引越し会社直伝!安い引越しを申込むコツは?
最終更新日 2020年07月09日
引越し費用をできるだけ抑えたいという人は多いと思うが、安かろう悪かろうでは元も子もない。大事な家財のためにも、サービスのクオリティを維持しつつ、できるだけ引越し料金を安くする方法はないのだろうか?
引越し会社「ダック引越センター」の広報担当者に、引越し費用を下げるポイントを教えてもらった。

そもそも、引越しの料金はどうやって決まるの?
そもそも、引越しの料金はどのように決定するのか。
料金が決まるメカニズムを知っておくことは、引越し費用を安くするためのヒントになる。
時期的な要因(閑散期ほど安い)もあるが、その他にもポイントはあるという。
「引越しの料金設定のベースとなるのは荷物量です。家具や段ボールの数量に合わせて、手配するトラックの大きさと作業員の人数を調整しているのです。荷物量以外では、引越しの移動距離が費用に影響します」
さらに、物件によっても引越しの費用が上がってしまうケースがあるという。それは、いったいどんな物件なのだろうか?
「主な要因となるのは、エレベーターの有無と物件の階数ですね。築年数の古い団地のように、エレベーターがない物件は作業時間を考慮してスタッフを増員するケースが多い。エレベーターなしの4階以上の物件は基本的に増員するため、どうしても引越し料金が高めに算出されてしまいます」
また、たとえエレベーターが使用できる物件でも、高層マンションの場合は作業スタッフを増員するそうだ。理由は、一般的なマンションや一戸建てに比べて高層マンションは、トラックから降ろした荷物の移動距離が長くなるから。建物を保護するための養生(床や壁に貼るキズ防止のためのシートなど)も広範囲に及ぶので、作業を効率よく進めるためには作業員の数を増やさざるを得ないというわけだ。

プランをうまく使って安く引越しする方法とは?
では、引越し費用をなるべく安く抑える具体的な方法には何があるのだろうか。
まずは、インターネットで複数の引越し会社に一括見積もりを出すことが引越し料金を抑える一つの手段。料金とサービス内容を比較して、最も自分に合った引越し会社を選ぶ際に役立つ。適正な価格での申込みをするために、1社だけでなくきちんと相見積もりを取ることをオススメしたい。
そして、見積もりを依頼する前に、各社の引越しプランの確認も忘れずに行いたい。
例えば、ほとんどの引越し会社は、時間指定なしのフリータイムプランを用意している。作業の時間帯を引越し会社に任せることで、引越し会社が効率よくトラックを配車できる分、料金が安く設定されているのだ。ただし、時間指定なしのプランは作業のスタートが夕方ごろとなる可能性もある。ファミリー世帯のように荷物量が多いと、当日中に荷解きが終わらない事態も……。また、時間帯によって車両通行止めとなるエリアに物件がある場合、トラックを停めることができず作業ができないといったトラブルも起こり得る。このようなリスクに注意しながら、プランを検討したいところだ。
このほか、複数世帯の荷物を一緒に運ぶことで割安になるサービスもある。例えば、「ダック引越センター」は、同一方面への複数世帯の荷物を1台のトラックに積み合わせて輸送する「長距離混載プラン」を用意。引越し先までの到着日数を通常より1日~3日プラスして、複数世帯の荷物を積み合わせる。これにより、トラックの輸送効率が上がる分、料金を通常の長距離便よりもディスカウントしているというわけだ。都市部から地方の実家へ戻るなど、家財が後日届いても問題ない人にオススメしたい。
また、同一市区内で転居する単身者向け「ひっこし定額パック」のように、一定の条件を満たしていればパック料金として格安で引越しできるプランもある。さらに、段ボールに入るようなこまごまとした荷物は自分の車で運ぶとして、それ以外の大型家具や家電のみを運んでくれる「家具だけプラン」も。引越し料金は荷物の量で決まるだけに、自分たちで運べるもの以外を引越し会社に依頼することで、費用を抑えることができるだろう。

その他、引越し費用を安くするコツ
その他、費用をなるべく抑えるために、自分たちでできることはあるのだろうか?
「そのほか、日ごろからちょっとずつゴミを処分しておくことで、引越し料金を下げることができます。引越し料金のベースを決めるのは荷物量。不用品をあらかじめ処分することでトラックのサイズダウンが見込めます。また、引越し会社に不用品処分を依頼するよりも、家電メーカーなどに回収してもらう方が安くなるケースもあるようです」
できることは自力で行うということが、引越し費用を安くするポイントのようだ。
まとめると、引越し費用を安くするには、まず複数の引越し会社へ見積もりを依頼すること。そして、各社の提供するサービス内容を吟味し、自分に合った引越しプランを選定しよう。
取材協力/ダック引越センター
掲載: 2014年11月12日 写真: PIXTA
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