長距離や遠方への引越しで費用を抑えるコツ
最終更新日 2020年07月06日
長距離の引越しは費用面でも高くついて大変です。少しでも安くできるコツがあれば誰もが知りたいところではないでしょうか。そこで今回は引越し料金が決まる仕組みについて解説するとともに、遠方への引越しが安く済むノウハウについてまとめました。

引越し料金はどうやって決まる?
トラックを貸し切って引越しを行う場合、基本的に料金の内訳は「基本運賃+実費+付帯サービス」です。「基本運賃」は国の基準により、引越しにかかる時間か距離によって上限と下限が定められています。この範囲内で引越し会社はそれぞれ基本運賃を設定していて、休日や深夜・早朝などの割増料金が加算されることもあるでしょう。一方、「実費」はスタッフの人件費や段ボールなどの梱包資材料金のほか、必要に応じて高速料金やリフト・クレーンなど特殊機械の使用料金が該当します。最後の「付帯サービス」とは有料で申し込むオプションのことで、代表的なのはピアノの運搬料やエアコンの取り付け・取り外し料、自動車の陸送料などです。

距離別の引越し料金の相場は?
引越し料金は距離によって決まるのはもちろんですが、荷物の量や通常期(5月~1月)と繁忙期(2月~4月)によっても変動します。SUUMO引越し会社クチコミに寄せられたアンケート(2012年11月実施)を参考にした平均相場では、通常期で50km未満(同都道府県程度)の引越しをする場合、単身(荷物小)は約3万5000円、2人家族は約6万5000円、4人家族は約11万円でした。一方、繁忙期になると同じ引越しでも単身(荷物小)は約4万6000円、2人家族は約8万1000円、4人家族は約12万6000円となり、いずれも金額がアップします。見積もりを取る前に平均相場を知っておくと参考になるため、SUUMOの引越し費用・料金の相場ページを事前に確認しておくとよいかもしれません。

長距離や遠方の引越しで費用を抑えるポイント!
長距離の引越しをできるだけリーズナブルにしたいなら、曜日や時間帯などで安いタイミングを狙いましょう。引越し会社によっては、お得なプランが用意されていることも。一方で、所有している荷物をできるだけ減らして、必要最低限のものだけ運搬してもらうことも有効です。家具など大きなものは思い切ってリサイクルショップで売り、引越し先で新しく調達するほうが安く済む場合もあります。そのほか長距離の場合、ドライバーとトラックの利用だけ依頼する「チャーター便」や、同じ方面の荷物をまとめて輸送し一件当たりの運送費を抑える「混載便(コンテナ便)」という方法もあります。ただし、チャーター便は搬出・搬入を自分でやる必要があったり、混載便は荷物がまとまるまで運搬されなかったり、といったデメリットもあるのでよく検討しましょう。

見積もりこそ費用を抑える最大のコツ
長距離の引越しはガソリン代や人件費がかさみ、料金が高くなるのはある意味、仕方ありません。しかし、まずは引越し会社から提示された見積もりが相場より安いのか、高いのかを知っておかなければ適正な価格なのか、お得なのかどうか判断が付きません。そのため一括見積もりサイトなどを利用し、数社から金額を提示してもらうとよいでしょう。見積もり内容を比較してみれば料金の違いがはっきり分かり、さらに価格交渉する際の材料となることもあります。金額が高くなる長距離の引越しだからこそ提示金額の比較をしっかり行い、後悔がないようにしましょう。
掲載: 2015年10月21日 写真: PIXTA
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