500kmの引っ越し見積もり料金相場は?引越し費用を安くする裏技も紹介
引っ越し料金は旧居から新居までの距離に比例して高くなります。そのため、長距離の引っ越しの見積りを依頼すると、想定外の金額を提示されて驚いてしまうことも。
今回は「500km」という長距離を移動する場合を取り上げ、引っ越し見積もり料金相場を解説。引っ越し代を安くする方法とあわせてご紹介します。
■目次
・移動距離が500kmの引っ越しの見積もり料金相場
・500kmの引っ越し料金を抑える方法は?
・まとめ

移動距離が500kmの引っ越しの見積もり料金相場
引越し料金は、移動する距離が長くなればなるほど高くなります。500kmを超える引っ越しの見積りを業者に依頼して、思いがけず高額な金額が出されて、びっくりしたことがある人も多いのではないでしょうか。
提示された金額が適正かどうかを確かめるためにも、少しでも安く引っ越しするためにも、まずは相場を押さえておきましょう。
家族が1人増えるごとに5割増!?【家族構成別】500km以上の引っ越し見積もり料金相場
引越し料金には、「基本運賃」「実費」「オプション料金」が含まれています。このうち、引越し料金の多くを占めるのが「基本運賃」。国土交通省が定める「標準引越運送約款」をもとに、移動距離のほか、荷物量などによって決まります。
以下は、通常期の500km以上の引っ越し見積もり料金相場を、家族構成別にまとめたものです。
【移動距離500km以上の引っ越し見積もり料金相場(通常期)】
通常期 | |
---|---|
単身(荷物小) | 64,548円 |
単身(荷物大) | 99,350円 |
2人家族 | 157,166円 |
3人家族 | 196,619円 |
4人家族 | 238,990円 |
5人家族 | 341,130円 |
家族が増えると、荷物量が増加するのが一般的です。そのため、「単身(荷物大)」で99,350円だった引っ越し見積もり料金は、「2人家族」ではおよそ1.5倍の157,166円、「3人家族」ではおよそ2倍の196,619円、「4人家族」ではおよそ2.4倍の238,990円に。
家族の人数が1人増えるごとに、4〜5割ほど見積もり料金が高くなる計算です。
また、引っ越し料金は、引っ越し時期によっても変わってきます。とくに注意したいのが、引っ越しシーズンを迎える3〜4月。
引っ越しの依頼の数がピークに達し、引っ越し業者は繁忙期を迎えます。すると、作業人員が不足するなどの理由から、通常期(閑散期)のように割引料金が適用されにくくなり、引っ越し料金は高くなる傾向があるからです。
以下は、繁忙期の500km以上の引っ越し見積もり料金相場を、家族構成別にまとめたものです。
【移動距離500km以上の引っ越し見積もり料金相場(繁忙期)】
繁忙期 | 増減比率 | 通常期との差額 | |
---|---|---|---|
単身(荷物小) | 68,643円 | 1.06 | 4,095円 |
単身(荷物大) | 117,857円 | 1.19 | 18,507円 |
2人家族 | 210,619円 | 1.34 | 53,453円 |
3人家族 | 271,526円 | 1.38 | 74,907円 |
4人家族 | 306,554円 | 1.28 | 67,564円 |
5人家族 | 375,606円 | 1.10 | 34,476円 |
繁忙期の500km以上の引っ越し見積もり料金相場は、通常期に比べると、1割から4割ほど割高に。最大で74,907円の差額が生じる場合もあります。
また、単身(荷物小)のように、繁忙期と通常期とでほとんど差がないケースもあり、通常期と繁忙期の料金の増減比率は、必ずしも家族の人数に比例していません。500km以上の引っ越しをする際は、家族構成や荷物量によって、引っ越し時期を見極める必要がありそうです。
最安値で500km以上の引っ越しをするなら、一括見積もりサイトが便利
500km以上の長距離の引っ越しでは、荷物量や引っ越し時期などによって料金は大きく複雑に変動します。依頼する引越し業者によってもまちまちで、提示される見積もり料金が引越し業者ごとに異なるケースも少なくありません。
一括見積もりサイトを利用すれば、基本的な情報を入力するだけで、面倒な相見積もりを手軽にとることができます。
500km以上の長距離の引っ越しについても、荷物量や引っ越し日時など、ケースごとの最安料金を速やかに導き出すことができます。とても便利なので、活用してみるとよいでしょう。

500kmの引っ越し料金を抑える方法は?
500kmの引っ越し料金を抑えるには、荷物量を減らすのが効果的ですが、それだけでは限界があります。以下では、裏技的な方法も含めて、引っ越し業者が提供するお得なプランをご紹介します。
500kmの引っ越し料金を下げる方法1:混載便を利用する
荷物が少なめの単身者におすすめなのが混載便を利用する方法です。混載便とは、余ったスペースを活用し、同じ方面へと向かう複数の引っ越しの荷物をまとめて混載するトラックのことを指します。1台のトラックを複数の依頼者でシェアできるため、料金が安くなるのが特徴です。
引っ越し作業の日程や時間が業者任せになったり、通常便に比べて輸送時間が余計にかかったり(プラス1日ほど)などのデメリットはありますが、引っ越し代を安くすることができます。
引っ越し業者が提供している混載便の例をご紹介します。
引っ越し業者 | プラン名 | プラン特徴 |
---|---|---|
アーク引越センター | ミニ引越し長距離プラン | ワンルーム〜1LDKの少ない荷物量で長距離(100km以上が目安)の引っ越しに利用可能。大型家具・家電の荷造りや運び込み、家具の配置まで、スタッフが対応してくれます。 |
500kmの引っ越し料金を下げる方法2:フリー便を利用する
人気の高い午前便より午後便のほうが安いなど、引っ越し料金は引っ越しする時間帯によっても変動します。そのため、時間指定なしのプラン、いわゆるフリー便を利用することで、引っ越し代を安くすることが可能です。
時間帯指定した場合に比べて、フリー便を利用すると1万円〜2万円ほど安くなると言われていますが、500km以上の長距離を引っ越しする場合は、以下の点に注意が必要です。
500km以上と移動距離が長く荷物量も多い場合、引っ越し作業には時間がかかります。もし当日中に作業が終わらず日をまたいでしまうと、追加料金が発生してしまうことも。
退去時に管理会社の立会い確認がある場合、新居でガスや水道の開栓作業の時間時間を指定している場合は、余裕をもってスケジュールを組んだり、引っ越し日とは別の日に手続きの段取りをしたりなどの対応も必要です。
500kmの引っ越し料金を下げる方法3:コンテナ便を利用する
荷物量が多い人にはコンテナ便がおすすめです。コンテナ便とは、JRの貨物用コンテナで引っ越しの荷物を輸送する方法で、旧居から駅まで、駅から新居までのトラック輸送を引っ越し業者が担当します。
同じ方面へ向かう荷物を鉄道で輸送できるため、500km以上の長距離の引っ越しに向いています。
比較的多くの荷物が運べることから、単身者だけでなく家族の引っ越しにも対応し、燃料費や人件費を削減できるため、引っ越しの料金設定が抑えられています。
コンテナ便の注意点は、輸送日数がかかること(最大で4日)。また、新居が駅から遠い場合、かえって費用がかかる場合もあるので、見積り依頼時に確認が必要です。
引っ越し業者が提供しているコンテナ便の例をご紹介します。
引っ越し業者 | プラン名 | プラン特徴 |
---|---|---|
アリさんマークの引越社 | 長距離エコ便 | アリさんマークの引越社スタッフが、旧居での荷造りと運び出し、新居での搬入作業と最寄りのJR貨物駅まで/からのトラック輸送を担当。 |
長距離引越し格安プラン | アリさんマークの引越社スタッフが、旧居での荷造りと運び出し、新居での搬入作業などを担当。最寄りのJR貨物駅まで/からのトラック輸送は協力会社が行います。 |
500kmの引っ越し料金を下げる方法4:帰り便を利用する
帰り便とは、引っ越し荷物の輸送を終えて帰途につく空になったトラックの荷室を有効活用する裏技的なプランです。
引っ越し料金には、往復分の運賃が含まれています。帰り便の場合、片道分の運賃のみで済むため、引っ越し料金が安く設定されています。
注意点として、往路を行く便が優先となるため、時間の制約を受けることが挙げられます。引っ越しの日程は引っ越し業者任せになるのが一般的です。
引っ越し業者が提供している帰り便の例をご紹介します。
引っ越し業者 | プラン名 | プラン特徴 |
---|---|---|
プロスタッフ | 長距離エコリーズナブルパック | 関西方面 52,000円〜 中部方面 42,000円〜 中国方面 66,000円〜 四国方面 76,000円〜 九州方面 91,000円〜 東北方面 55,000円〜 |

まとめ
500kmの長距離移動になれば、引っ越し料金は高くなる傾向があります。一括見積もりサイトやお得なプランをうまく活用して、快適でリーズナブルな引っ越しにお役立てください。
※特記のない記事内データは、2020年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出しています
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