単身者の引越しは3万円でできる?引越し見積もり料金を安くするアイデアを紹介
最終更新日 2024年04月04日
単身者の引越しは、家族に比べて荷物が少ないことが多く、引越し料金が安くなる傾向があります。とはいえ、引越し費用はできるだけ抑えたいもの。引越しを控えた単身者の方に向けて、引越し料金相場やできるだけ安く引っ越すアイデアを紹介します。
3万円で引越しするための条件もあわせて、ぜひチェックしてみてください。
■目次
・3万円台で引っ越せるのはいつ?【引越し時期別】単身者の引越し見積もり相場
・時間帯を選べば3万円未満も可能?【曜日・時間帯別】単身者の引越し見積もり料金相場
・単身者の引越しを3万円に抑える・近づける方法
・単身者の引越し料金がもっと安くなる「単身パック」って何?
・まとめ
3万円台で引っ越せるのはいつ?【引越し時期別】単身者の引越し見積もり相場
引越し料金は、引越しする時期やタイミングによって違ってきます。荷物量が比較的少ない単身者の場合も例外ではなく、移動距離によっては、数万円単位と大きな差が出ることも。
とくに注意したいのが、3月〜4月にかけて。引越し業者に依頼が集中する繁忙期とされ、通常期(閑散期)と比べて引越し料金が高くなる傾向があります。
できるだけ安く引越しするためにも、まずは引越し見積もり相場をチェックしておきましょう。以下は、移動距離別の単身者の引越し見積もり料金相場を繁忙期と通常期に分けて表にしたものです。
【単身者の引越し見積もり料金相場(通常期)】
単身者(荷物小) | 単身者(荷物大) | |
---|---|---|
全平均 | 平均4万1,926円 | 平均5万4,132円 |
~15km未満(同市区町村程度) | 平均3万4,376円 | 平均4万5,460円 |
~50km未満(同都道府県程度) | 平均3万6,049円 | 平均4万5,379円 |
~200km未満(同一地方程度) | 平均4万2,068円 | 平均6万758円 |
~500km未満(近隣地方程度) | 平均5万2,887円 | 平均7万7,052円 |
500km以上(遠距離地方程度) | 平均6万1,483円 | 平均9万6,128円 |
※2024年2月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出。最新のデータはこちらをご覧ください
【単身者の引越し見積もり料金相場(繁忙期)】
単身者(荷物小) | 単身者(荷物大) | |
---|---|---|
全平均 | 平均4万8,849円 | 平均6万8,272円 |
~15km未満(同市区町村程度) | 平均3万9,259円 | 平均5万2,975円 |
~50km未満(同都道府県程度) | 平均4万7,620円 | 平均5万8,189円 |
~200km未満(同一地方程度) | 平均4万5,822円 | 平均7万1,510円 |
~500km未満(近隣地方程度) | 平均5万3,211円 | 平均9万1,084円 |
500km以上(遠距離地方程度) | 平均6万7,202円 | 平均11万1,650円 |
※2024年2月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出。最新のデータはこちらをご覧ください
通常期でも繁忙期でも、荷物の量や距離によっては3万円台での引越しが可能であることが分かります。
ちなみに、「荷物(小)」「荷物(大)」の目安は以下のとおり。
荷物(小) | 軽トラック(約5〜5.5立方メートル程度) |
荷物(大) | 1.5t、2tショート、2tトラック(約10〜11立方メートル程度) |
3万円台で引越しするには、近隣地域への引越しであること、荷物量が軽トラックに積み込める程度であることが条件になるといえそうです。
時間帯を選べば3万円未満も可能?【曜日・時間帯別】単身者の引越し見積もり料金相場
引越しする曜日や時間帯によっても、見積もり料金は違ってきます。以下は、単身者の上旬・中旬・下旬ごとの引越し見積もり料金相場です。
【上旬・中旬・下旬ごとの引越し見積もり料金相場】
上旬 | 6万1,405円 |
中旬 | 5万8,946円 |
下旬 | 6万3,448円 |
※2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出
中旬が最も安く、また下旬が最も高くなっています。その差は4,500円程度と少額ながら、引越し料金を少しでも抑えたい場合は、検討の価値があるかもしれません。
なお、引越し時期や移動距離を考慮しない平均金額であるため、ここでは3万円台の金額は見られません。
単身者の曜日別の引越し見積もり料金相場
さらに曜日による料金の違いもチェックしておきましょう。以下は、単身者の平日・土日・祝日ごとの引越し見積もり料金相場です。
【平日・土日・祝日ごとの引っ越し見積もり料金相場】
平日 | 平均6万1,619円 |
土日 | 平均6万863円 |
祝日 | 平均6万7,915円 |
※2024年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出。最新のデータはこちらをご覧ください
平日と土日・祝日の引越し料金の差は、ほぼないと言ってよさそうです。ただし、繁忙期/通常期の引越し料金の違いを考慮しない平均値のため、3万円台の金額は見られません。
午後便なら3万円で引っ越しできる?単身者の時間帯別の引越し料金相場
軽視できないのが、時間帯による引っ越し料金の違いです。以下は、単身者の時間帯別の引っ越しにかかった費用を表にしたものです。
【時間帯別の引っ越しにかかった費用】
7時以前 | 平均2万6,885円 |
8時ごろ | 平均5万9,986円 |
9時ごろ | 平均5万4,808円 |
10時ごろ | 平均4万3,813円 |
11時ごろ | 平均3万8,617円 |
12時ごろ | 平均4万757円 |
13時ごろ | 平均3万8,849円 |
14時ごろ | 平均4万350円 |
15時ごろ | 平均3万5,422円 |
16時ごろ | 平均3万4,197円 |
17時ごろ | 平均3万741円 |
18時ごろ | 平均3万3,430円 |
19時以降 | 平均3万9,500円 |
※引っ越し業者を利用した、移動距離50km未満の引っ越しの場合
※2024年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出。最新のデータはこちらをご覧ください
総じて午後のほうが安くなる傾向があり、「12時ごろ」「14時ごろ」を除いて3万円台です。
また、最も料金が安いのが「7時以前」で2万6,885円と、3万円を下回っています。逆に、最も高いのが「8時ごろ」で5万9,986円。最高値と最安値に3万3,101円もの違いがあるのは注目に値します。
なお、「7時以前」の引っ越しが可能かどうかは、引っ越し業者によります。受付を8時からとする引っ越し業者が多いので、気になる場合は問い合わせてみることが必要です。
単身者の引越しを3万円に抑える・近づける方法
ここまでの情報を踏まえると、以下の条件がそろったときに、単身者の引越しが最安となる傾向があると分かりました。
時期 | 通常期(5月〜2月) |
移動距離 | 短い「〜50km未満(同都道府県程度)」 |
荷物量 | 軽トラックに積み込める程度(5〜5.5立方メートル程度) |
月内のタイミング | 中旬 |
時間帯 | 午後 |
加えて、次のような方法により、さらに3万円台で引っ越せる可能性を高めることができます。
中小規模の引越し業者を利用する
あくまで傾向としてですが、大手より中小規模の引越し業者のほうが引越し費用は安価です。
とはいえ、引越し見積もり料金は、引越し時期やタイミングだけでなく、依頼する引越し業者によっても大きく異なります。同じ日、同じ時間帯だとしても、違う見積もり料金を提示されるケースは少なくありませんのでご注意ください。
時間指定をしない
SUUMOの調査では、総じて「午後」の引越し費用が安いということがわかりましたが、引越し業者の時間帯ごとの人手や車両の空き状況は日によって異なります。そのため、平均価格が安い時間帯であっても、その日のスケジュール次第では、逆に引越し費用がかさんでしまう可能性もあるのです。
引越しは、日時や時間帯まで指定することもできますが、時間を指定しないことも可能です。各社によってプラン名は異なることもありますが「フリー便」では、時間帯を指定せず、トラックの配車状況に予定を合わせる分、料金を安くしてもらえます。
一括見積もりサイトを活用する
一括見積もりサイトを利用すれば、手間をかけずに相見積もりをとることが可能です。さらに、複数の引越し業者の見積もりを比較することで、最安料金を素早く導き出すことができるため、割高な料金で引っ越しするのを避けられます。SUUMOの引越し一括見積もりでは、大手から中小規模の引越し業者まで簡単に見積もりを依頼することができます。ぜひ活用してみてください。
単身者の引越し料金がもっと安くなる「単身パック」って何?
引越し業者の多くは、単身者向けに「単身パック」を提供しています。荷物量などの条件が整えば、3万円台で引越しすることも可能なお得なプランです。
「単身パック」の概要や具体的なサービスについてご紹介します。
「単身パック」は通常の単身引越しプランとどう違う?
「単身パック」は、決まった大きさのコンテナに引越し荷物をパッキングする単身者向けのサービスです。他の顧客の荷物と一緒に運ぶためコスト削減が可能で、料金が安く設定されています。
コンテナには滑車が付いているため運びやすく、荷崩れしにくいのも特徴です。荷物の破損や紛失のリスクが少ないというメリットもあります。
単身パックでは、移動距離に関係なく料金が一定です(ただし、引っ越しエリアに制限がある場合あり)。ただし、利用できるコンテナのサイズがあらかじめ決められているため、荷物量は限られています。
入りきらない荷物の輸送には追加料金が必要など、荷物量が多い引っ越しに単身パックはあまり向いていません。コンテナにすべての荷物が収まらない場合は、荷物量に応じて柔軟に対応してもらえる通常の単身引っ越しプランを利用するほうが安くなるケースもあります。
大手引っ越し業者が提供する「単身パック」サービス
大手引っ越し業者の日本通運が提供している単身パックを例に挙げてご紹介します。引越し業者によってそれぞれコンテナサイズが異なるので、自分に合ったサービスを選ぶのに役立ててください。
引っ越し業者 | プラン内容 | コンテナサイズ |
---|---|---|
日本通運 | 「単身パックL」「単身パック当日便」の2タイプ。インターネット割引(1,100)もあってお得 | ・コンテナサイズ(L):横108×高さ175×奥行き104cm ・単身パック当日便の利用条件は1R〜2DK(目安)にお住まいで移動距離が車で30分前後 |
まとめ
家族で引っ越すのに比べると、比較的安い単身者の引越し料金。時期や曜日、時間帯など引越しのタイミングを工夫することで料金をさらに抑えることができます。条件さえそろえば、3万円台で引越しすることも可能です。一括見積もりサイトや単身パックを活用するなどして、お得に引越ししてください。
写真:PIXTA
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