4月の引越し見積もり料金は4割増し!?最安日の見つけ方や格安で引越しする方法もチェック
4月は引越し業者に依頼が集中する繁忙期。他の月に比べて、引越し見積もり料金相場が上がる傾向にあります。「気がついたら予算オーバー」という事態を避けるためには、料金相場を押さえておくことが大切です。
4月の引越し見積もり料金について、安い日を見つける方法や、引越し代を安くする方法とあわせてご紹介します。
■目次
・4月は引越し繁忙期!見積もり料金相場は最安月と比べて最大4割増し
・4月の引っ越し見積もり料金が最も安い日は?
・4月の引っ越し見積もり料金を安くするこんな方法も
・まとめ

4月は引越し繁忙期!見積もり料金相場は最安月と比べて最大4割増し
引越し料金は、荷物量や移動距離だけでなく、引越しする時期によっても大きく左右されます。
とくに新生活がスタートする4月は、引越し業者に依頼が集中しやすい時期です。俗に繁忙期と呼ばれ、引越し料金が高くなる傾向があります。
まずは繁忙期と通常期(閑散期)とで、引越し見積もり料金相場にどのくらい違いがあるかをチェックしておきましょう。
【通常期/繁忙期の引越し料金相場平均】
通常期 | 繁忙期 | 差額(繁忙期-通常期) | |
---|---|---|---|
単身(荷物小) | 43,770円 | 51,460円 | 7,690円 |
単身(荷物大) | 56,966円 | 74,417円 | 17,451円 |
2人家族 | 74,505円 | 97,915円 | 23,410円 |
3人家族 | 92,675円 | 123,358円 | 30,683円 |
4人家族 | 115,730円 | 155,096円 | 39,366円 |
5人家族 | 163,549円 | 210,174円 | 46,625円 |
通常期と繁忙期とで、最大で46,625円も料金相場に違いがあるのが分かります。平均すると、繁忙期は通常期に比べて3割程度高くなるようです。
繁忙期のなかでも、4月の見積もり料金相場はどのくらい高いのでしょうか。単身者と家族に分けて見ていきましょう。
【引越しにかかった月別の料金相場(単身者)】
単身(荷物小) | 単身(荷物大) | |
---|---|---|
1月 | 47,189円 | 64,776円 |
2月 | 48,617円 | 62,694円 |
3月 | 58,168円 | 87,643円 |
4月 | 55,010円 | 81,943円 |
5月 | 50,365円 | 66,955円 |
6月 | 50,193円 | 63,121円 |
7月 | 48,053円 | 67,773円 |
8月 | 45,746円 | 58,447円 |
9月 | 49,332円 | 59,896円 |
10月 | 45,989円 | 62,489円 |
11月 | 47,022円 | 56,935円 |
12月 | 45,033円 | 64,202円 |
荷物が少ない単身者の引越し料金のうち、4月は2番目に高く55,010円。最も安い12月の45,033円より2割程度高く、差額は9,977円です。
荷物が多い単身者の引越し料金でも、4月は2番目に高く81,943円です。最も安い11月の56,935円に比べておよそ4割増しの料金で、25,008円の差額があります。
【引越しにかかった月別の料金相場(家族[カップル含む])】
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|
1月 | 75,567円 | 93,538円 | 124,574円 |
2月 | 83,686円 | 100,637円 | 129,057円 |
3月 | 118,811円 | 153,053円 | 188,056円 |
4月 | 108,299円 | 127,782円 | 161,086円 |
5月 | 84,425円 | 104,215円 | 131,126円 |
6月 | 83,135円 | 97,903円 | 119,801円 |
7月 | 77,581円 | 104,334円 | 135,284円 |
8月 | 81,582円 | 93,941円 | 134,292円 |
9月 | 79,931円 | 100,672円 | 123,822円 |
10月 | 81,126円 | 101,707円 | 126,909円 |
11月 | 75,841円 | 109,692円 | 120,526円 |
12月 | 79,993円 | 98,735円 | 123,888円 |
家族の引越し料金のうち、4月は2番目に高く「2人家族」の場合で108,299円、「3人家族」で127,782円、「4人家族」で161,086円となっています。
最も安い月は、「2人家族」で75,567円(1月)、「3人家族」で93,538円(1月)、「4人家族」で119,801円(6月)となっており、4月との差額はそれぞれ32,732円、34,244円、41,285円。最も安い月に比べ、4月の引越し費用がおよそ3〜4割増しになる計算です。
単身者と家族、どちらの場合も、4月の引越し見積もり料金相場は3月に次ぐ最高水準と言えます。料金相場を見る限り、引越し料金をできるだけ抑えるつもりなら、4月に引越しするのは見合わせるのがよさそうです。

4月の引っ越し見積もり料金が最も安い日は?
とはいえ、4月に新生活をスタートする場合や急な転勤がある場合など、どうしても4月に引っ越ししなくてはならないケースも多いことでしょう。やむをえず4月に引っ越しする人のために、4月のなかで最も安い日を見つける方法をご紹介します。
4月は上旬>中旬>下旬の順に混雑する予想
引っ越し料金相場は、引っ越し業者の混雑具合によって変動する傾向があります。そのため、同じ4月でも、比較的混雑しない時期を選ぶことができれば、引っ越し見積もり料金を安くすることが可能です。
国内の運送会社からなる業界団体「全日本トラック協会」は、引っ越し繁忙期の混雑を防ぐ目的で、「引越混雑予想カレンダー」を提供しています。
出典:公益社団法人全日本トラック協会
4月は1カ月を通じて混雑する見込みですが、なかでも上旬の混雑がとくに激しい模様です。4月に引っ越しをする場合は、できるだけ月末に近い日を選ぶのがよいでしょう。
4月で最も安い日は?大手引っ越し業者の割引カレンダーをチェック
引っ越し業者が提供している割引カレンダーを参照することで、引っ越し料金が比較的安い日を見つけることができます。例えば、アーク引越センターの2022年4月の割引率は以下の通りです。
【アーク引越センターの2022年4月の割引カレンダー】
アーク引越センターの場合、最安となるのは「30%OFF」が適用される14日と26日。中旬と下旬に1日ずつ用意されています。また、20%以上の割引料金が適用される日が、4月上旬・中旬がそれぞれ2日に対して、下旬には3日となっています。
土日に割引料金の適用がほとんどない点にも注目したいところ。一般的に平日よりも休日に引越しの依頼が集中する傾向があり、混雑状況が4月の引越し料金に反映されているのが分かります。
4月に引越しするなら、下旬の平日が狙いどころと言えそうです。
4月の最安日を見つけるなら一括見積もりサイトが近道
引っ越し繁忙期である4月の見積り料金は依頼する業者によってまちまちです。4月の同じ日でも、提示される見積り料金が異なるケースが少なくありません。
引っ越し料金が高騰する4月の最安日を探すなら、一括見積もりサイトを利用するのが便利です。大手から中小まで、さまざまな引っ越し業者から同時に見積もりをとることができるので、荷物量や移動距離など、ケースごとの最安料金を簡単に見つけることができます。
基本的な情報を入力するだけで時間も手間もかかりません。手軽に相見積もりをとる方法として、積極的に活用してみるとよいでしょう。

4月の引っ越し見積もり料金を安くするこんな方法も
引っ越し日は4月から動かせない、でも料金を安くしたいという方は、以下のような方法を試してみるのもよいかもしれません。
荷物量を減らして4月の見積もり料金を大幅ダウン
引っ越し見積もり料金は、荷物量に比例して高くなります。荷物量を減らすことができれば、引っ越し見積もり料金を効果的に抑えることが可能です。
荷物量の目安になるのが、引っ越しで利用するトラックのサイズ。以下は、引っ越し見積もり料金相場を、利用するトラックのサイズごとにまとめたものです。
【トラックサイズ別の引越し見積もり料金相場】
トラックの種類 | 大きさ | 荷物量の目安 | 料金相場 | |
---|---|---|---|---|
単身 | 軽トラック | 約5~5.5㎥程度 | 単身(荷物小) | 5万456円 |
1.5tトラック 2tショートトラック | 約10~11㎥程度 | 単身(荷物大) | 7万1560円 | |
家族 | 2tロングトラック 2.5tトラック | 約15~17㎥程度 | 家族(2人) | 10万9801円 |
3tトラック | 約25㎥程度 | 家族(3人) | 13万503円 | |
4tトラック | 約30㎥程度 | 家族(4人) | 17万4365円 | |
10t以上の大型トラック | 約40㎥程度 | 家族(5人以上) | 24万9721円 |
全体平均額 11万2126円
●調査概要
「引越しに関する実態把握調査」(リクルート住まいカンパニー)
【調査実施時期】2013年3月22日(金) ~2013年3月29日(金)
【調査対象者】18~69歳の男女
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】20,000サンプル
【調査実施機関】楽天リサーチ株式会社
トラックのサイズに比例して、引っ越し見積もり料金が高くなっているのが分かります。荷物量を減らしてワンサイズ下のトラックを利用できれば、最大で73,556円(「10t以上のトラック」→「4tトラック」)、最小でも20,702円(「3tトラック」→「2tロング〜2.5tトラック」)の引っ越し代の節約に。
午後便やフリー便が断然お得
引っ越し見積もり料金相場は、引っ越しの時間帯によっても大きく変動します。以下の表は、時間帯別の引っ越しにかかった料金相場を時間帯別にまとめたものです。
【時間帯別の引っ越し料金相場】
単身者 | 家族(カップル含む) | |
---|---|---|
8時ごろ | 59,986円 | 104,584円 |
9時ごろ | 54,808円 | 98,998円 |
10時ごろ | 43,813円 | 80,793円 |
11時ごろ | 38,617円 | 68,070円 |
12時ごろ | 40,757円 | 63,509円 |
13時ごろ | 38,849円 | 60,595円 |
14時ごろ | 40,350円 | 60,843円 |
15時ごろ | 35,422円 | 60,436円 |
16時ごろ | 34,197円 | 66,537円 |
17時ごろ | 30,741円 | 59,953円 |
18時ごろ | 33,430円 | 75,874円 |
19時ごろ | 39,500円 | 54,745円 |
※対応していない引越し業者が多い「7時以前」の時間帯を除外
単身者・家族ともに、午後の引越し見積もり料金のほうが安くなる傾向があるのが分かります。
単身者では、最も料金が安いのが「17時ごろ」で30,741円、最も高いのが「8時ごろ」で5万9,986円です。家族では、「19時以降」で54,745円と最も料金が安く、「8時ごろ」で104,584円と最も高くなっています。
同じ日であるにもかかわらず、最高値と最安値で5万円近くの違いがあることになります。午後便や時間指定しないフリー便を利用することで、引越し代の大幅な節約が期待できます。
長距離の引越しなら混載便が割安
4月に長距離の引越しをする場合は、混載便を利用する手もあります。混載便とは、同じ方面へ向かう複数の荷物をまとめて混載するトラックのこと。1台のトラックを複数の依頼者でシェアするため、料金が安く設定されています。
混載便の例として、以下のサービスが挙げられます。
引っ越し業者 | プラン名 | プラン特徴 |
---|---|---|
アーク引越しセンター | ミニ引越し長距離プラン | 荷物量が少なめで長距離(100km以上が目安)の引越し向け。大型家具・家電の荷造りや運び込みなどはスタッフが対応。 |
荷物量が少ない4月の引越しには単身パックが使える
単身者におすすめの引越しプランが単身パックです。単身パックの特徴は、決められたサイズのコンテナに荷物を収め、他の依頼者の荷物と一緒に大きなトラックに積み込んで運ぶ点にあります。
一般的な引越しプランに比べて人件費や燃料費などを削減できるため、割安な料金で利用することが可能です。単身パックの例として、以下のサービスが挙げられます。
引っ越し業者 | プラン内容 | コンテナサイズ |
---|---|---|
日本通運 | 「単身パックS」「単身パックL」の2種類から選択できる。 | ・コンテナサイズ(S):横108×高さ155×奥行き74cm ・コンテナサイズ(L):横108×高さ175×奥行き104cm |
できるだけ早く見積もりを申し込む
引越し業者への見積もりは、できるだけ早く依頼するのがおすすめです。早めに見積もりを依頼すれば、安く引越しできる日程を提案してもらえる可能性があります。
なお、引越し見積もり依頼は、2~3カ月前から予約を受け付けている業者が多いようです。希望する日程を確実に押さえるためにも、できるだけ早めに見積もりを依頼するのがよいでしょう。

まとめ
引越し繁忙期である4月は見積もり料金が高くなる傾向があります。通常時と比べて最大で4割増しとなるケースもあり、引越し代を抑えるためには、一括見積もりサイトや割安なプランを利用するのがおすすめです。ケースに合わせてうまく活用し、4月の引越しを乗り切ってください。
※特記のない記事内データは、2020年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出しています
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