自転車の引越しをトラブルなく安く抑えるポイント
最終更新日 2019年05月30日
実は、自転車の引越しは少々厄介だ。梱包しにくい上にトラックの中でスペースをとり、壊れやすく周囲の荷物も壊しやすい。そんな自転車をトラブルなく費用を抑えて引越しさせるにはどうしたらいいか。ポイントをまとめてみた。

自分で梱包できるかどうか
自分で自転車を分解し専用の箱に梱包できれば、普通に引越し荷物のひとつとして運んでもらえる。専用の梱包箱は「輪行箱」と呼ばれ、本来は旅先まで愛車を別便で送るために考案されたものだ。通販を利用すれば送料込みで2000円ぐらいから手に入る。
高価なロードレーサーなど趣味性の高い自転車は、この輪行箱に入れ、見積もりの際に価格などを運送会社に伝えておけば安心だ。
実際に引越し会社の方に話を聞いてみると、保険をかけてくれるケースもあるようだ。
「過去にはお客様からの申告で500万円という高価なロードレーサーを運んだことがあります。その際は、万が一のため弊社の負担で保険をかけました。きちんと梱包していただければ高価な自転車だからといって、お断りすることはありません」(アート引越センター・久保浩紀さん、以下同)

自転車の有無で見積もりが大きく変わる場合も
分解・梱包が不可能なら、最もおすすめめなのは、自力で引越し先まで運んでしまうこと。もちろん引越し先が自転車で行ける範囲にある場合に限られるが、梱包していない自転車をほかの家財といっしょにトラックで運ぶ際のデメリットを考えると、「ちょっと無理かも」と思う距離でも、サイクリングがてら自分で運ぶメリットは十分ある。
「自転車の上に荷物を積むわけにはいかないので、どうしてもほかの荷物を積むスペースが減ってしまいます。また周囲の荷物が不安定になるので、トラックの走行中に荷物が落ちたりして破損事故がおきることもあるんです」
ほかの家財にくらべてスペースをとる自転車の有無は、引越しの見積もりを大きく左右する場合もある。とくに大型の電動自転車や子ども用も含め複数の自転車があれば、見積もりの際にきちんと申告し、自転車の有無で見積もりがどう違うかくらべてみるのもいい。
例えば自転車の有無で2、3万円近く見積もりが違うようであれば、自転車を知り合いに譲ったり、リサイクルショップで買い取りしてもらうなどして手放し、引越し先で新品を買うという手もある。

単身向け引越しサービスは自転車と相性が悪いが……
決められた大きさのコンテナに荷物を積み込む“単身向け引越しサービス”での引越しは、遠距離では料金が低く抑えられて人気だ。だが、梱包されていない自転車を運ぼうとするとコンテナがもう1台必要で料金が高くなり、単身向けサービスを選択するメリットが薄くなる。こんな場合は自転車のみを別便で送ることになるが、やはり1万円以上はかかってしまうようだ。
そんななかで西濃運輸の「カンガルー単身MAX+1」は、自転車一台なら梱包しなくともコンテナとは別に同一料金で運んでくれる。引越し先で自転車が不可欠という単身者には、ぴったりのプランだ。
取材協力:アート引越センター
リンク:http://www.the0123.com/
写真:PIXTA
掲載: 2016年7月28日
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