電気・水道・ガスの引っ越し手続き【手順・スケジュール・注意点】|引越し見積もり・比較【SUUMO】

電気・水道・ガスの引っ越し手続き【手順・スケジュール・注意点】


最終更新日  2023年11月26日

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引っ越しのときに重要なのが、電気・水道・ガスなどライフラインの手続きです。電気は、旧居の使用停止と新居の使用開始、水道・ガスは、それぞれ閉栓・開栓を行う必要があります。電気・ガス・水道で手続き方法や期限が異なり、引っ越し時に立会いが必要な場合も。引っ越し前の手続きを怠ったばかりに引っ越しが遅れたり、新居に引っ越しても水が出なくて真っ暗……そんなツライ思いをしなくて済むよう、早めにきちんと準備しておきましょう。

■目次
電気・水道・ガスの引っ越し手続き方法は?
電気・水道・ガス引っ越し手続きは何日前に行うべき?
電気・水道・ガスの引っ越し手続きに立会いは必要?
電気の引越し手続き【手順・必要事項・連絡先】
水道の引っ越し手続き【手順・必要事項・連絡先】
ガスの引っ越し手続き【手順・必要事項・連絡先】

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電気・水道・ガスの引っ越し手続き方法は?

ライフラインである電気・水道・ガスの引っ越し手続きは、基本的に退去時と入居時に行います。

引っ越しの日が決まったら、電気、水道、ガスの各事業者に引っ越すことを伝えましょう。引っ越しに伴う電気、ガス、水道の手続きはそれぞれ異なり、引っ越し繁忙期は手続きも混み合います。引っ越し前後はバタバタしているので、スムーズに手続きを済ませたいものです。

そこで、電気・水道・ガスのそれぞれの引越し手続き方法について紹介します。手続き方法やスケジュール、立会いの有無をわかりやすくまとめた表などを参考にして、効率よく手続きを進めましょう。

退去に伴う電気・水道・ガス引っ越し手続き方法は?

電気・水道・ガス共に電話やインターネットで手続きする
電気の引越し手続き【手順・必要事項・連絡先】
水道の引越し手続き【手順・必要事項・連絡先】
ガスの引越し手続き【手順・必要事項・連絡先】


入居にともなう電気・水道・ガス引っ越し手続き方法は?

同じ電力会社での契約を継続する場合は、新居で改めて電力会社へ申し込みをする必要はありません。従来のブレーカーと、取り換えが進んでいるスマートメーターでは、使用開始の手続きが異なるので注意しましょう。
電気の引っ越し手続きの手順

水道は、インターネットで使用開始の手続きをするか、備え付けの「水道使用開始申込書」に記入して投函します。
水道の引っ越し手続きの手順

ガスは、電話やインターネットで連絡する。
ガスは、自分ひとりで開栓できません。入居者の立会いのもと、係員が開栓作業を行います。
ガスの引っ越し手続きの手順


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電気・水道・ガス引っ越し手続きは何日前に行うべき?

電気・水道・ガスの引っ越し手続きは、引っ越し日の約1か月前から申し込めますが、いつごろ行うのがベストなのでしょうか。SUUMOで行った「引越しに関する実態把握調査」(リクルート住まいカンパニー)から、引っ越し体験者が実際に手続きした時期を紹介します。

■参考記事
引越し手続きの時期はいつ!? VOL.1

電気については、全体の70%近くの人が、引越し前に手続きを済ませたと回答。最も多かったのが1週間前で、その次が半月前という結果でした。

水道については、引越してすぐに掃除をしたり、トイレやお風呂を使用するためにも欠かせないとあって、引越し前に手続きを済ませた人が全体の70%近く。そのうち、最も多かったのが1週間前という声でした。

ガスについては、引越し前に手続きを行った人が、全体の約66%。1週間前が最も多く、その次に多いのが半月前という結果でした。ガスの開栓は、基本的に立会いが必要なため、春などの引越しシーズンは手続きが混み合い、希望日時に予約を入れられないことも。引越し当日に連絡してその日から使えるとは限らないため、2~3週間前には手続きを済ませておくとよいでしょう。

電気、水道、ガス共に、電話やWebサイトから簡単に手続きが可能なので、新居が決まったらすぐにアクセスして、一度にまとめてやってしまうのが効率的です。

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電気・水道・ガスの引っ越し手続きに立会いは必要?

退去時や入居時に、入居者の立会いが必要な場合があります。電気・水道・ガスそれぞれについて、立会いが必要なケースを見ていきましょう。

退去時の電気・水道・ガス引っ越し手続きの立会いは?


  • 電気は立会い不要
  • 水道・ガスは、立会いが必要な場合がある

電気の立会いは不要で、自分でブレーカーを下げます。ガスは、ガスメーターが屋外にある場合は立会い不要ですが、ガスメーターが室内にあったり、オートロック式の建物の場合は立ち会いが必要です。水道は、基本必要ありませんが、オートロックのマンションで、建物の中にメーター等がある場合には立会いが必要になるケースもあります。


入居時の電気・水道・ガス引っ越し手続きの立会いは?


  • 電気・水道の立会いは、不要
  • ガスは、立会いが必要

電気は、自分ひとりで使用開始できるので立会いは不要です。水道は、基本必要ありませんが、閉栓手続きで引っ越し当日に支払いを済ませたい場合や、オートロックのマンションの場合には立会いが必要になるケースもあります。ガスは、ガス会社の係員が来て開栓するため、立会い必須です。


引っ越し時の電気・水道・ガスの手続き期限・方法・立会いの有無一覧表


【旧居で電気・水道・ガスの使用を停止する】
申し込みタイミング主な手続きの方法立ち合いの有無
電気1週間前まで電話・インターネット不要※1
水道電話・インターネット・郵送不要※1
ガス電話・インターネット不要※2

※1オートロックの物件の場合は立ち会う必要あり
※2ガスメーターが室内にある、オートロックの物件、警報機やガス機器の撤去をしてもらいたいなどの場合は立ち会う必要あり


【新居で電気・水道・ガスの使用を開始する】
申し込みタイミング主な手続きの方法立ち合いの有無
電気1週間前までインターネット・郵送※3不要
水道インターネット・郵送※3不要
ガス電話・インターネット必要

※3基本的には事前申請がなくても引越し当日から使用可能だが、使用開始の連絡を行う


■関連記事
引っ越し時のガス・電気・水道などの使用停止と開始のやり方・タイミング


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電気の引越し手続き【手順・必要事項・連絡先】

電気のイメージ

引越しをするときには、旧居の電気を停止する手続きと、新居の電気を開始する手続きの両方が必要です。電気に関する使用停止と使用開始手続きの手順、必要事項、連絡先を紹介します。


電気の引っ越し手続きの手順


  • 引っ越しが決まったら、利用している電力会社へ旧居の使用停止の連絡をする
  • 退去時は、ブレーカーを落とす※
  • 入居後、自分で新居のブレーカーを上げ、電気が使用できるか確認
  • インターネットもしくは備え付けの申込用紙で使用開始の連絡をする

※従来のブレーカーからスマートメーターへの取り換えが推進中

スマートメーターは、遠隔操作によって電気の供給をコントロールできる仕組みです。電力供給の安定化のため、従来のブレーカーから、スマートメーターへの取り換えが進んでいます。2023年度中にほとんどの電力会社で取り換えが完了する予定です。スマートメーターには、通信機能があり、遠隔操作されるため、オートロック物件でも立会いは不要です。ただし、自分でブレーカーを上げ下げして使用開始できないので、新居がスマートメーターの場合、電力会社との事前契約なしでは電気は使えません。

従来型と違って手続きが完了するまでは電気が入らないため、忘れずに手続きをしましょう。

旧居で電気の使用を停止する

手続きのタイミング1週間前までには済ませる
手続き方法利用している電力会社に連絡する(電話やインターネットで)
立ち会いの必要オートロックの物件の場合は立ち会う必要あり

引っ越しが決まり、旧居の電気を停止する手続きとしてまず行うのが、利用している電力会社への連絡です。停止の連絡に日程的な決まりは特にありませんが、連絡せずそのままにしておくと、引っ越し後も旧居の電気料を支払うことになるので、必ず手続きは済ませておきましょう。

連絡の方法は電話とインターネットの2つがあります。

■電話
電話であれば引っ越し当日に連絡しても受付は可能ですが、引っ越しが決まったら1週間前ぐらいを目安に連絡するのが良いでしょう。

■インターネット
インターネットから手続きをする場合は、日程が迫っている場合受け付けてもらえないこともあります。数日前~2週間前ぐらいを目安に早めの連絡を心がけましょう。

新居で電気の使用を開始する

手続きのタイミング従来のブレーカーは、事前申請がなくても引越し当日から使用可能。スマートメーターは、未契約の場合、当日使用不可の場合あり
手続き方法「アンペアブレーカー」「漏電遮断器」「配線用遮断器」の順番でつまみを「入」にすれば使用可能
立ち会いの必要なし

新居の電気を開始する手続きとして、インターネットもしくは備え付けの申込用紙に使用開始の申し込みをする必要があります。従来の電気メーターが取り付けられている場合、申し込み未了でも電気そのものはブレーカーを上げれば当日から使用できますが、期日までに手続きを完了しないと使用が停止される可能性があります。支払い関係事項についてはインターネット及び、「電気使用申込書」に記入して電力会社へ郵送し手続きをします。


電気の使用停止手続きの必要事項

電気の使用停止の連絡をする際は以下のような項目を聞かれます。「お客さま番号」が書かれた領収書などの書類を手元に準備しておくと、スムーズに手続きが進められるでしょう。


  • 現在住んでいる住所
  • 氏名
  • お客さま番号(検針票、領収書)
  • 退去日(停止日)
  • 引っ越し先の住所
  • 支払い方法

電気の引っ越し手続きの注意点

・旧居の使用停止の連絡を忘れずに
電気の使用停止の連絡に日程的な決まりは特にありませんが、連絡せずそのままにしておくと、引っ越し後も旧居の電気料を支払うことになるので、必ず手続きは済ませておきましょう。そのほか寒冷地の場合、電力を停止すると配管内が凍結する可能性があるので、季節によっては対応の仕方を事前に確認しておく必要があります。


地域電気会社連絡先例


東北電力
24時間いつでも受付
0120-066-774
月~金曜日9:00~17:00
※祝日、年末年始を除く

東京電力
24時間いつでも受付
規定料金プラン
0120-995-001
電気自由料金プラン、ガス料金プラン
0120-503-894(自由料金プラン)
0120-503-895(規制料金プラン)

中部電力
24時間いつでも受付
0120-921-691
月~金曜日9:00~19:00
土日祝日9:00~17:00
※年末年始を除く

関西電力
24時間いつでも受付
0800-777-8810
月~金曜日9:00~18:00
※土日祝・年末年始を除く

九州電力
24時間いつでも受付
【福岡営業所】0120-639-458
平日9:00~17:00



電気料金の支払い方法

引っ越し後の電気料金は、利用を開始した当日から1回目の検針日前日までの使用量を日割り計算した金額になります。支払い方法に関しては、旧居と同じ口座振替払いを新居でも継続する場合以外は請求書が送付されます。


契約アンペアを変更するには

・従来のブレーカーの場合
使用できる電力量はアンペアブレーカーの容量によって決められています。旧居で、同時に複数の電気製品を使用してブレーカーが落ちた場合は、アンペアブレーカーの容量が不足していたということです。その場合、新居は、容量が大きなアンペアブレーカーに交換するといいでしょう。スマートメーターの場合は、電力会社からの遠隔操作で変更できるため交換工事は必要ありません。

交換工事は基本無料ですが、賃貸の場合では必ず管理会社や大家さんにアンペアブレーカー交換の確認をしてから、電力会社へ依頼してください。


新電力会社へ切り替える場合

2016年4月から一般家庭でもさまざまな事業者から電気を購入できるようになりました。

電力自由化の主なメリット

  • 各個人・世帯の生活に合わせた料金メニュー/事業者を選ぶことができる
  • 自由競争の導入により、各事業者独自の「セット割り」などのお得なサービスが利用できる
  • 再生可能エネルギーを発電している会社からも電気を購入できる
  • 住んでいるエリア外で発電された電気も購入できる

電力会社ごとにプランや金額なども異なるため、これを機にこれまで利用していた電力会社からの切り替えを検討してみるのもよいでしょう。場合によっては従来よりも安くなる可能性もあるでしょう。

新たな電力会社へ申し込みを行う際には以下の事項を伝えられるように準備しておきましょう。

電力会社切り替えのとき必要な情報

  • 現在契約している電力会社の名前
  • 現在契約しているお客さま番号
  • 供給地点特定番号(検針票に記載されている22桁の番号。現在契約している電力会社に問い合わせて確認することもできる)
  • 電力会社を切り替えたい日
  • 本人確認ができる書類(健康保険証や運転免許証など)

経済産業省の資源エネルギー庁ホームページに切り替えが可能な「登録小売電気事業者一覧」が掲載されています。切り替えを検討されている方は参考にしましょう。

ただし、電力業界内での競争が、ある一定のレベルに達するまでは、消費者保護の観点から、これまで利用されてきた料金プランも各地域の電力会社から提供されることになっています。

引越しをするときに必要な電気関連の手続きは、退去時と入居時とで大きく分けられます。いずれも事前にとるべき手順を確認しておき、スムーズな手続きができるよう備えましょう。引っ越しを機に電力会社の切り替えを検討している方は、各社比較してスケジュールに余裕を持って手続きを進めましょう。


電気の引っ越し手続きでよくある疑問

電気の引っ越しでよくある疑問に答えます。

■電気の手続きが引越し当日になったら?
使用停止の手続きは、受付時間内なら、当日、電話でできます。インターネットによる手続きは当日完了できない場合があります。従来のメーターの場合、引っ越し後、自分で新居のブレーカーを上げれば、そのまま使えました。ただし、スマートメーターの場合は、事前に電話及びインターネットで契約しないと使えません。スマートメーターの場合の当日開通は難しく、少なくとも2営業日はかかります。

■電気の開通は土日でもできるの?
事前に手続きをしていれば、土日、平日関係なく自分でブレーカーを上げれば開通できます。スマートメーターの場合は、契約済であれば、そのまま使用開始できます。

■月の途中で引越したら使用料金はどうなるの?
旧居での解約では、最後の検針日から退去日まで日割りで計算されます。新居での契約では入居日から最初の検針日前日まで日割りで計算されます。

■関連記事
引越しが決まったら電気開始の手続きを その手順と方法は?


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水道の引っ越し手続き【手順・必要事項・連絡先】

浴室の水道

水道の引っ越しに伴う手続きは、旧居での利用停止手続きと新居での利用開始手続きが必要です。引っ越し直前は慌ただしくなるので忘れてしまいがち。うっかりしているうちに引っ越し当日となり、利用料を余計に支払わなければならなくなるケースもあるので注意しましょう。


水道の引っ越し手続きの手順

手続きの手順は以下の通り。


  • お客さま番号が書かれているものを用意する(検針票、領収書)
  • 水道局に電話またはインターネットで手続きする
  • 退去時の閉栓、入居時の開栓は自分で行う
  • 水道局に使用開始の連絡をする

旧居で水道の使用を停止する

手続きのタイミング1週間前までには済ませる
手続き方法管轄の水道局などに連絡する(電話やインターネットで)
立ち会いの必要オートロックの物件の場合は立ち会う必要あり

まずは、引っ越しすることを現在利用している水道局に知らせる必要があります。一週間前まで、遅くとも引っ越しの3~4日前までに連絡をしましょう。

連絡方法は以下の2つがあります。

■電話
電話で連絡をする場合は、日曜や祝日は受付をしていない場合があるので注意が必要です。受付時間は、東京23区の場合で8時30分~20時となっており、平日に仕事が終わってから、または土曜日も受付可能。
ただし、受付時間は自治体によって差があるため、必ず各地域の水道局ホームページなどで確認しておきましょう。電話連絡の場合は口頭でお客さま番号などを伝え、本人確認がとれれば、その時点で閉栓手続きが完了します。

■インターネット
インターネットでの手続きの場合は24時間体制で受け付けています(ただし、該当水道局のホームページのメンテナンスや更新などにより受付が一時停止している場合もあります)。
インターネットの場合はホームページの指示に従って入力が完了すれば受付終了です。

新居で水道の使用を開始する

手続きのタイミング基本的には事前申請がなくても引越し当日から使用可能
手続き方法メーターボックス内の水止め栓を左へ回して開栓すれば使用可能
立ち会いの必要なし

入居の際は、まず新住所の管轄水道局へ連絡します(水道局に連絡しなくても水道自体は使用できる場合があります。後日、手続きしても受け付けしてくれますが、無用なトラブルを避けるためにも、水道を使用する前に連絡しましよう)。水道の使用手続きを連絡する方法は、電話、インターネット、郵送の3パターンがあります。

■電話
閉栓時と同様、口頭で本人確認がとれれば、その時点で開栓手続きが完了します。

■インターネット
こちらも閉栓時と同様、ホームページ上での指示に従って入力が完了すれば受付終了。

■郵送
この場合は「水道開始申込書」が玄関や郵便受けなどにありますので、必要事項を記入して水道局に送りましょう。


水道の使用停止手続きの必要事項

水道局に連絡をする前に、以下のものを用意・把握しておきましょう。


  • 現在住んでいる住所
  • 現住所の「お客さま番号」がわかるもの(検針票や使用料金の領収書など)
  • 退去する現住所
  • 閉栓希望日(=退去日)
  • 入居する新住所
  • 新住所の電話番号(固定回線があれば)

「お客さま番号」が分からない場合、インターネットでの受付はできません。電話で直接連絡し、本人確認をとってもらいましょう。


水道の使用開始手続きの必要事項


  • 引っ越し後の新住所
  • 開栓の日にち(事前に申し込む場合)
  • 水道料金納入通知書の送付先
  • お客さま番号、水栓番号

水栓番号は、検針票などに記載されているほか、各々の家の水道メーターか玄関ドアの上部、郵便ポストにステッカーが貼られています。


水道の引っ越し手続きの注意点


・水道手続きでは係員の立ち会いが必要な場合と不要な場合がある
ガスは開栓手続きに立ち会いが必要ですが水道の場合は基本的に必要ありません。
ただし、退去時の閉栓手続きで引っ越し当日に支払いを済ませたい場合や、オートロックマンションの場合には立ち会いが必要になることがあるので気を付けましょう。

・同一市区町村であれば閉栓・開栓の手続きが同時にできる
同じ市区町村への引っ越しであれば、管轄している水道局も変わらないため、1度の連絡で閉栓・開栓手続きが同時に行えます。手順は次のとおりです。
1:旧住所の料金が計算される
2:旧住所での水道料金の残金が新住所へ請求書として送付される(希望者は口座振替も可能)
3:新住所に引っ越したあと、送付されてきた請求書で旧住所の水道料金を支払う

・名義変更は電話やインターネットではできない
引っ越しに関する開栓・閉栓の手続き、また、手続き内容の確認は電話やインターネット上で行えますが、水道の使用者を変更する「名義変更」は、基本的に電話やインターネットでは手続きできません。
「給水装置使用者変更届」という書類に必要事項を記載し、管轄の水道局の維持課に届け出ましょう。
また、購入物件や相続した物件を売却して引っ越すなど、使用者だけでなく所有者も変わる場合は、「給水装置所有者変更届」という書類も提出する必要があります。

「給水装置使用者変更届」は、各自治体のホームページからダウンロードできます。届け出にはあらかじめ準備してからいきましょう。


水道料金の支払い方法

旧居の水道料金の精算水道の使用停止を申し込んだあとは、引っ越し当日(もしくは指定した閉栓日)に水道局の担当者がそれまでの使用量を検針します。精算は以下の3つの方法で可能です。


  • 今までに引き落とされていた口座から継続引き落とし
  • 新居へ送付された請求書で振り込む
  • 引っ越し当日にメーターを確認に来た係員に現金で支払う

ただし、引っ越しにより管轄の水道局が変更になる場合や、水道局によって精算方法が異なる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

そのほか、口座からの引き落とし、または新居へ送付してもらった請求書で振り込む場合は、部屋を引き払う際にメーターの数字をスマートフォンで撮影するなどして記録しておくと良いでしょう。
こうしておけば、思ったよりも精算金額が高かったときにも実際の使用量を確認でき、トラブルを防ぐことができます。

・開栓後の支払い方法
水道料金の支払いは2カ月ごとです。支払いについては以下の3つの方法があります。

■納付通知書での支払い
水道局から送られてくる納入通知書を持参し、金融機関、コンビニエンスストア、または管轄の水道局窓口で支払います。

■口座振替
水栓番号と使用者番号(水道料金納付通知書などに記載)、通帳、金融機関に届け出をしている印鑑を用意し、取引のある金融機関で手続きを行ってください。
また、金融機関などに置かれている一般的な公共料金専用の口座振替依頼書を利用すれば、水道以外の公共料金やNHK受信料などの口座振替も一括で依頼できます。
必要事項を記入して窓口に提出しましょう。
そのほか、ホームページから、口座振替依頼書の入手やインターネットバンキングでの申し込みが可能な水道局もあります。管轄の水道局のホームページを確認してみましょう。
いずれも、口座振替が開始されるのは申し込み月の翌月または翌々月からです。それまでは水道局から送られてくる納入通知書で支払いましょう。


水道局連絡先例


東京都水道局
東京都(武蔵野市、昭島市、羽村市、檜原村を除く)
24時間年中無休
0570-091-100(ナビダイヤル)
8:30〜20:00
日曜・祝日を除く

川崎市上下水道局
24時間年中無休
044-200-3548
月~金曜日8:30~20:00

横浜市水道局
24時間年中無休
水道局お客さまサービスセンター
045-847-6262

神戸市水道局
24時間年中無休
水道局お客さま受付センター
078-797-5555
・月曜日〜金曜日9:00〜17:15
・土日・祝日・年末年始(12月29日〜1月3日)を除く
・引っ越し繁忙期の2月中旬〜4月中旬の土曜日(祝日除く)は平日と同じ時間帯受付

大阪市水道局
24時間年中無休
お客さまセンター
06-6458-1132
・月曜日~金曜日8:00~20:00
・土曜日9:00~17:00
・12月29日・30日 9:00~17:00
(12月31日から1月3日は休業)
・3月と4月のみ日曜日・祝日も受付9:00~17:00



引っ越し後、水が出ないときの対処法

メーターのバルブが開いているか確認しましょう。バルブが開いている場合、下記2つの方式によって対処法が異なるので参考にしてみてください。

・直結給水方式の場合
バルブが開いている場合は水道局が水を止めている可能性が考えられるため水道局に連絡をする。

・貯水槽水道方式の場合
バルブが開いている場合はポンプの故障の可能性があるため、物件の大家さんもしくは管理会社に連絡する。また、水道の点検中でないかも確認する。

そもそもバルブが開いていない場合は、各水道局のホームページの図解を確認しながら、まずはバルブを開けることを試みてください。


水道の引っ越し手続きでよくある疑問

水道の引っ越しでよくある疑問に答えました。

■水道の手続きが引っ越し当日になったら?
解約手続きは1週間前にはしたいものですが、当日になってしまった場合はしっかりと閉栓して、できれば水道メーターを撮影しておくといいでしょう。契約手続きは当日でも後日になったとしても問題なく水道は使えます。

■集合住宅での水道の手続きは?
マンションなどの賃貸物件では、棟全体の水道を管理会社や大家さんが水道局と一括契約している場合があります。その場合は、管理会社や大家さんからの請求に従って支払います。料金の通知方法や支払い方法は物件によって異なりますので、入居契約前に確認しておきましょう。

■水道の閉栓や開栓は土日でもできるの?
立会いが必要なオートロックのマンションの場合を除き、水道の閉栓、開栓は、自分でするため土日、時間に関係なくいつでも可能です。

■月の途中で引っ越したら使用料金はどうなるの?
最後の検針日から引っ越し当日までの使用量が日割りで計算されます。

■参考記事
引越し時の水道開始・停止手続きの申し込み方法・必要なものを紹介


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ガスの引っ越し手続き【手順・必要事項・連絡先】

都市ガスのメーター

ガスは利用開始に当たって係員の立ち会いが必要となるため、できれば1~2週間前には手続きを終わらせておきましょう。春などの引っ越しシーズンには手続きが混み合い、希望通りに予約を入れられないことがあるので、手続きは余裕をもって進めましょう。


ガスの引っ越し手続きの手順

手続きの手順は以下の通り。


  • お客さま番号が書かれているものを用意する(検針票など)
  • 旧居で利用していたガス会社に電話連絡またはホームページで使用停止と、開栓時間の予約を行う。新居で別のガス会社を利用する場合は、別途申し込みと開栓時間の予約を行う
  • 旧居でガスの元栓を止める
  • 新居で、係員の立ち会いのもと、開栓する

旧居でガスの使用を停止する

手続きのタイミング1週間前までには済ませる
手続き方法利用しているガス会社に連絡する(電話やインターネットで)
立ち会いの必要ガスメーターが室内にある、オートロックの物件、警報機やガス機器の撤去をしてもらいたいなどの場合は立ち会う必要あり

ガスの使用停止の申し込みは、引っ越しをする1週間前までには済ませておきたいところ。遅くとも2~3日前には利用しているガス会社に申し込んでおきましょう。

使用停止(閉栓)の立会いは、ガスメーターが屋外にある場合は、ガス会社の作業員が行うため不要です。ガスメーターが室内にあったり、オートロック式の建物の場合は、立ち会う必要があるため、あらかじめスケジュールを調整しましょう。

新居でガスの使用を開始する

手続きのタイミング1週間前までには済ませる
手続き方法新居の管轄のガス会社に連絡する(電話やインターネットで)
立ち会いの必要ガス会社の係員が来て開栓するため、立ち会いの必要あり

ガスの使用を開始するときは必ず立ち会いが必要です。引っ越しの1週間前には新居で利用するガス会社に連絡し、開栓時間の予約をしましょう。

引っ越しをする人が多い3~4月のシーズンは、ガス会社の予約が埋まってしまうことも。インターネットもしくは電話で申し込むことができるので、早めに予約することをおすすめします。

開栓作業は、警報装置の作動確認やガス漏れの有無などの安全点検を行います。問題がなければガスが使用できます。


ガスの使用停止(解約)手続きの必要事項

電話もしくはインターネットで手続きできます。その際、下記の情報を事前にメモしておくとスムーズです。


  • 現住所
  • 契約者の氏名
  • 引っ越し予定日時
  • 引っ越し先の住所
  • お客さま番号

お客さま番号は、ガスメーターに貼ってあるシールや使用量のお知らせ(検針票)を見れば確認できます。


ガスの引っ越し手続きの注意点

・引っ越し先でガスの種類が変わる場合今までのガス器具は使えない
ガスの種類が例えばプロパンガス(LPガス)から都市ガス、都市ガスからプロパンガスといったように変わるときには、今まで使っていたガス機器はそのまま使えません。そのため今まで使っていたガス機器の処分と、ガスの種類にあったガス機器を新しく購入する必要がありますのでご注意ください。


ガス料金の支払い方法

使用停止の際、ガス会社がメーターの確認をし、ガス料金の精算も行います。口座振替でガス料金を使用している場合は口座振替で精算できます。
また、入居時の開栓時に、支払い方法の手続きも一緒に済ませておきたいところ。郵送で送られる払込書での支払いのほか、口座振替やクレジットカードで支払うことが可能。口座振替などは申し込みから振替開始まで1~2カ月ほどかかるため、速やかに変更しましょう。


地域別ガス会社連絡先例


ニチガス
24時間年中無休
【東京】0120-445-670
【神奈川】0120-149-333
月~金曜日9:00〜17:00
(土曜、祝日を除く)

東京ガス
24時間年中無休
0570-002211
03-3344-9100
月~土曜日9:00〜19:00
日曜・祝日9:00~17:00

東邦ガス
朝7:00~翌朝3:00
0120-015455

大阪ガス
朝5:30~翌日4:30(日曜日は翌2:00まで)
【大阪府大阪市】0120-0-94817
月~土曜日9:00〜19:00
日曜・祝日9:00~17:00

西部ガス
朝7:00~翌朝4:00
0570-000-312
月~土9:00~19:00
日・祝 9:00〜17:00


登録ガス小売事業者一覧

2017年4月からスタートした都市ガスの小売全面自由化。これによって都市ガスを供給する会社を自由に選ぶことや、新しい料金やサービスを利用できるようになりました。都市ガスの品質は今まで同様で、保守点検や緊急時の対応も変わりません。LPガスはもともと自由化されていました。

都市ガスは販売事業社ごとに料金やサービスが異なり、また電気の自由化とあわせて会社によっては都市ガスと電気のサービスをひとつにまとめることも可能です。

経済産業省の資源エネルギー庁ホームページに切り替えが可能な「登録ガス小売事業者一覧」が掲載されています。

【登録ガス小売事業者一覧】


ガスの引っ越し手続きでよくある疑問

ガスの引っ越しでよくある疑問に答えました。

■ガスの手続きが引っ越し当日になったら?
ガスの閉栓は場合により立会いが必要で開栓は立会いが必須です。そのため手続きをしていないことに気が付いたらすぐにガス会社に連絡しましょう。連絡した時間が早ければ当日に閉栓、開栓手続きをしてもらえることがあるからです。遅い時間に連絡したり、繁忙期だったりする場合には翌日以降になるため早めに連絡しましょう。

■ガスの閉栓や開栓は土日でもできるの?
ガスの閉栓、開栓は土日祝日対応していますが、繁忙期では希望の日時に対応できない場合もあるため、やはり早めに手続きするのがいいでしょう。

■電気とガスの手続きをひとつにまとめることはできるの?
電気は2016年4月、都市ガスは2017年4月から自由化されたことにより、新規参入社が増えお得な料金プランを設定しています。
そのなかでも電気とガスをまとめるセット割りも各社で用意しています。ひとつにまとめると料金が安くなる場合があり、請求先もひとつにまとめられるので管理しやすいといったメリットがあります。

■月の途中で引っ越したら使用料金はどうなるの?
電気や水道と同じく、ガスも日割りで計算されます。各ガス会社によって条件が異なるので、ホームページ等で確認してください。

引っ越しのとき、ライフラインの基本となる電気・水道・ガスの手続き。事前にきちんと計画し、抜け漏れのないように心がけましょう。
受付時間や支払い方法などは、住んでいる場所によって多少異なりますので、あらかじめ調べておくと安心です。

使用開始・停止手続きの方法や必要な情報をきちんと押さえ、引っ越し後にすぐに使えるようにしましょう!


写真: PIXTA


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平均
33,942 円
最小
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最大
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※ 引越し見積もり料金や、実際の引越し料金を保証するものではありません。

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