害虫に悩まされたくない! 新居で気を付けたいポイント|引越し見積もり・比較【SUUMO】

害虫に悩まされたくない! 新居で気を付けたいポイント


最終更新日  2023年08月28日

引越したばかりの新居で害虫に悩まされたら、せっかくの新生活なのにがっかりしてしまいますよね。虫が出ないための物件選びや対策法はどのようにすればいいのでしょうか。害虫対策に詳しい藤原千秋さんにうかがいました。

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物件選びと引越しの際に気を付けるポイント

2023年の最新記事はこちら:引っ越し先の虫対策、ゴキブリ・ダニと絶縁したい! 内見・入居前後にやるべき害虫駆除のコツ12

――きちんと清掃されているのに、引越したばかりの新居で害虫が出るのはどうしてでしょうか。

「引越したばかりなのに虫が出るのは、2つ原因が考えられます。一つは元々その家にいた虫。二つ目は引越しの際に前の家から持参してしまう虫。その物件に虫がいるかどうかは、物件の環境が害虫を発生しやすいかどうかに関係してきます。そこで、内見の段階では、風通しや日当たりだけでなく、海抜が高いところか低いところかというのもポイントになってきます。風通しが悪く、ジメジメした家は当然カビが生えやすいもの。さらに、カビを食べる虫もいるので、害虫に悩まされやすいのです。玄関のドアを開けた瞬間の臭いに注意して内見をするといいでしょう」(藤原さん)

――「引越しの際に前の家から虫を持参してしまう」というのは、どのように持ってきてしまうのでしょうか。

「荷造りの際に、それまで住んでいた家にいたダニや虫の卵が荷物と一緒に入り込んでいることがあるんです。意外と多いのが、冷蔵庫の裏や家具の中に、卵を産みつけられたまま持っていっちゃうケース。虫の卵というと、なんとなく白いイメージがありますが、実際は小豆のような形の目立たないものもあります。そのため、見落としてしまう人も多いのです」(藤原さん)

引越しとなると、あれもこれも持っていきたくなるもの。しかし、新居に害虫を持ち込まないためにも、不用品を整理して、きれいに掃除することが大切なようです。

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もし害虫に遭遇してしまったら?

――虫の中でもとくに悩まされている人が多いゴキブリ。もし家の中で遭遇してしまったら、どのような対策をとればよいのでしょうか。

「見つけたときに最低限やってほしいのは、ゴキブリが去った方向を確認することです。ゴキブリは仲間と集う性質があります。すなわち、逃げた先に元凶となる巣があるのです。だいたいの位置を特定したら、『ゴキブリホイホイ』のようなトラップ式のものや、『コンバット』のような毒エサタイプの駆除剤などを、一緒に設置しておけば○。
ゴキブリが去った場所はもちろん、暗くて狭い人目につかないようなところにも置いておくといいでしょう」(藤原さん)

――それでは、ゴキブリを見つけてしまったときに、その場で退治する場合にはどのような方法が適切でしょうか。

「市販の殺虫剤を利用する人も多いかと思いますが、一番周辺のモノに影響を及ぼさないのが消毒用エタノールのスプレーです。掃除でも重宝されますが、ゴキブリにかけるとゴキブリの動きを止めることができます。そして、そのまま袋に入れて捨ててしまえばOKです」(藤原さん)

――家に害虫が出ないようにするには、日ごろから気をつけておくべきことはありますか。

「生ゴミのそばは虫が湧きやすいので処理に気をつける人は多いですが、意外と忘れがちなのがペットボトルやビールの缶。これらの臭いにもゴキブリは寄ってくるので、ゴミ袋の口はしっかり閉めることが大切です。また、ゴミの処理だけでなく、換気をして湿度を調整することも大切です」(藤原さん)

――窓の少ないワンルームの場合、換気が難しい面もありそうです。

「その場合は、1日30分でもいいので時間を区切って家中の換気扇のスイッチを入れるのがオススメです。トイレやキッチン、お風呂などすべての換気扇を回した状態で、リビングの窓を5センチでいいので開けると十分に換気することができます。毎日の換気と合わせて、室内の湿度を把握することも大切です。どの季節でも50〜60%の湿度を維持するのが理想的なので、湿度計を使って管理してみてくださいね」(藤原さん)

引越したばかりのときは、いつも以上に家の中をきれいに保とうという意識が働いているもの。ゴミの処理や換気は基本的なことですが、ついおろそかにしてしまいがちです。引越したタイミングで、少しずつ気を付ける習慣をつけて、害虫に悩まされることのない快適な新居生活を送ってくださいね。

取材協力:藤原千秋
主に住まい周りの記事を専門に執筆するライターとして16年のキャリアをもつ。現在は並行して家事サービス、商品開発等にも携わる。大手住宅メーカー営業職出身、三児の母。監修書に『この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典』(朝日新聞出版)など。

写真:PIXTA
掲載: 2016年10月11日

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