですが、「200km未満(同一地方内程度)」と「500km未満(近隣地方程度)」で土日・祝日のほうが割安です。引っ越しする距離に応じて曜日を選ぶのもよいかも知れません。
同じ6月でも中旬に狙いを定める
また、6月の上旬・中旬・下旬のうち、どのタイミングで引っ越しするかによっても引っ越しの値段が違ってきます。アーク引越センターの「引っ越しお得日カレンダー」で割引が適用されている日数は以下の通りです。
6月 | 割引が適用されている日数 |
---|---|
上旬 | 7日 |
中旬 | 8日 |
下旬 | 6日 |
縁起がよいとされる日を避け
大安を避けるのもおすすめです。引っ越し日を決める際、お日柄を見て判断する人が少なくありません。六曜においてとくに縁起がよいとされる大安が引っ越し日に選ばれることが多く、依頼が集中し値段が高くなる傾向があります。逆に、人気がないのが仏滅や赤口。2020年6月の仏滅や赤口は以下の通り。ぜひ参考にしてみてください。
仏滅 | 4日・10日・16日・26日 |
赤口 | 6日・12日・18日・22日・28日 |
一括見積もりサイトが便利
引っ越しする時期やタイミングによって、引っ越しの値段は大きく変動します。また、引っ越し業者によっても日ごとの引っ越し料金はまちまちです。一括見積もりサイトを利用すれば、複数の引っ越し業者の見積もりを同時に、速やかに得ることが可能。最安料金を知ることができるだけでなく、最大で50%も安くなる場合もあるので、ぜひ活用してみてください。

雨の日が多い6月の引越しの注意点3つ
引っ越しの値段が安くなる半面、6月の引越しには、他の月と比べて気をつけたいこともあります。6月に引越しをする際の注意点を3つご紹介します。
荷物が濡れないよう梱包を入念に
6月といえば、雨の季節。大切な荷物を濡らしてしまわないよう、雨対策が欠かせません。
とくに水濡れによって不具合を起こしやすい家電製品や精密機器は、ビニールで覆うなど万全の防水対策をしておきましょう。水滴が跡になりがちな革靴などの革製品も同様です。
濡れると強度が落ちるダンボールにも一工夫したいところ。底が抜けないように頑丈に梱包したり、中身を軽くしたりするのがおすすめです。
引越しが終わっても気が抜けません。荷物に付着した水滴などで入居早々に新居を汚しててしまうことになりかねないからです。
搬入が終わった後、水滴をふき取るための雑巾を多めに用意しておくのがよいでしょう。汚れが気になるところに、マットやシートを事前に敷いておくのもおすすめです。
冷蔵庫の食品管理を徹底する
6月は食材が傷みやすい時期です。食料を無駄にしないために、引越日までにすべて使いきれるような献立を考えるなど、計画を立てておきましょう。
使い切れず、食材が残ってしまうケースもあると思います。その場合は、常温保存できない調味料などと一緒にクーラーボックスに入れて新居に運ぶのが理想的。もちろん、安全性が確保できないようなら、思い切って捨ててしまうのもありです。
ちなみに、醤油やソース、酢などの調味料は、液漏れしないようしっかり蓋を。蓋の周囲や容器全体を新聞紙などクッション材で包むのも効果的です。
キャンセルポリシーの事前確認をしっかり
災害が起きる可能性がない限り、大雨でも引越しは決行するのが一般的。雨が理由でキャンセルする場合、どんなペナルティがあるのか、気になるところです。
ほとんどの引越し業者は、キャンセル料について、国の基準である「標準引越運送約款」に基づいて決定しています(2018年に大幅に改定)。それによると、引越しをキャンセルするときのルールは以下の通りです。
キャンセル日 | キャンセル料 |
---|---|
引越し当日 | 見積もり運賃の50%以内 |
引越し前日 | 見積もり運賃の30%以内 |
引越し2日前 | 見積もり運賃の20%以内 |
規定のキャンセル料さえ払えば、雨が理由でのキャンセルもできますが、すでに使用した梱包資材などの料金は支払わなくてはなりません。未使用品の返却も必要なので、キャンセルはできるだけ避けるのがベターです。
どうしても雨を避けたい場合、キャンセル料のかからない期間を事前に確認し、余裕を持って日程変更するのがよいでしょう。

まとめ
家族構成によっては、値段が最安となるなど、6月は繁忙期に比べてかなり安い料金で引越しすることができます。ただし、同じ6月でも、タイミングや利用する引越し業者によって金額はまちまち。一括見積もりサイトを活用するなどして、お得に安全に引越ししてください。雨の日が多い6月特有の注意点もどうぞお忘れなく。
写真:PIXTA
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