物件の選び方のコツをSUUMO副編集長が解説! 引越し先の物件選びで重視したことランキング|引越し見積もり・比較【SUUMO】

物件の選び方のコツをSUUMO副編集長が解説! 引越し先の物件選びで重視したことランキング


公開日  2022年01月07日

内覧するカップル

引越し先の物件を選ぶとき、家賃や広さなどの希望条件を全て満たすのは難しいものです。そこで「SUUMO引越し見積もり」では、実際に物件を選んだ人が重視したことを調査。そこから見えてきた傾向を探るとともに、上位の条件「家賃・価格」「間取り」「立地・周辺環境」を願いどおりかなえるためにどのように物件を選べばよいか、SUUMO副編集長に聞きました。

■目次
物件選びで「重視した」ことランキング
SUUMO副編集長に聞く物件選びのポイント
まとめ

見積もりしたい引越し業者を自由に選んで依頼できる!

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物件選びで「重視した」ことランキング

物件選びで重視したことは?(複数回答)

引越し先の物件を選ぶときに重視したことを答えてもらったのが上のグラフ。重視した人が最も多かったのが「家賃・価格」で、67.0%もの人が「重視した」項目に挙げています。

次に多かったのが「間取り」(56.4%)、「立地・周辺環境」(53.9%)で、過半数の人が重視したと回答。さらに「面積・広さ」(46.7%)、「通勤・通学時間」(41.9%)と続きます。

データを男女別に見てみると、女性は男性に比べ、すべての項目において重視するポイントが高いという傾向があります。特に上位3項目に加え、「築年数」においてその傾向が顕著で、男性と比べ10ポイント以上の開きがあります。

また、世帯人数別に見てみると、一人暮らしは「家賃・価格」「通勤・通学時間」をより重視する傾向が。二人暮らしは「家賃・価格」「最寄駅からの徒歩分数」、そして「築年数」をより重視する傾向が見受けられます。三人暮らし以上は、「家賃・価格」「最寄駅からの徒歩分数」は全体よりポイントが低めとなっていました。

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SUUMO副編集長に聞く物件選びのポイント

上記のように、性別や世帯人数などによる傾向の違いはあるものの、上位3つの「家賃・価格」「間取り」「立地・周辺環境」は全体の過半数が「重視した」と回答。この3項目を重視して物件を選ぶ際のポイントについて、SUUMO副編集長の笠松美香氏(以下同)に聞きました。

1.「家賃・価格」

財布と電卓

まず、家賃は「手取り月収の3分の1以内」に抑えるのが無理なく暮らすための目安。その範囲内に抑えつつ、満足できる物件を選ぶためには、いくつか手法があります。

□ 一人暮らしならルームシェア、シェアハウスも検討する

□ 急行停車駅の周辺の各駅停車しか停まらない駅を選ぶ

□ 築浅にこだわらず、リフォーム済み物件も検討する
リフォームの状況は見てみないと分かりませんが、築年数が経っているほうが全面的にリフォームされているケースもあります。1981年以前の旧耐震物件については耐震性についてどのような対策がなされているか不動産会社に確認してみましょう。

□ フリーレント(入居後の数カ月分の家賃が無料)の物件を選ぶ
3月末など引越しのオンシーズンにはあまりないですが、引越し時期をずらすと見つかりやすくなります。

□ 敷金や礼金がない、または少ない物件を選ぶ
最近は敷金や礼金なしの物件も増えています。家賃だけで比較せず住む期間のトータルコストで考えましょう。

□ アパートも検討してみる
構造が木造や軽量鉄骨の物件はアパート、鉄筋コンクリートはマンションに分類することが広告の表記で定められており、アパートが遮音性・断熱性などでマンションに劣るということではありません。選択肢を広げてみることも大事です。

□ 日当たりの良さにこだわらない
日当たりが良くない、イコール人目に付かないということでセキュリティ面に不安を感じるという人もいますが、日中家にいないような人はそれほどこだわらなくていいこともあります。

□ キッチンのコンロ2口にこだわらない
最近はテイクアウトやデリバリーのメニューが充実して「中食」の機会も増え、実際には電子レンジや電気ケトル、オーブントースターでできることも多いでしょう。

また、家賃だけでなく、初期費用も含めた金額で検討することが大事。家賃が安くて敷金・礼金が高い物件と、家賃が高くて敷金・礼金が安い物件は、3〜4年でのトータルコストを出してみると、前者が割高になってしまうケースもあります。常に初期費用も計算に入れて考えましょう。

2.「間取り」

家 間取り

「間取り」は◯DK、◯LDKなどと部屋数で見るケースが多いですが、部屋数だけでなく、面積(㎡数)でもチェックしましょう。ひと口にワンルームといっても、シングル向けの16㎡程度のものもあれば、30㎡を超えるようなものもあります。

□ 面積で絞り込んでから部屋数を見る
部屋数は最初から決めすぎず、後で絞り込むときにチェックするのがオススメ。検索サイトにはたくさんの情報があるので、まずは面積で絞り込み、そのなかで部屋数をみたほうが、実際に使える面積を判断しやすいでしょう。

□ LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の広さをチェック
最近では、細かく部屋数を割った間取りより、広めのLDKが好まれる傾向にあります。一人に1台スマートフォンがある時代、家族が個室にこもらず、LDKに集まっていても、それぞれ別のことに集中できます。子どももある程度大きくなるまではリビング学習というケースも多いでしょう。

となると、個室は狭くても、広いLDKがあるほうが暮らしやすいということがあるので、全体の広さだけでなく、LDKの広さをチェックすることが重要。不動産の広告では、6畳以上ならDK、10畳以上ならLDKと表記されます(※)。ただし、キッチンの形状や窓の位置によって家具の置き場も制限されるので、実際に感じる広さはまちまちです。「○DK」「◯LDK」の表記だけで安心せず、面積で検討しましょう。
※上記はDK・LDK以外の居室数が2部屋以上、つまり2DK・2LDK以上の場合。1DK、1LDKタイプの場合は4.5畳以上でDK、8畳以上でLDKの表記となる。

□ キッチンとLDのつながり方もチェック
かつては独立したキッチンでつくったものをダイニングに運んで食べるスタイルが一般的でしたが、共働き家庭が増え、夫婦で家事をすることが当たり前になってきている今、つくりながら提供し、すぐ食べられる、カウンターキッチンやアイランド型キッチンの人気が高まってきています。

□ 夫婦で在宅ワークなら個室もチェック
また、最近は在宅ワークをする人も増え、ワークスペースの需要も増えています。夫婦で在宅ワークという場合、一人は個室、もう一人はLDKなどと仕事をする部屋を分けられるようにしておけばオンライン会議の際にも都合がいいでしょう。

3.「立地・周辺環境」

閑静な住宅街

周囲の建物や街並み、子どもの通学路、防災・防犯の観点での安全性など「立地・周辺環境」も重視したいポイントです。

□ 周囲の建物をチェック
物件を見学する段階になり、住所が分かったら、インターネットの地図などで周辺をチェックしてみましょう。隣の建物との距離感なども分かります。

□ 街並みは曜日や時間を変えてチェック
また、現地を見学するときは、曜日や時間を変えて複数回チェックすることが大事。例えば帰りが遅いなら、夜でも買い物できるか、道は安全かなども確認しましょう。

□ 用途地域をチェック
地域ごとに「用途地域」が定められ、建てられる建物の種類が決まっています。例えば第一種低層住居専用地域では低い建物しか建てられず、スーパーなどの商業施設は建てられません。商業地域に分類されるところでは、夜間も営業する飲食店などが建てられます。用途地域が分かれば、現在だけでなく、将来どのような建物が建つ可能性があるかを知ることができ、より自分のライフスタイルに合ったところが選べます。

□ 子どもの通学路もチェック
学校に通う子どもがいる場合は、どこの学校に通うことになるかを最低限調べたほうがいいでしょう。必ずしも地域の学校だけが唯一の選択肢ではありませんが、通学路が危なくないか、どれくらい通学に時間がかかるのかは、これから子どもを考える人も調べておきましょう。

□ 長く住むという視点でチェック
子育て世帯は特にですが、住み始めてコミュニティができると、そこを離れがたくなり、結果的にその地域で家を買うことになるケースも多いもの。その後の生活の拠点になるかもしれないという可能性も踏まえて地域を検討しましょう。

□ 防災面をチェック
契約前の重要事項説明で不動産会社から必ず説明がありますが、物件を探している段階でも自分でも調べられます。行政区の名前と「ハザードマップ」で検索してみましょう。河川の氾濫、下水道の排水能力を超える大雨による内水氾濫などの可能性や起きた場合の影響を確認できます。

□ 暮らしを豊かにする施設をチェック
例えばスポーツジムや図書館などは、近くにあれば生活習慣が変わることもあります。あえてそういった施設の近くに住んで、なりたい自分に合わせて生活を心機一転させる、という選び方もあります。

さまざまなチェックポイントがありますが、やはり現地周辺を歩いてみて雰囲気をつかむことが大事。「基本的には、自分と同じようなタイプの人が住んでいるところはなじみやすいといえるでしょう」と笠松氏。例えば共働き世帯が多く住んでいる地域なら、共働き世帯にとって住みやすい環境が整っていることが多いよう。自分と同じタイプの人が多そう、という視点で探すのもいいでしょう。

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まとめ

物件の条件の良し悪しは、住む前から分かっていることも、住んでみなければ分からないこともあります。住んでみて「失敗した」とならないよう、できるだけ多くの情報を集めて、大満足の物件を選びましょう。

●調査概要
・調査期間:2021年3月10日~2021年3月12日
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:マクロミルモニタ 18~69歳の男女。直近1年以内に引越し会社を利用して引越し、かつ「引越し先の物件選び・荷造り・引越し会社への見積依頼・引越し会社の決定」のすべてに関与した人
・有効回答数:3133
・調査機関:株式会社マクロミル


●画像:PIXTA


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