【10月の引越し見積もり料金相場】最も安い日の見つけ方は?引越し代を安くするには?
最終更新日 2022年08月04日
10月は引越しの依頼がそれほど多い時期ではありません。引越し見積もり料金相場は比較的安定していますが、転勤にともなう急な引越しなどでは、思わぬ費用が発生することも。10月に引越しをお考えの方に向けて、料金相場とあわせて、最安日を見つける方法や引越し料金を節約する方法などについてご紹介します。
■目次
・10月は引越し閑散期!引越し見積もり料金相場が最大で5割安に
・転勤シーズンの10月に引越しする際の注意点
・10月の引越し見積もり料金が安い日を見つけるには?
・10月の引越し見積もり料金を抑える効果的な方法は?
・まとめ

10月は引越し閑散期!引越し見積もり料金相場が最大で5割安に
10月は引越し業者への依頼が比較的少なくなる時期です。引越し業者に依頼が集中する3〜4月に比べると、引越し料金が安くなる傾向があり、引越しに適した時期といえるでしょう。
以下の表は、10月の引越し料金相場を家族構成ごとにまとめたものです。
【10月の引越し料金相場】
単身(荷物小) | 単身(荷物大) |
---|---|
4万5,989円 | 6万2,489円 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 |
---|---|---|
8万1,126円 | 10万1,707円 | 12万6,909円 |
※2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出
10月の引越し料金相場がどのくらい安いのかを確認するために、年間の引越し料金相場平均と比較してみましょう。
【引越し料金相場平均(年間)】
単身(荷物小) | 単身(荷物大) |
---|---|
4万9,226円 | 6万6,406円 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 |
---|---|---|
8万5,831円 | 10万7,184円 | 13万4,868円 |
※2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出
「単身(荷物小)」ではおよそ3,000円、最も差額が大きい「4人家族」でも8,000円程度ですが、すべてのケースで10月の引越し料金相場が平均を下回っているのが分かります。
また、10月の引越し料金相場では、「単身(荷物小)」と「単身(荷物大)」の引越し料金の差額が1万6,500円と大きめ。荷物量を減らすことができれば、引越し代を大きく節約できそうです。
では、1年を通して見た場合、10月の引越し料金はどのくらい割安感があるのでしょうか。
以下の表は、単身者と家族の引越し料金相場を月別にまとめたものです。
【月別の引越し料金相場(単身者)】
単身(荷物小) | 単身(荷物大) | |
---|---|---|
1月 | 4万7,189円 | 6万4,776円 |
2月 | 4万8,617円 | 6万2,694円 |
3月 | 5万8,168円 | 8万7,643円 |
4月 | 5万5,010円 | 8万1,943円 |
5月 | 5万0,365円 | 6万6,955円 |
6月 | 5万0,193円 | 6万3,121円 |
7月 | 4万8,053円 | 6万7,773円 |
8月 | 4万5,746円 | 5万8,447円 |
9月 | 4万9,332円 | 5万9,896円 |
10月 | 4万5,989円 | 6万2,489円 |
11月 | 4万7,022円 | 5万6,935円 |
12月 | 4万5,033円 | 6万4,202円 |
※2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出
10月の単身者の引越し料金は、荷物が少ない単身者で3番目、荷物が多い単身者でも4番目の安さとなっています。最も高い3月と比べると、差額はそれぞれ、1万2,179円(荷物が少ない単身者)、2万5,154円(荷物が多い単身者)です。
引越し時期が1カ月ずれるとどうでしょうか。
荷物が少ない単身者では、9・11月と比べると10月が最安ですが、引越し料金は各月ともほぼ同水準。最大でも3,000円程度の差となっています。
荷物が多い単身者では、9・11月と比べると10月が最高値。9月のほうが2,500円、11月のほうが5,500円ほど安くなっています。引越し時期にこだわらない場合は、無理に10月に引越しする必要はなさそうです。
【月別の引越し料金相場(家族)】
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|
1月 | 7万5,567円 | 9万3,538円 | 12万4,574円 |
2月 | 8万3,686円 | 10万,637円 | 12万9,057円 |
3月 | 11万8,811円 | 15万3,053円 | 18万8,056円 |
4月 | 10万8,299円 | 12万7,782円 | 16万1,086円 |
5月 | 8万4,425円 | 10万4,215円 | 13万1,126円 |
6月 | 8万3,135円 | 9万7,903円 | 11万9,801円 |
7月 | 7万7,581円 | 10万4,334円 | 13万5,284円 |
8月 | 8万1,582円 | 9万3,941円 | 13万4,292円 |
9月 | 7万9,931円 | 10万,672円 | 12万3,822円 |
10月 | 8万1,126円 | 10万,1707円 | 12万6,909円 |
11月 | 7万5,841円 | 10万9,692円 | 12万,526円 |
12月 | 7万9,993円 | 9万8,735円 | 12万3,888円 |
※2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出
10月の家族の引越し料金は、2人・4人家族で6番目、3人家族では7番目の安さ。順位は決して高くありませんが、最も高い月と比べると4〜5割も安い計算です。
金額にすると、最も高い月と比較して2人家族で3万7,685円、3人家族で5万1,346円、4人家族では6万1,147円もの引越し代を節約することができます。
「10月に引っ越しを考えているけれど前後の月にずらすことも出来る」という方のために、前月と翌月の引越し料金とも比較してみましょう。
9月の家族の引越し料金相場は10月とほぼ同水準で、差額は最も大きい4人家族の場合で3,000円ほど10月のほうが高くなっています。
11月の家族の引越し料金相場と比べると、2・4人家族で10月の引越し料金のほうが5,000〜6,000円程度高いことが分かります。ところが、3人家族では10月のほうが8,000円近く安くなっているようです。
家族の人数によって引越し料金が複雑に変動することが分かります。少しでも引越し料金を抑えるためには、条件ごとに引越し時期をしっかり見極める必要がありそうです。

転勤シーズンの10月に引越しする際の注意点
10月は転勤シーズンともいわれます。10月の引越しで注意したい点についてまとめました。
転勤にともなう引越し費用は会社負担?自己負担?
10月に引越しする方のなかには、転勤がきっかけという方も多いはずです。となると気になるのが、転勤にともなう引越し費用を会社が負担してくれるかどうか。
転勤経験者300人(男女それぞれ150人)を対象に実施したアンケートによると、転勤の費用の会社負担/自費負担の割合は以下のとおりです。
【転勤の費用の会社負担/自費負担の割合】
会社が全部負担 | 45.70% |
会社が一部負担 | 35.30% |
全部自費(希望転勤などの理由で) | 19.00% |
※調査概要は文末に記載(*1)
およそ半数にあたる45.7%のケースで全額会社負担となっているようです。また、一部負担のケースが35.3%。会社によっては上限額や手当が定められている場合もあるようです。自分の会社はどうなのか、事前にきちんと確認しておくとよいでしょう。
みんな何日かかった?内示から引越しまでの日数
転勤の内示が出てから急に引越ししなくてはいけないケースもあると思います。内示から引越し先となる新居を決めるまでに、みんなどのくらい日数をかけているのでしょうか。
【内示から引越し先を決めるのにかかった日数】
1日後(翌日) | 6.00% |
3日以内 | 11.00% |
1週間以内 | 24.00% |
2週間以内 | 22.30% |
1カ月以内 | 32.70% |
その他 | 4.00% |
※調査概要は文末に記載(*1)
およそ6割の方が、内示から2週間以内に引越し先を決めているようです。とはいえ、2週間で転勤先となるエリアの交通や生活の環境などをリサーチし、物件を探すのはなかなか大変なはず。時間がない場合は、効率的な作業が求められそうです。
急な引越しの場合は二重家賃に注意
転勤にともなう急な引越しの場合に気をつけたいのが二重家賃です。
二重家賃とは、賃貸物件の住み替えを行う際、旧居と新居の両方に賃料が発生してしまうことをいいます。旧居の退去日と新居の入居可能日のタイミング次第で、重複して家賃を支払わなければならないケースがあるため、注意が必要です。
二重家賃を避けるためには、契約書を確認し、事前に解約・退去までに必要な期間をチェックしておくことが大切です。内示が出たら、早めに退去を申し込むようにしましょう。

10月の引越し見積もり料金が安い日を見つけるには?
1年で見ると引越し料金が比較的安いといえる10月ですが、引越し代はできるだけ抑えたいもの。10月のなかでも、引越し見積もり料金が最安となるのはいつなのでしょうか?
引越し業者の割引率が高い日に的を絞る
引越し業者のなかには、日別の割引率を示す割引カレンダーを公表しているものがあります。「30%OFF」「20%OFF」という具合に、安く引越しできる日が一目で分かるため、引越し見積もり料金の目安を知るのに便利です。
【アーク引越センターの引っ越しお得日カレンダー】
アーク引越センターでは、10月のなかでまったく割引が適用されない日は8回。最繁忙期とされる3月に割引がない日は17回あるので、10月は割引が適用される日が比較的多いことが分かります。
また、最も高い30%OFFが適用される日は、上旬に1回、中旬に1回、下旬に2回。20%OFFは上旬に1回、中旬に3回、下旬に1回適用されています。10月のなかでも中旬~下旬に割引率が高い日が集中しています。
中旬のなかでも平日が狙い目
仕事などが理由で平日に引越しできない方が多いためか、平日よりも休日に引越しの依頼が集中しやすいといわれています。混雑すればするほど引越し見積もり料金が高くなる傾向があるため、平日に比べて休日の引越し見積もり料金が高くなるのが一般的です。
アーク引越しセンターの引越しカレンダーを見ても、割引が適用されている休日が少ないことが分かります。実際、アーク引越しセンターの担当者によると、例えば50km以内の単身者の引越しでは、休日と平日の差額がおよそ2万円になることもあるのだとか。
10月は中旬の平日に狙いを定めるのがよさそうです。
仏滅や赤口、先負など縁起がよくないとされる日を選ぶ
仏滅や赤口、先負など引越しにはあまり適さないとされる日を選ぶことで、引越し見積もり料金を抑えることができる場合があります。
お日柄を意識して引越しする日を選ぶ方が少なくありません。とくに六曜において縁起がよいとされる大安には引越しの依頼が集中しやすく、引越し見積もり料金が高くなる傾向があります。
2022年10月の割引カレンダーを見ると、最も割引率が高い30%OFFが適用されているのは、赤口(5日、11日、27日)や先負(20日)のみ。
10月に安く引越しするなら、中旬の平日のなかでも、仏滅・赤口・先負など縁起がよくないとされる日を見積もり時に候補日に選ぶのがおすすめです。

10月の引越し見積もり料金を抑える効果的な方法は?
最後に、10月の引越し見積もり料金を安くするのに効果的な方法を3つご紹介しましょう。
荷物量を減らす
荷物が多くなればなるほど、引越し見積もり料金は高くなります。荷物量を減らすことで、見積もり料金を大幅に抑えることが可能です。
引越し荷物を減らす際の指標となるのが、引越しトラックの大きさ。引越し見積もり料金は、引越しで使用するトラックによって大きく変動するためです。
引越し見積もり料金を、使用する引越しトラックの大きさ別にまとめたのが以下の表です。
【引越しトラックごとの引越し見積もり料金相場】
※調査概要は文末に記載(*2)
引越しトラックの大きさに比例して、引越し見積もり料金が高くなっています。
例えば、引越し荷物を減らして利用する引越しトラックを「10t以上のトラック」から「4tトラック」に変更できれば、7万円以上も引越し見積もり料金を下げることができます。「3tトラック」から「2tロング〜2.5tトラック」の変更でも、およそ2万円もお得に。
引越し荷物量が多い家族の人数が多いほど大幅な引越し代の節約につながりそうです。
午後便やフリー便を利用する
引越し見積もり料金は、引越しする時間帯によっても変わります。比較的混み合わない時間帯に引越しすることで、引越し料金を抑えることが可能です。
以下の表は、引越しにかかった料金を時間帯別にまとめたものです。
【時間帯別の引越し料金相場】
単身者の引越し料金 | 家族(カップル含む)の引越し料金 | |
---|---|---|
7時以前 | 2万6,885円 | 13万8,526円 |
8時ごろ | 5万9,986円 | 10万4,584円 |
9時ごろ | 5万4,808円 | 9万8,998円 |
10時ごろ | 4万3,813円 | 8万793円 |
11時ごろ | 3万8,617円 | 6万8,070円 |
12時ごろ | 4万757円 | 6万3,509円 |
13時ごろ | 3万8,849円 | 6万595円 |
14時ごろ | 4万350円 | 6万843円 |
15時ごろ | 3万5,422円 | 6万436円 |
16時ごろ | 3万4,197円 | 6万6,537円 |
17時ごろ | 3万741円 | 5万9,953円 |
18時ごろ | 3万3,430円 | 7万5,874円 |
19時ごろ | 3万9,500円 | 5万4,745円 |
※引越し業者を利用した、移動距離50km未満の引越しの場合
※2020年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出しています
最新のデータはこちらをご覧ください
午前よりも午後の引越し料金が安いのが分かります。
単身者で最安となるのは「17時ごろ」で3万741円、家族で最安となるのは「19時以降」で5万4,745円です。逆に、最も高くなるのが「8時ごろ」。単身者で5万9,986円、家族で10万4,584円となっています(非対応とする引越し業者が多い「7時以前」を除く)。
同じ日でも、最安値と最高値でおよそ3万〜5万円も差額が生じることになります。引越し見積もりを依頼する際は、午後便もしくはフリー便(作業時間帯が引越し業者まかせ)を利用するとよいでしょう。
一括見積もりを利用する
移動距離や荷物量、引越し日などの条件が同じだとしても、提示される見積り料金は引越し業者によってまちまちです。そのため、引越し見積もり料金を安くするためには、相見積もりをとることが欠かせません。
とはいえ、複数の業者に見積もり依頼するには、時間も手間もかかるもの。一括引越し見積もりを利用すれば、複数の引越し業者に対してまとめて見積もりを依頼することが可能です。
インターネット上のフォームに移動距離や荷物量などを入力するだけで、引越しを希望する条件で、最も安く引越しできる業者を簡単に見つけることができます。引越し見積もり料金が最大50%OFFになることもあります。
引越しにかかる料金の概算や相場を手軽に知ることができるので、引越し作業の手始めとして最適です。

まとめ
10月は引越し閑散期ですが、転勤が多い季節だけに、突然の引越しにともなう想定外の費用が必要になる場合があります。一括見積もりなら、急な引越しでも条件や予算にあった引越し業者を簡単に見つけることができます。うまく活用して、スムーズな引越しにお役立てください。
<調査概要>(*1)
[SUUMO 転勤に関するアンケート]より
・調査期間:2015年9月8日~2015年9月10日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:全国に居住する、自分もしくは恋人・配偶者に転勤の経験がある20~49歳
・有効回答数:男女300名(既婚175名、未婚125名)
<調査概要>(*2)
「引越しに関する実態把握調査」(リクルート住まいカンパニー)
【調査実施時期】2013年3月22日(金) ~2013年3月29日(金)
【調査対象者】18~69歳の男女
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】20,000サンプル
【調査実施機関】楽天リサーチ株式会社
写真:PIXTA
引越し対応エリアから探す
現住所(現在の住居)の都道府県をクリックしてください。
SUUMO引越し見積もりでは、各都道府県の住みたい街ランキングを確認できます。
いま住んでいる街や住みたい街の情報をチェックして、引越しに役立てよう!
北海道・東北 | |
---|---|
関東 | |
北陸・甲信越 | |
中部 | |
関西 | |
中国 | |
四国 | |
九州・沖縄 |