そわんわん(YouTuber)が和歌山から東京へ来た理由|引越し見積もり・比較【SUUMO】

なんでも「うまくいかへん」のが普通やから、ヘコむ必要はない──YouTuber・そわんわんの #はじめての引越し


最終更新日  2022年03月08日

そわんわんさん

※新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じたうえで取材を実施しました


進学や就職などやりたいこと、進みたい道のため「自身の意思」で地元からの引越しを選択するとき、みんなはどんな悩みや期待を抱いていたのだろう。

いろんな方の引越しの背景にある決意を聞いてみる「#はじめての引越し」。

今回は親しみやすいキャラクターとポジティブな考え方で、10代や20代を中心に人気を集めている“お友達系”YouTuberでモデルでもあるそわんわんさんにインタビューしました!

2017年に和歌山から東京へ「はじめての引越し」を経験したそわんわんさん。地元を離れるときの心境や、ずっと憧れていた東京暮らしで気付いたことなどを聞いてみました。

そわんわんさん

そわんわんさん:YouTuber、モデル。1999年2月19日生まれ。幼少期から高校時代までを和歌山県で過ごす。子どものころから抱いていた「芸能人になる」という夢をかなえるため、高校卒業後、地元で引越し資金をためたのち、東京へ。

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周囲に反対されても、絶対に東京に住んで芸能人になるぞ! と思ってた

──子どものころから芸能界に憧れていたそうですね。「芸能人になりたい」という夢をもつようになったきっかけは?

そわんわんさん(以下、そわんわん):ウチ、小学生のとき同級生にいじめられてたんです。けど、めちゃめちゃ泣きながら家に帰ったある日、テレビで『ひみつの嵐ちゃん!』(TBS)を見てたら、いつの間にか笑顔になっていて。

この人たちすごい! 自分もあっち側に行きたい! と思うようになったのが最初のきっかけでした。
当時からオーディション雑誌を買って読んでたんやけど、地元の本屋にはそういう雑誌が1冊しか置いてへんくて! この街でこれ買うのウチしかおらんのやろうな、って毎回思ってました(笑)。

──タレントさんに元気をもらったんですね。そのころから、いつか東京に引越したいと考えていたんですか?

そわんわん:はい、親に初めてオーディションを受けたいと相談したのは小学6年生やったかな。反対されてんけど、中学生のときには絶対に東京に住むぞ! って心に決めてました

──東京で、というのはマスト条件だったんですか?

そわんわん:服好きの親の影響もあって、小さいときからファッションも大好きやったんで、ファッション=東京やなと。自分のスタイルブックを出したり、渋谷のマルキューのポスターを飾りたい! とか夢見てましたね。

和歌山に友達もおるし、地元のことは大好きやけど、当時、ファッションに関してはほんっとになんもなかったんですよ。

地元に大きいイオンができて、そこに人気のアパレルショップが入るまでは、服を買うためにわざわざ大阪に出掛けてました。阿倍野のマルキューでめっちゃ服買ってたな〜。

そわんわんさん

──「東京で芸能人になりたい」という夢は、周囲からは反対されたそうですね。

そわんわん:親も先生も、最初はぜんぜん納得してへんかった。

地元から芸能界を目指して東京に行く! なんて人はほとんどおらへんかったから、その気持ちもわからんでもないけど……。

でもやっぱり夢は夢じゃないですか。だから気にせず、高校の進路面談でも「芸能人になるんで!」って言い続けてました。

──そういうとき、大人は「大学に通いながらでも芸能界は目指せるから、とりあえず進学しなさい」と説得しがちですが……。

そわんわん:ああ、そうかも。でもウチの場合、大学に進学したら絶対に夢のことは後回しにするやろなと思ったんです。忙しいからとか勉強があるから、みたいな理由をつくりたくなくて。大学に行ってやりたいこともなかったし。

あんまり無駄なことをしたくないっていうか……やりたいこととか、ほんまにやらなあかんことだけをやってたいってタイプなんです。最終的には親も先生も諦めてました。

そわんわんさん

──大きな夢をまわりに言い続けるって勇気がいりそうなのに……。芯がブレなくて、めちゃめちゃ格好いいです!

そわんわん:いや、単にちょっとアホっていうか、鈍感なんやと思います(笑)。

髪の毛やファッションが派手やったから、地元では「よくそんな格好できるね」と言われることもあったんですけど、全部「ピース」して返してた。

でもそれってちゃんとウチのことを肯定してくれる友達がいたから、なにも気にせずにいられたんやろうなって思います。

──エッセイ本などでも、「とおるくん」という友達の存在が大きかったと書いてましたね。

そわんわん:とおるくんは高校で3年間、ずっと同じクラスやったんやけど、あまり悩みや不安を友達に相談できないウチが、唯一何でも話せる存在でした。

東京に行きたいって話もずっとしてたんやけど、過度な応援も心配もなく、ただ「僕も行きたいわ〜!」って。

その言葉どおり、最近東京に引越してきて(笑)。また高校のころみたいに一緒に過ごせているのがうれしいです!

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友達と離れるのは寂しいけど、その感情で自分をダメにしたくない

そわんわんさん

──高校卒業後、すぐに東京へ引越すのではなく、資金をためるためまずは地元でアルバイトをされていたとか。

そわんわん:はい。数カ月間働きまくって、とにかく必死でお金をためました。

もともと「早く自立したい」という気持ちが強かったんで、高校生のころから毎日のようにアルバイトしてました。

──周囲は進学や就職などで別の道に進んでいるタイミングかと思いますが、焦りなどはありませんでしたか。

そわんわん:早く東京に行きたい!って、ただそれだけでした。自分の夢をかなえたい気持ちが、自分自身を支えてたんやと思います。

──念願かない、2017年に和歌山から東京へ「はじめての引越し」となるわけですが……。友達や家族と離れるのは寂しくありませんでしたか?

そわんわん:寂しい気持ちもあったんやけど、そういう感情で自分をダメにしたくないっていう気持ちのほうが大きかったから、普通に「バイバーイ」とだけ言って別れました。

それに、今って電話もLINEもSNSもあるから、離れててもいつでも連絡とれるし!

──送別会とかは……?

そわんわん:特別なことはなんもしてない。たしかに和歌山と東京は離れてるけど、会おうと思えば会えるやんって。 今でも仕事で関西に行くときなんかは、時間がとれそうやったらたとえ1時間でも和歌山に寄るようにしてます。

会えるときに会うことが大事!

──確かに大切な存在なら、遠い距離を嘆くより、離れても「会おう」「連絡しよう」という気持ちをもつほうが大事ですよね。

そわんわん:はい。家族にも引越すちょっと前に「ありがとうございました!」と伝えただけ。やっと東京に行けてうれしい! って気持ちのほうが大きかったな〜。

でも、なんやかんやで地元を離れる瞬間は泣いちゃって。母親と友達が見送ってくれて夜行バスで上京したんやけど、思わず感謝の気持ちがあふれちゃって、みんなの前でポロポロ……って。

──ああ、それは泣いちゃう……。荷造りをするという経験も初めてだったと思うんですが、何を新居に持ってきて、何を実家に置いてきましたか。

そわんわん:実はほとんど何も持ってこなかったんですよ。お気に入りの服と、『ポムポムプリン』と『シナモン』、『けろけろけろっぴ』のぬいぐるみだけだった。

そわんわんさん

──えっ、じゃあ家具とかは?

そわんわん:せっかく新しい生活が始まるんやし、全部東京でそろえたくて!

そのためにお金をためてたんやから、ちょっとずつ買っていけばどうにかなると思ってたんやけど……。思ってたより全然高くて(笑)。お店に行っては「高いな……」と悩んで帰るっていうのをしばらく繰り返してました。

──家賃や食費、光熱費、スマホ代と一人暮らしはお金がかかりますよね。

そわんわん:ほんまに。だから最初はお母さんの友達が貸してくれた、練馬の、家賃5万5000円、狭めの1DKっていう、東京では安い家に住んでたんやけど、思ってた以上にお金が必要やった。

しばらくたって、さすがにベッドもないままじゃ生活できへんって気付いて、やっといろいろ買いそろえて(笑)。あと、生活費のためにアパレルブランドのポップアップショップでバイトを始めました。

でもさっき言ったみたいに、働くことに集中しすぎちゃうと夢を後回しにしちゃうと思って、あえて期限付きのバイトを選びました。

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夢をかなえるには、自分から「行く」しかない

そわんわんさん

──ずっと憧れていた東京で暮らしはじめて、想像とのギャップはありましたか?

そわんわん:和歌山にいるときは東京に行くだけで何かが変わるって思ってたけど、そんなことはないんやなって。

東京に来てすぐ、ファッションスナップを撮られたくて原宿をめっちゃ歩いたんやけど、結局1枚も撮られへんかった。オーディションも1個も受からへんし。

……でもありがたいことに、オーディションに受かる前にYouTubeがバズって。

──すっぴんの状態からメイクする、という動画ですよね。

そわんわん:そうですそうです。YouTubeは和歌山にいるころから始めていて、最初は「ちゃんとせな!」と思って化粧も服も気合を入れてたんやけど、途中で「飾る」ことがめんどくさくなって。

それで、試しに寝起きのまま動画を撮ってみたらめっちゃバズって、ああウチは「これ」でええんやと気付いたんですよね。素がウケるっていちばんうれしいから、そこからはもうずっと素でやってます。




公開から4年がたち、現在は約333万回再生されている動画


──スナップされなくても、オーディションに受からなくても、できることは積極的に挑戦した結果が今なんですね。

そわんわん:結局、自分から行くしかないんです。

ウチは『la farfa』って雑誌で専属モデルとして起用いただいているんですが、さっき話したアパレルのバイトを決めたもうひとつの理由が、『la farfa』によく登場していて、コラボイベントもしているブランドやったからなんです。

あるとき編集長さんが撮影でショップに来たので、チャンスや! と思って連絡先を聞いて企画書を持って行きました!

── 企画書!?

そわんわん:そのときはYouTubeの登録者数がまだ1万人くらいやったんですけど、「こういうことをしてこれから数字も伸ばしていきます!」と自己アピールしたり、誌面で自分がやりたい企画を書いたりして渡しました。

それを見て声をかけていただいてモデルをやれるようになったんで、自分から動いてほんまによかったなって思います。……ただ、あの企画書に書いた企画は、いまんとこ1つも採用されてない(笑)。

── (笑)。でもその行動力があったからこそ、道が開けたんだと思います。今は「夢のタワマン暮らし」もかなったとか。

そわんわん:ウチ、引越しが大好きで東京来てからもすでに3回引越してるんです。せっかく東京にいるんやし、いろんなとこに住んでみたいなって。頑張ったぶん、引越すたびにちょっとずつ広くなっていくのもうれしくて!

都心のタワマンも「人生で一度は住んでみたい!」と思ってたんやけど、ウチはお店や街の人とも交流したいタイプやから、もう少しアットホームな街で、こじんまりしたマンションに住むほうがええんかもって気付きました。

そういうのって住まんとわからへんかったと思うし、そういう意味でもタワマン暮らしを経験してみてよかったです。

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何事もまずはやってみる。なんでも「うまくいかへん」のが普通

そわんわんさん

──そわんわんさんは環境が変わることを楽しんでいますよね。新しい場所に足を踏み入れることに、不安や緊張は感じませんか?

そわんわん:あんまり緊張はせんかも。例えば散歩してて雰囲気のよさそうなお店を見つけたときって「もしかしたらここめっちゃおいしいんちゃう?」とワクワクする。それと同じで、「不安」や「緊張」で「楽しみ」を逃すほうがもったいない!

新しい場所や環境ってドキドキするもんやけど、それも含めて楽しんでます

── ポジティブで素敵……!

そわんわん:そもそも、ウチはみんなもっと自分のことを優先すべきやと思うんです。

何事もまずは、自分が「やりたいな」と思ったことをやってみる。もちろん、向き不向きはあるから、やってみて無理やったらやめればいいし、やめたことに対してヘコむ必要は絶対ない。

なんでも、うまくいかんほうが普通やと思うんですよ。やる前から「うまくいかないかも」とか考え過ぎる必要はない!

──新しい環境に飛び込むときって「これから出会う人と仲良くできるかな」と不安になる人も多いと思います。そわんわんさんは交友関係が広く「友達の作り方」について動画も公開していますが、初対面の人と仲良くなるコツは?

そわんわん:共通点を見つけること! 好きなものが一緒やと仲良くなりやすいと思うから、相手の持ち物を観察したり、SNSをチェックしたり。

あとは、無理やり心を開かせようとせず、まずは自分から心を開きつつ「相手とおんなじテンポでいる」のも大事にしてるかも。

ウチは人に隠しごとをしないタイプで、YouTubeで話してることと周りの友達に話してることも完全に一緒なんですよ(笑)。自分から心を開かへんと相手にも心を開いてもらえへんから、そこは意識してます。

──最後に、これから進学や就職で引越しを考えている人たちにメッセージを!

そわんわん:まずは、新しい環境に踏み出すのはすごく楽しいこと!ずっと同じ場所にいるのももちろん素敵やけど、新しい所に行ったり新しい挑戦をしたりするのは、自分を成長させてくれると思う。

無理なく毎日を楽しんでほしいし、楽しいことをいろいろ見つけてほしいな。がんばってください、人生!

そわんわんさん

\あなたの #はじめての引越し エピソードを教えて!/
進学や就職ではじめての引越しを経験したときの思い出。これから引越しを控えていて新生活で楽しみにしていること。あなたの思いを #はじめての引越し を添えてSNSなどに投稿してください!

取材・文:生湯葉シホ
写真:関口佳代
編集:はてな編集部


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