引越し資金を貯めたい! 引越しのための貯金はいつまでにいくら必要?|引越し見積もり・比較【SUUMO】

引越し資金を貯めたい! 引越しのための貯金はいつまでにいくら必要?


公開日  2017年03月06日

いざ引越し! と思っても、先立つものがなくて計画が立てにくい……という人も少なくないはず。新居探しや引越しにはそれなりのお金が必要ですから、早めに引越しの費用を貯めたいですよね。とはいえ、引越しにはどのくらいのお金が必要となってくるのかいまいち分からないもの。

家を借りる際の費用や引越し業者に支払うお金など、いつまでにどのくらい貯金しておけばいいのか、「一人暮らし学生×50km未満」のケースの場合をご紹介します。

引越し用トラックのアイコン

引越しにはどのようなお金が必要なの?

引越しするとなると、いろいろなお金がかかります。家を借りるだけでも下記のようなお金がかかってきます。

・家賃
・敷金
・礼金
・不動産会社に支払う仲介手数料
・保証料
・管理費(共益費)
・火災保険料

これらのお金は、いったいどういうものなのでしょうか。ひとつひとつ見ていきましょう。

・家賃
毎月払うお金です。家賃は地域やどのような物件を借りるかで金額が大きく変わり、物件選びの基準として外せないところですよね。家賃を考える際のポイントは、管理費(共益費)も含む家賃と考えると月々の収入(手取り)の3分の1以下が目安です。例えば収入(手取り)が月21万円なら、家賃は7万円までが目安になります。学生の場合はアルバイト料や、親からの仕送りの金額で考えてみましょう。

・敷金
住んでいるうちに、部屋を汚したり、内装などに傷をつけたりするかもしれません。敷金は借り主が退去する際に発生する修復費用として充てられるお金で、入居時に大家さんに支払います。金額の目安はだいたい家賃の1~2カ月分。修復費用が敷金として支払っていた金額よりも安かった場合、差し引かれたお金は退去するときに戻ってきます。もしも修復がなければ全額返ってくることも。できるだけキレイに住み、修復がないようにしたいですね。

・礼金
謝礼金という一時金です。賃料以外に大家さんに支払うお金で、退去時に返してもらうことはできません。金額の目安はだいたい家賃の1~2カ月分のところが多いです。礼金は周辺の市場動向によって変わることも。市況が悪化している場合、礼金が下がるということもあるようです。最近では礼金のいらない賃貸物件も増えていて、礼金がない賃貸物件なら、その分引越し費用を抑えられそうです。ただし、礼金は0円だけど敷金が3カ月分……という賃貸物件もあるため、敷金と礼金はよく確認しておきましょう。

・仲介手数料
新居を決めた際、不動産会社に支払うお金です。住まいを探す際、不動産会社を仲介した場合は支払う必要があります。こちらは家賃の1カ月分(税別)が上限となっていますが、契約時の内容によって違いますので、契約に関する書類はしっかり読んでおくのがベター。

・保証料
家賃を払えなかったときのために必要なお金。家賃保証会社に契約時と更新時に払うものです。こちらのお金は戻ってきません。連帯保証人がいれば不要のときもありますが、必須のときもあるので確認してみましょう。借り主が家賃を滞納した場合、家賃保証会社が一定の範囲内で家賃を立て替えてくれます。ちなみに、立て替えてもらった家賃は後から請求されるので、きちんと返しましょう。

・管理費(共益費)
マンションやアパートの共用部分の維持管理に必要なお金です。共用部分とは、例えば廊下や階段やエレベーターなどです。その部分の清掃費や電気代などがこの管理費(共益費)となります。こちらは家賃に含まれていることもあります。

・火災保険料
火災や水漏れなどのトラブルが起きたときのための保険です。こちらは2年ごとに入りなおす必要があります。賃貸借契約の際に加入することが多いです。金額は、一人暮らしの部屋なら1万5000円~2万円が相場。保証内容に地震が入っていないことが多いため、不安な方は保険会社に相談してみましょう。(※地震保険料に加入する場合は別途保険料がかかります)


以上、上記のようなお金が初期費用としてかかってきます。仮に家賃7万円のところに引越しするとすれば、
7万円(家賃)
+14万円(敷金/2カ月分を想定)
+14万円(礼金/2カ月分を想定)
+7万円(保証料/1カ月分を想定)
+7000円(管理費/家賃の1割を想定)
+火災保険料(2万円を想定)
=合計44万7000円
が初期費用となります。

あくまで目安ですが、家賃7万円の賃貸物件であれば契約時までに約45万円ほど用意しておきたいですね。もちろん、これ以上必要だったり、これほど必要ではなかったりする可能性もあります。

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引越し業者にはどのくらいのお金がかかるの?

引越し業者に頼む場合は、引越し業者に支払う費用も用意しなければなりません。もちろんですが、引越し業者によって料金プランが違います。また、荷物の量や移動距離によっても大きく変わるものです。

あわせて、意識しておきたいのが繁忙期。多くの人が新生活に向けて引越しをする4月は、1年の中でも引越し業者が最も忙しいピーク期にあたるので、引越しの予約が思ったようにとれなかったり、割引などのサービスが受けられないことも覚悟したほうがよさそうです。

引越し料金の相場としては、下記が目安となります。

・繁忙期(2月~4月)の引越し料金相場 ~50km未満(同都道府県程度)の場合
単身(荷物小)→平均4万7620円
単身(荷物大)→平均5万8198円

・通常期(5月~1月)の引越し料金相場 ~50km未満(同都道府県程度)の場合
単身(荷物小)→平均3万6049円
単身(荷物大)→平均4万5379円

●引越し料金相場(SUUMO引越し見積もり)
" target="_blank">https://hikkoshi.suumo.jp/soba/


繁忙期と通常期では、1万円以上差がでるよう。もちろん引越し業者によって違いますが、このくらいの差があるのだと参考にしてくださいね。

アリさんマークの引越社では、繁忙期は3月後半~4月前半とのこと。料金については平日と週末という考えよりも、繁忙期(混んでいる日)か通常期(空いている日)か、が重要のようです。アリさんマークの引越社は下請け業者を使わず自社トラックで作業するため、トラックに空きが多い日はお得な場合があるそう。お得になる日があるのなら、その日を狙って引越しをしたいところです。希望の日程は、多ければ多いほどチャンスも多くなりそうですね。

引越し希望日として多いのは土日と、賃貸の更新タイミングである月末。もしも都合がつくのなら、土日と月末は避けるのがおすすめ。ちなみに、大安を希望する人も少なくないのだとか。気にしないという人であれば、大安の日を避ければ日程をおさえやすいかもしれません。

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引越しするまでにしっかり貯金しておきましょう!

借りる部屋が決まったら、借り主に家賃を支払い続けられる収入があるかどうかの審査が入ります。この審査を通過できれば、いよいよ契約。多くの場合は、この契約のときに初期費用を払います。このタイミングで、家賃7万円で想定した約45万円を支払います。

そしていざ引越しとなったとき、引越し当日の作業開始前に現住所で引越し業者への代金を支払います。この時点で4万7620円(繁忙期/単身荷物小の相場)を支払います。クレジットカードでの支払いに対応してくれる引越し業者もあるので、実際のタイミングは多少前後することも。

引越し当日までに、45万円+4万7620円で、約50万円かかりました。引越しをするなら、このくらいは貯金しておきたいですね。できれば、新しく家具をそろえるなどほかの費用がかかることも考えて、もっと貯金をしていると安心です。

引越しはとにかくお金がかかります。「引越しする費用が足りない!」「引越ししたら貯金がすべてなくなった……」という事態にならないよう、前もって計画を立て、しっかり貯金しておきたいですね。


取材協力
アリさんマークの引越社 http://www.2626.co.jp/
公益社団法人 全日本不動産協会

掲載:2017年3月6日
写真:PIXTA

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最小
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最大
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※ 引越し見積もり料金や、実際の引越し料金を保証するものではありません。

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