引っ越しで洗濯機を運ぶ見積もり金額はいくら? 自力でも運べる?
これまで使っていた洗濯機を、新居でも使いたい。ですが洗濯機ほど大きな物を運ぶとなると見積もり金額はどのくらいになるのでしょうか?業者に移動と設置を依頼する場合でも、自分でやらなければならない準備があるので紹介します。また、「自力で洗濯機を運び出したり、取り付けたりできる?」など、引越しに伴う洗濯機のアレコレについて、分かりやすく紹介します。
■目次
・引越し業者に洗濯機の移動を頼む場合の見積もりは?
・引っ越しのときの洗濯機の移動は自力でも行える
・引越し前に旧居で行うのは「水抜き」
・新居に洗濯機を取り付けるときは、ココに注意

引越し業者に洗濯機の移動を頼む場合の見積もりは?
洗濯機の移動は有料となりますが、大きく重さもある家電なので、業者に依頼したほうが安心です。
引越し業者の中には家具や家電の運搬だけでなく、エアコン設置や、洗濯機の設置、AV機器の設定などをお任せできるプランを用意しているところもあります。
電化製品の取り扱いに自信がなかったり、あまりに忙しくて自分でできなかったりする場合は、利用するのもおすすめです。
業者に依頼する場合、洗濯機の種類や大きさなどによって価格は変動します。設置費用の見積もりの目安を紹介します。
全自動洗濯機:3000円前後~
ドラム式洗濯機:9000円前後~
こちらのページでは、家電の設置プランを提供している引越し業者の一覧が掲載されています。ぜひ、参考にしてみてください。
設置だけでなく、洗濯機の取り外しも行っている業者もあり、その場合も通常の引越し料金に別途費用がプラスされます。取り外しと設置がセットとなると、1万円程度かかる場合もあるため、事前に必ず見積もりをとっておきましょう。
また、引越し業者にお願いする場合でも、準備として前日に「水抜き」を自分で行いましょう。水抜きのやり方については後述します。

引っ越しのときの洗濯機の移動は自力でも行える
これまでの住まいで使用していた洗濯機を新居に持っていく場合、効率よく運び出したり、取り付けたりするにはどうしたらいいのでしょうか。引越し業者に依頼することもできますが、引っ越し費用を少しでも節約したいという人もいるでしょう。そういう場合、もちろん自力で洗濯機を運んだり、取り付けたりすることは可能です。
引っ越しに伴う洗濯機に関する作業は、「旧居で行うこと」と「新居で行うこと」に分類されます。それぞれ内容を簡単に書くと、次の通りです。
旧居で行う作業
・水抜きをする
新居で行う作業
・水準器で洗濯機が水平かを確認する
・アース線を取り付ける
・給水・排水ホースを取り付ける

引越し前に旧居で行うのは「水抜き」
まずは旧居で、引越しをするための準備作業を行います。これがいわゆる「水抜き」、つまり、洗濯機の中から水を抜く作業です。水抜きは洗濯機の中に溜まっている水を取り除く作業のことです。内部に水が残っていると、運搬中の水漏れ・故障の原因になるので、完全に取り除きましょう。
メーカーや機種によって方法が異なるため、取扱説明書を見て操作するようにしましょう。
基本的な水抜きの作業の流れを簡単に書くと、次のようになります。
洗濯機の水抜きのやり方
- 1:洗濯層に入っている洗濯物を取り出す。
- 2:洗濯機の水道栓を一度閉め、洗濯機を起動させてから数分後に止める(給水ホースの水抜き)。
- 3:再び洗濯機の電源を入れ、脱水モードを選択して起動する。
洗濯機の内部から完全に水を抜いたあと、給排水ホースを取り外しておきます。
水抜きが完了したら、洗濯槽に残っている水分をきれいに拭き取り、水口から排水ホースを抜きます。本体を軽く傾けるなどして、ホース内に残った水を抜いておくことがポイントです。
取り外したホースや電源コード、アース線は、水気を拭き取った洗濯層内に入れておくか、洗濯機の側面にガムテープなどで留めておくと、紛失の心配もなく安心です。
ちなみに、洗濯機は運搬する際、ダンボール箱などに入れる必要はありません。ほとんどの場合、梱包の必要もありません。

新居に洗濯機を取り付けるときは、ココに注意
新居に洗濯機を取り付ける方法
次に、新居で洗濯機を取り付ける際の流れは以下の通りです。
- 1:洗濯機と排水ホースをつなぐ。
- 2:洗濯機置き場に設置し、排水ホースと排水エルボ(L字型をした接続管)をつないでから排水口に取り付ける。
- 3:アース線の取り付けネジをゆるめ、アース線をネジに絡ませて、ネジを締め直す。
- 4:給水ホースと蛇口をつなぐ。
- 5:蛇口とつないだ給水ホースの反対側を洗濯機につなぐ。
それほど難しい作業はありませんが、洗濯機は非常に重いため、1人で行うと危険が伴うことも。必ず2人以上で作業するようにしましょう。また、取り付け作業時に気をつけるべきポイントは次の通りです。
新居に洗濯機を取り付けるときの注意点
新居に取り付けられるか、事前に寸法などを確認
現在使用している洗濯機を、新居にも設置できるかどうか、事前に下見などして寸法を測るなど、しっかり確認しておきましょう。新居へ運び込んだはいいけれど、サイズが合わなくて泣く泣く処分した、というケースもあります。
また、下見の際には搬入経路もチェック。特に、マンションの通路や家の中の廊下、扉、階段などを通過できるか、サイズを確認しておきましょう。
ネジなどの付属品を紛失しない
水抜きでホースなどを取り外した際、付属品を紛失しないように注意してください。付属品が足りないと、洗濯機を使用したときに水漏れや故障などのトラブルを引き起こすこともあります。
給水栓の部分とホースと本体をつなぐ、つなぎ目の部分の破損に注意
引越しなどで洗濯機を移動し、新しく設置したときに不具合の原因となりやすいのは、洗濯機の破損。特に破損しやすいのは、給水栓の部分と、ホースと本体をつなぐつなぎ目の部分です。
旧居でホースをはずした際に給水栓が汚れたり、破損したり、あるいは新居で洗濯機を取り付ける際、給水ホースと洗濯機をつなぐホースを止めるナットがゆるんでいたりすると、洗濯機を使用したときに水がうまく通らず、水漏れの原因になります。破損している部品があれば新しく購入し、ゆるんでいるネジがあれば締め直すなど、設置の際は十分に注意しましょう。
洗濯機は床と水平に設置する
新居に設置する際、洗濯機と床は必ず水平になるように注意。ガタつきがあったり、グラついていたりすると、水漏れや故障の原因になることもあります。
洗濯機の取り外しや取り付けは、自分でやると手間がかかるかもしれませんが、しっかり手順を把握しておけばそれほど難しくはありません。業者にお願いする場合でも、水抜きなどの事前準備は、できれば引越し前日までに自分で済ませておきたいもの。引越しの前に洗濯機の運搬や取り外し、取り付けについて流れをしっかり把握しておきましょう。
画像:PIXTA
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