ひとり暮らし学生の生活費と単身引越し費用の相場は?
最終更新日 2019年05月30日
進学をきっかけにひとり暮らしを始める学生は多いもの。家事をはじめ、ひとりでやらなければいけないことも増えますが、自立にもつながります。そして、やっぱり自由気ままなひとり暮らしは楽しいですよね。しかし、お金のやりくりには一番頭を悩まされるかもしれません。ひとり暮らしにかかる生活費と引越し費用の相場について調査しました。

生活費に含まれるものは? 固定費と変動費の違い
食費や家賃、光熱費……毎月の生活費はばかになりません。とはいえ、できるだけ節約しようと思っても難しい部分もあるでしょう。学業に必要な書籍や参考書代などを削るわけにはいきませんし、友達との付き合いも大切にしたいもの。生活費は「固定費」と「変動費」にわけて考えることができます。まずは基本的な生活費の内容を見ていきましょう。
・固定費
住居費(家賃)、情報通信費(携帯電話・インターネット回線の基本料金など)ほか……
これらの費用は月ごとの変動はなく、基本的に毎月一定額の支出が考えられます。固定費を抑えるには、それぞれのプランを見直すことがポイント。例えば、家賃が高い場合はもっと安い物件に引越したり、携帯電話は加入しているプランや、他社との料金を比較してみましょう。
・変動費
食費、物品購入費(日用品、衣類など)、公共料金(水道、電気、ガスなど)、交通費、交際費、娯楽費、医療費ほか……
固定費に比べて、節約をしやすいのが変動費。食費はできるだけ自炊をして外食を控えるほか、自分の趣味や遊びに使うお金は月ごとに上限を設定しておくなど工夫ができそうです。

ひとり暮らしの生活費はどれくらいかかる?
ひとり暮らしの月の生活費は平均してどれくらいかかるものでしょうか。
~単身者の平均的な生活費~
◆1世帯当たりの1カ月平均の消費支出…15万3178円
◆1世帯当たりの1カ月平均の消費支出(除く住居等)…12万4012円
※総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)―平成28年(2016年)1~3月期平均速報―」より
統計によると、ひとり暮らしの1カ月の消費支出は約15万円が平均のようです。この統計には学生以外に社会人も含まれますが、収入も違えば住んでいる家の家賃なども人によって違うもの。学生だけに限定するならば、もっと低いでしょう。ただ、単身で暮らすとやはりある程度の費用がかかるといえそうです。
どれくらいのお金があればひとり暮らしができるかよりも、自分が生活費に使えるお金はどれほどなのか自分のケースを考えてみるのがポイントです。

大学生はどうやってやりくりしてる?
実際に学生のみなさんは、どのようにやりくりしているのでしょうか。大学生の男女に聞いてみました。
・「バイト代が月7万円くらいで家賃もだいたい同じ。ひとり暮らしをするときに、家賃は自分でバイトして払うと家族と約束していたので。生活費だけは親に出してもらっている」(22歳女性)
・「親から仕送りしてもらっても、やっぱりひとり暮らしだとお金に余裕がない。学校もそれなりに忙しいのでバイトばっかりしていられないし……」(21歳男性)
・「親からは毎月家賃を入れて8万円仕送りしてもらってるけど、それでもギリギリ……。大学が都心にあるので、周辺に住むだけで家賃もそれなりにする。大学生になってから、ものすごくケチになった(笑)」(20歳女性)
仕送りをしてもらっても、そのお金をやりくりするのに苦労している人が多い印象。なかには、「友達とごはんを食べるときは必ず自宅。外食は一切しない! デートも基本的におうちデート」(21歳女性)と徹底している人も。

引越しを自力でやった結果……
実家暮らしの学生と比較すると、やはり大きく違うのは家賃の部分。毎月の家賃だけでなく、2年経てば更新料がかかる物件がほとんどです。そのため同じ場所に住み続けるよりも、引越したほうが結果的に安くなるなんてことも。固定費を抑えるという意味でも、一度見直してみたほうが無難かもしれません。ただ、引越しを自力で作業をして失敗したと感じる人も……。
◆引越し作業が大変
「引越し作業を自分でやろうと思い、はりきってレンタカーを借りてきたはいいものの、クルマに荷物を乗せるのが思った以上に大変だった」(19歳男性)
◆友達に手伝ってもらった結果……
「引越しを友達に手伝ってもらったら、大事なものがどこかに紛失したり、お皿にヒビが入ったりと散々だった。みんな悪気があるわけではないし、こっちも頼んだ立場なので責められないし……」(20歳女性)
トラブルを考えると、多少のコストは発生しても引越し業者にお願いしたほうが安心かもしれません。

ひとり暮らしにかかる引越し費用は?
それでは、業者を利用したときの引越し費用はどれくらいかかるのでしょうか。単身の場合の引越し料金の平均相場を調べました。
単身の引越し料金平均相場
◆通常期(5月~1月)の引越し料金…3万6049円
◆繁忙期(2月~4月)の引越し料金…4万7620円
※荷物量の目安:軽トラック5~5.5m2 程度
~50km未満(同都道府県程度)の引越しの場合
引越す時期によっても変動しますが、5月~1月の通常期ならば3万6049円、新生活のシーズンである2月~4月の繁忙期は4万7620円が相場。進学の関係でひとり暮らしを始める学生がほとんどなはず。価格があがる繁忙期の引越しは避けられないかもしれません。
ただ、引越し費用は時期や距離だけでなく、荷物の量によっても変わってきます。引越しの時期が選べない代わりに、すぐに必要ではないものは実家に置いておくなど極力荷物を少なくするように工夫しましょう。
それでも物件の初期費用もかかりますし、家具家電を新たに購入するならばさらにコストは上がってきます。学生のうちはできるだけ引越しをしないようにする人も少なくないかもしれません。

学生ならではのメリットも!
しかし、学生のうちに引越しておくメリットも存在します。
・学割パック
学生の引越し向けに「学割パック」がある業者も。料金が安くなるほか、特典がつくケースも。また、学生の場合だと、荷物や家具の量などの個人差が少なくおおよそ決まっているため、定額の引越しプランもあります。ただ、できるだけコストを抑えるためには、複数社に見積もりを出してもらったうえで決めるほうがいいでしょう。
・平日の引越しも可能
学校の授業の時間によっては、平日に引越しをすることが可能な学生も少なくないはず。休日に比べると、引越し業者の手が空いていて予約も取りやすく、料金が安くなる可能性も。
・時間に余裕がある
社会人と比べると、時間にも多少余裕があるかもしれません。引越し作業は時間がかかるもの。荷造りはもちろん、物件選びもじっくり考えて決めたいですよね。社会人になってから引越しをするよりも、引越したいと思う時間に余裕のあるうちに引越したほうがラクかも。
学生のうちは、できるだけ引越しにお金をかけたくないと思うかもしれません。しかし、社会人にはない学生向けのサービスをうまく活用しましょう。引越しをするときは、見積もりを比較してできるだけコストを抑え、自分に最適なプランを探してみてくださいね。
SUUMO引越し見積もり~引越し料金相場
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