引越しでベッドは配送してもらえる?ベッドを運べる単身パック・ベッドのみの引越し料金を解説!
最終更新日 2024年03月05日
ベッドというと、引越しの荷物のなかで最も大きいもののひとつ。引越し料金への影響も大きいことから、取り扱いが気になっている方も多いのではないでしょうか。
ベッドの運送の方法や、ベッドを運べる単身パック・ベッドのみの引越し料金を解説します。
■目次
・引越しでベッドを運搬する方法は?解体してくれるの?
・ベッドを解体できず、通常の搬入出ができない場合はどうする?
・ベッドだけ見積もりできる? 金額はいくらになる?
・単身パックではベッドを運べない?
・「単身パック+ベッド」と「単身プラン」どっちが安い?
・まとめ
引越しでベッドを運搬する方法は?解体してくれるの?
引越しの際、ベッドはどのように運搬されるのでしょうか。引越し業者に依頼する際の注意点も含めて確認していきましょう。
ベッドは解体して運ぶのが一般的!解体してくれるかは業者による
ベッドのように分解・組み立てを前提とした家具は、分解して運ぶのが一般的です。マットとフレームに分解した上で、フレームも金属製の金具とボルト・ナットを使って分解してから運搬します。
解体してくれるかどうかは引越し業者次第ですが、アート引越センターやサカイ引越センターなどの大手引越し業者は、基本的に作業員が分解・組立をしてくれるようです。
解体できないベッドもある
料金にベッドの解体や組み立てが含まれているとしても、ベッドの仕様によっては解体ができなかったり、別途料金になったりすることもあります。
とくに注意したいのが、木ねじを使用しているベッド。解体中に破損するおそれがあるため、引越し業者が分解・組み立てに対応してくれない場合があります。また、海外製のベッドなども対応していないケースもあるため、当日になって搬出できないという事態にならないよう、事前にベッドの構造や仕様を伝え、対応してもらえるか確認しておくのがよいでしょう。
自分でベッドを解体する方法
解体してもらえない場合は、自身で解体して運んでもらうのも選択肢の1つです。解体には、次のような道具が必要となります。
- ・ドライバー
- ・六角レンチ
- ・ネジなどを保管しておく袋
- ・軍手
道具を用意したら、次の手順でベッドを解体していきましょう。
1.寝具やマットレスを外す
2.床板を外す
3.ベッドボード・足・フレームの連結金具やネジなどを外し解体する
取り扱い説明書が残っていない場合は、新居でスムーズに組み立てられるよう、解体前の様子や連結部分を写真で残しておくことをおすすめします。
ベッドを解体できず、通常の搬入出ができない場合はどうする?
ベッドを解体することができず、玄関から運び出せない場合、クレーン車が必要になるケースもあります。
搬入出にクレーン車が必要かどうか、素人には判断するのは困難。ベッドや玄関の間口をメジャーで計測し、ベッドの寸法のほうが小さいからといって問題ないと判断するのは禁物です。
ベッドが解体できないと分かった時点で、早めに引越し業者に相談し、判断をあおぐのがよいでしょう。
クレーン車を利用するといくらかかる?
気になるのが、クレーン車を利用した場合の料金。多くの場合、クレーン車の手配や+αの作業が必要となるためオプションのようです。引越し業者がクレーンを所有しているかにもよりますが、およそ2万~3万円かかるのが一般的です。
注意したいのが、集合住宅などで部屋の階数が3階以上の場合。さらに追加料金がかかることがあるので、見積もりを依頼する段階できちんと確認しておきましょう。
万が一、ベッドが破損した場合の補償について確認することもお忘れなく。
ベッドだけ見積もりできる? 金額はいくらになる?
自力での引越しを考えている場合、自分でベッドを運搬できるか、取り扱いに困るケースもあるでしょう。
そのようなとき、ベッドだけの見積もり依頼をすることは可能なのでしょうか?
ベッドの運搬だけを依頼できる引越し業者のサービス
アーク引越センターでは、ベッドなど大きな家具や家電の運搬するサービスを提供しています。
引越し業者名 | サービス名 | サービス概要 |
---|---|---|
アーク引越センター | 大物限定プラン | ベッドなどの大型家具・家電だけを運ぶ引越しプラン。荷造りから配置まで対応してくれる。 |
単身パックではベッドを運べない?
単身者のなかには、単身パックを利用して引越ししたいと考えている方も多いと思います。ところが、単身パックでは、決まった大きさのコンテナに収まる荷物しか積み込めないため、ベッドの大きさやタイプ次第では運ぶことができません。
ベッドタイプによっては単身パックでも運搬が可能
ただし、サイズ調整が可能など、仕様によっては単身パックでベッドを運ぶことができます。例えば、以下のタイプのベッドであれば、単身パックでの引越しが可能です。
単身パックで運搬できるベッド
- ・折りたたみ可能なパイブベッド
- ・小さく分解できるベッド
- ・折りたためるマットレス
- ・分割ができるマットレス
単身パックのコンテナサイズは引越し業者によって異なります。自分のベッドのサイズと引越し業者のコンテナサイズを照らし合わせて、利用する引越し業者を選ぶとよいでしょう。
引越し業者名 | サービス名 | コンテナサイズ |
---|---|---|
日本通運 | 単身パックL | 横108×高さ175×奥行き104cm |
一般的なベッドは単身パックに非対応
上で取り上げた単身パックのうち、コンテナサイズが最も大きい日通の「単身パックL」でも高さは175cmです。シングルベッドでもマットレスの長さが200cm近くあることを考えると、一般的なマットレスを単身パックで運ぶのは難しいことが分かります。
折りたたみ・分解可能なベッドでも、一辺の長さがコンテナサイズを超える場合は同様にNGです。
オプション料金で解体・組み立てしてくれることも
単身パックを利用する場合は、ベッドの解体・組み立てが有料となる場合が多いようです。例えば日通の「単身パックL」の場合、解体に2200円、組み立てに3300円の追加料金が必要になります。
引越し料金を少しでも安く抑えようとするなら、引越し業者が到着する前に解体を済ませておくのがよさそうです。
「単身パック+ベッド」と「単身プラン」どっちが安い?
単身パックを利用し、ベッドの運搬だけを別途依頼する場合と、ベッドの運搬が可能な単身プランを利用する場合とでは、どちらの引越し見積もり料金が安くなるのでしょうか。東京-大阪間の引越しで利用した場合の料金を比較してみました。
単身パックと単身プランの違い
まずは単身パックと単身プランの違いについて簡単に説明しておきましょう。
単身パックとは、決まった大きさのコンテナに引越し荷物を積み込む単身者向けのサービス。他の引越しの荷物と一緒に運ぶのが特徴です。
コスト削減が可能なため、引越し料金が安く設定されている半面、運べる荷物量やサイズに制限があります。
単身プランは、いわゆる通常の引越しプランのこと。引越しの荷物量や移動距離、引越し時期などから見積もり料金が出されます。
荷物量や移動距離に応じて料金は高くなりますが、原則として運べる荷物量やサイズに制限はありません。
「単身プラン」の引越し見積もり料金(東京-大阪間)
まずは単身プランを利用した場合の見積もり料金を見ていきましょう。以下は、東京-大阪間の単身者(荷物小)の引越し料金相場を表にしたものです。
【東京-大阪間の引越し料金相場】
通常期(5〜2月) | 繁忙期(3〜4月) | |
---|---|---|
単身(荷物小) | 5万8,267円 | 6万7,726円 |
これによると、「単身(荷物小)」の引越し料金相場は、通常期で5万8267円、繁忙期で6万7726円 です。
「単身パック+ベッド」の引越し見積もり料金シミュレーション
まずは、単身パックを利用し、ベッドの運搬を別途依頼した場合の見積もり料金を見ていきましょう。日通の「単身パックL」を利用し、ベッドのみを別送品扱いで運搬した場合、引越し見積もり料金は以下のとおりです。
日通の「単身パックL」(東京-大阪間)の料金は4万2900円。これにインターネット割引が適用されると、4万1800円となります。
そのため「単身パックL+ベッドの運搬」の料金は、2万9000円+ベッド料金(個別案内)になります。
また、単身パックでは割増料金がかかる場合があります。日通の「単身パックL」でも、以下のような割増料金が設定されています。
割増となる時期や曜日、時間帯 | 追加料金(1ボックスあたり) |
---|---|
夜間配達(18~21時) | 2200円 |
土・日・祝日配達 | 2200円 |
3/20~4/5までの期間 ※集荷・配達の両方、及びどちらか一方が期間内の場合 | 8800円 |
とくに、3/20~4/5までの繁忙期の割増料金が8800円と高め。単身パックを利用する際に注意したい点
「単身パック+ベッド」のベッドの料金によって、どちらがお得か決まる!
ベッドだけを配送するためには、個別の見積もりが必要になります。ベッドの大きさ・距離によって見積もり金額が変わります。
なるべく費用を抑えたい方は、「単身パック+ベッド」と「単身プラン」の料金を実際に比較して決めるといいでしょう。
引越しを機にベッドを処分するのも選択肢の1つ!処分方法は?
引越し業者やプラン、ベッドの大きさや仕様によっては、ベッドの配送に決して少なくない費用や労力がかかります。従って、引越しを機にベッドを処分し、新居で新たなものを購入するというのも選択肢の1つになってくるでしょう。ベッドを処分する方法は、次のとおりです。
粗大ゴミとして処分
比較的、安価に、楽にベッドを処分できる方法は、自治体の粗大ゴミ回収サービスを利用することでしょう。粗大ゴミの処分方法は自治体によって細かくルールが定められているため、お住まいの地域の情報を確認して正しく廃棄することが大切です。
たとえば、渋谷区では180cmを超えるものは切断・解体してから区に申し込み、回収を依頼する必要があります。渋谷区の回収費用は、シングルベッド(ベッドマットを除く)が1300円、ベッドマットが1300円です。65歳以上の高齢者や障がい者の方は、事務員が粗大ゴミの運び出しを手伝ってくれます。
処分場に持ち込む
自治体によっては、回収を待たず、自ら処分場に持ち込むことも可能です。この場合、回収費用より安価に処分できることもあります。たとえば江戸川区では、収集手数料1200円のものが、持ち込みにより800円に減額します。
不用品回収サービスを利用する
- ・回収日時を指定したい
- ・できる限り早く処分したい
- ・手間をかけずに処分したい
このように考えている方は、民間の不用品回収サービスの利用を検討してみましょう。自治体による処分より値は張りますが、不用品回収サービスは指定した日時に自宅まで回収しに来てくれるため、引越し前の忙しい時期の処分も負担がかかりません。
買い取ってもらう
ブランドもののベッドや使用状況が良いベッドは、買い取ってもらえる可能性があります。買取専門業者はもちろん、フリマサイトなどを利用すれば個人の方が買い取ってくれるケースもあります。配送や搬出などの手間をかけたくない方は、出張買取サービスのあるリサイクルショップに相談してみましょう。
まとめ
最も大きい家具のひとつだけに、ベッドをどうやって運ぶかで引越し料金は違ってきます。自分にとって最適なプランを選んで、少しでも安く引越ししたいですね。
一括見積もりを利用すれば、自分の引越しの条件にぴったりな引越し業者を簡単に見つけることができます。積極的に利用してスマートな引越しにお役立てください。
画像:PIXTA
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