3LDK物件の引越し見積もり料金の相場は? 費用を大幅に抑える方法も紹介
公開日 2020年06月23日
3LDKのように比較的面積が広い部屋ともなれば、おのずと荷物の量が増えるもの。いざ引越しするとなれば、引越し代金は高くなってしまいがちです。
引越しにかかる費用をできるだけ抑えたいと考えている3LDKにお住まいの方に向けて、引越し時期や曜日、時間帯など、ケースごとの料金相場を解説。費用を大幅に安くする方法とあわせてご紹介します。
■目次
・3LDK物件の引っ越し見積もり料金相場
・同じ3LDKでも建物タイプごとに引っ越し見積もり料金が変動
・3LDK物件の引越し見積もり料金を安くするには?
・まとめ

3LDK物件の引っ越し見積もり料金相場
一口に3LDKの物件といっても、間取りタイプや広さはさまざまです。
専有面積が比較的大きく部屋数が多いこともあり、一人暮らしや共働き夫婦、5人以上の家族など、家族構成に関係なく、荷物の量は多くなる傾向に。荷物が増えるぶん、引越しするとなれば、それなりに引越代も高額になってしまう傾向があります。
引越し料金を構成するのは、「基本運賃」「実費」「付帯サービス」の3つの要素です。このうち、移動距離と人数、荷物の量などからなる「基本運賃」が、引越し料金の多くを占めています。
この「基本運賃」は、国土交通省が定める「標準引越運送約款」をモデルにして決められているため、原則として、引越し見積もり料金が業者によって大きく変動することはありません。
ところが、同じ3LDKの部屋であっても引越しする時期や曜日、時間帯によって、引越し見積もり料金が変動することがあります。3LDK物件の引越し見積もりの料金相場をケースごとにくわしく見ていきましょう。
【引っ越し時期編】3LDKの引っ越し料金相場
引っ越し料金は、3LDK物件に限らず、引っ越し時期に大きく左右されます。引っ越し予約が集中する繁忙期を迎えると、多くの引っ越し業者が、通常期(閑散期)のようには割引料金を適用しなくなるためです。
「通常期(5月~1月)」と「繁忙期(2月~4月)」の引っ越し見積もり料金の違いを家族構成ごとにまとめました。
3LDKの時期別の引越し料金相場 ※~15km未満(同市区町村程度)
通常期(5月~1月) | 繁忙期(2月~4月) | |
---|---|---|
単身(荷物小) | 44,610円 | 51,089円 |
単身(荷物大) | 57,516円 | 72,802円 |
2人家族 | 73,618円 | 87,663円 |
3人家族 | 87,447円 | 109,041円 |
4人家族 | 108,578円 | 132,049円 |
5人家族以上 | 158,448円 | 170,159円 |
※2020年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出。最新のデータはこちらをご覧ください
家族構成に関係なく、「通常期」よりも「繁忙期」の引っ越し料金が高くなっているのが分かります。とくに「単身(荷物大)」のケースでは、「通常期」の引っ越し料金が57,516円であるのに対して、「繁忙期」では72,802円。差額は15,286円で、2割以上の料金の開きがあります。
【引っ越し時間帯編】3LDKの引っ越し料金相場
3LDKの引っ越し料金は、時間帯によっても変動します。引っ越し料金が午前と午後、夕方でどう違うのか、家族構成ごとに表にまとめました。
3LDKの時間帯別の引越し料金相場 ※~15km未満(同市区町村程度)
午前 | 午後 | 夕方 | |
---|---|---|---|
単身(荷物小) | 49,419円 | 42,002円 | 42,248円 |
単身(荷物大) | 67,967円 | 52,434円 | 53,452円 |
2人家族 | 83,613円 | 64,589円 | 72,652円 |
3人家族 | 99,847円 | 75,668円 | 81,860円 |
4人家族 | 122,030円 | 88,499円 | 98,560円 |
5人家族以上 | 165,973円 | 113,690円 | 302,367円 |
※2020年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出。最新のデータはこちらをご覧ください
おおむね「午前」の引っ越し料金が最も高く、「午後」の引っ越し料金が最も安くなる傾向があることが分かります。
なかでも「4人家族」の場合、「午前」の引っ越し料金は「午後」の料金のおよそ4割増となっていて、差額は33,531円と見逃せません。
「5人家族以上」の場合も、「午後」に比べて「午前」の引っ越し料金が高くなっていますが、例外的に「夕方」が最も高額です。荷物が多くなるぶん、より多くの作業人員が必要になるため、人件費が余計にかかるなど、引っ越し業者の事情が反映されていると考えられます。
【引っ越し曜日編】3LDKの引っ越し料金相場
では、3LDKの引っ越し料金は引っ越しする曜日によって違いが出ることはあるのでしょうか。平日と土日とで、引っ越し料金がどう変化するかをまとめたのが以下の表です。
3LDKの曜日別の引越し料金相場 ※~15km未満(同市区町村程度)
平日 | 土日 | |
---|---|---|
単身(荷物小) | 46,425円 | 46,430円 |
単身(荷物大) | 58,977円 | 66,155円 |
2人家族 | 77,035円 | 77,996円 |
3人家族 | 93,832円 | 93,878円 |
4人家族 | 115,155円 | 117,435円 |
5人家族以上 | 153,137円 | 171,329円 |
※2020年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出。最新のデータはこちらをご覧ください
「単身(荷物大)」と「5人家族以上」で1割程度の差額が生じるケースはあるものの、平日と土日の引っ越し料金の差はほとんどないといえそうです。

同じ3LDKでも建物タイプごとに引っ越し見積もり料金が変動
仮に同じ間取り、同じ広さだとしても、3LDKの引っ越し見積もり料金は、建物タイプによって変わることがあります。さっそく建物タイプ別の引っ越し料金相場を見てみましょう。
建物タイプ別の引っ越し料金相場
建物タイプ | 平均料金 |
---|---|
マンション(エレベータ有) | 128,688円 |
マンション(エレベータ無) | 134,221円 |
アパート | 118,672円 |
一戸建て | 102,907円 |
その他 | 140,112円 |
※2020年5月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出
「マンション(エレベータ無)」が134,221円と最も高くなっています。エレベーターがない建物では、引っ越し料金が高くなることがあります。階数が上がると作業の負荷も比例して高くなるため、作業人員を増やして対応しなくてはならない場合があるからです。
3LDKの引っ越し見積もりをする際には、ぜひ建物タイプにも注意してください。

3LDK物件の引越し見積もり料金を安くするには?
では、3LDK物件の引越し見積もり料金を安くするにはどうしたらよいのでしょうか。引っ越し見積もり料金は、荷物の量に比例して高くなるため、3LDK物件の場合も、荷物の量を減らすのが大幅なコストダウンへの近道です。
そんなことは周知の事実で言うまでもないのですが、ここでのポイントは、引越しで使用するトラックの大きさを少しでも小さくする点にあります。
引越し見積もり料金は、厳密にいうと、荷物の量ではなく、引越しに利用するトラックの大きさに比例して高くなります。
そのため、3LDKのように比較的面積が広く、見積もりが高額になりがちな部屋であっても、荷物の量を減らしてひとまわり小さなトラックで引越しできれば、料金を大幅に安くできるわけです。
以下は、引越し見積もり料金相場を使用するトラックごとに表にしたものです。
荷物量別に見る見積もり金額の平均は?
(※)調査概要は文末に記載
最も大きい「10t以上のトラック」と最も小さな「軽トラック」とでは、およそ5倍、金額にして197,465円もの差額が生じることが分かります。簡単には見過ごせない違いです。
「3LDK物件の引越しに軽トラックを使うなんて現実的じゃない」と思われるかもしれません。確かに、3LDKのように部屋が広くなれば、荷物の量も自然と増えると考えられるでしょう。ところが、実際は必ずしもそうとは限らないようです。
3K~3LDKの部屋で暮らす人の引越しの荷物量
(※)調査概要は文末に記載
上の表から分かる通り、3LDKで暮らす方が引越し時に利用したトラックで最も多かったのが、実は「軽トラック」(26.8%)なのです。3DKの場合でも、最も多いのは「2tロング〜2.5tトラック」(23.2%)ですが、2番目に多いのは「軽トラック」(20.4%)となっています。
「軽トラック」というと、ワンルームや1Kなど、比較的狭めの部屋に暮らす方が引越しに利用するイメージがありますが、3LDK居住者の引越しでも「軽トラック」が大活躍しているのです。3LDKにお住いの方は、ぜひこれにならって荷物の量を積極的に減らしてみてはいかがでしょうか。

まとめ
3LDKのように比較的面積の広い物件の引っ越し料金は、ワンルームや1Kなどと比べて高額になる傾向があります。
ところが、荷物の量を少なくして引っ越しに利用するトラックを小さくすることで、引越代を大幅に節約することが可能です。また、引っ越し時期や曜日によって安くなることもあります。
見積もりサイトを利用する際の参考にして、お得に引っ越ししてください。
<調査概要>
「引越しに関する実態把握調査」(リクルート住まいカンパニー)
【調査実施時期】 2013年3月22日(金) ~2013年3月29日(金)
【調査対象者】 18~69歳の男女
【調査方法】 インターネット調査
【有効回答数】 20,000サンプル
【調査実施機関】楽天リサーチ株式会社
画像:PIXTA
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