引越し荷造りテクニック〈皿などの食器や調味料ビンなどの割れ物編〉
最終更新日 2020年06月23日
引越しの日が近づいてきたら新居に持っていく荷物をダンボールに入れる荷造りをしますが、そのなかでも割れやすい食器類の梱包にはちょっとしたコツがあります。ちゃんと梱包しないと食器が割れたり、傷つけて壊したりしてしまうおそれもあるため、梱包のテクニックを知って食器類を安全に運びましょう。
■目次
・食器を梱包する前に用意しておきたいアイテム
・食器の種類別梱包テクニック
・引っ越し業者の梱包資材を使えば便利

食器を梱包する前に用意しておきたいアイテム
食器はそのままダンボールに入れることはできません。ガラスや陶器、金属類だと移動中に動いてしまいぶつかりあって傷つけてしまうからです。そのため食器は新聞紙や緩衝材で包んでからダンボールに入れるようにしましょう。食器を梱包するときに必要なアイテムは以下の通り。
ダンボール
多くの引越し業者では社名の入った独自のダンボールを用意していて、無料でもらえるところもあるため、基本的に引越し業者のダンボールを使います。また中古のダンボールを安く提供しているところもあります。
荷物をビニール袋に包んでしまえば衛生面でも安心でしょう。引越し業者によっては使い終わったダンボールを無料回収してくれるので、処分で悩むこともありません。
新聞紙
食器同士がぶつかるのを防ぐために、食器を1個ずつ新聞紙で包みます。新聞紙はあらかじめ中央で切り離したものをたくさん用意しておくと便利です。
新聞紙がない場合はネットでも古い新聞紙が売っていますし、緩衝材でもいいので入手しやすいほうを選んでください。
タオル
新聞紙や緩衝材の代わりにタオルを使っても大丈夫です。ただし、かさばるのと最適なサイズに調整するのが難しいため、食器を包むには新聞紙などを利用し、タオルはダンボールの底に敷くのに使うのがおすすめです。
ガムテープ
ガムテープはダンボールを梱包するのに必須アイテムで、引越し業者によっては無料でもらえます。ガムテープは紙素材ではなく、できれば布素材を使いましょう。紙素材ですとツルツルしているためテープの上には油性マーカーで文字が書けません。
割れ物には、注意をうながすためにも赤色の布ガムテープを使うと分かりやすいです。
油性マーカー
ダンボールには水性ペンも使えますが、油性マーカーを黒色、赤色の2種類を用意しておけば間違いないでしょう。紙のガムテープには使えないので注意が必要です。

食器の種類別梱包テクニック
アイテムの準備ができたら実際に食器をどう梱包するのかいくつかのジャンルで分けて解説します。新聞紙で包んだ食器をダンボールに入れたら、それぞれの食器がぶつからないように間に新聞紙を詰めましょう。またダンボールの底にはクッションになるようにくしゃくしゃにした新聞紙やタオルを敷くのも忘れずに。
皿、丼、小鉢の梱包方法
平らなお皿は1枚ずつ半分にした新聞紙で包み、四隅から順に畳んで最後にテープで留めます。
平らなお皿は上からの圧力に弱いため立てた状態でダンボールに入れます。深皿や丼、小鉢もお皿と同じように1枚ずつ包みます。
サラダボウルのように大きいものは新聞紙を1枚使うのがいいでしょう。ダンボールへの入れ方は皿とは違い横のままの状態で入れます。
ワイングラス、コップ、マグカップの梱包方法
ガラスや陶器でできているものはひとつひとつ新聞紙で梱包します。ワイングラスは足の部分に半分にした新聞紙をぐるぐると巻きつけて、さらにもう一枚の新聞紙でグラスの側面を転がすように包み、最後に飲み口に新聞紙を折り込むようにします。
コップやマグカップも新聞紙で側面を転がすように包んで、飲み口に折り込むようにします。
ダンボールへは、立てた状態で、高さが同じようなものを並べて入れます。その上に厚紙やタオル、緩衝材を入れて2段に分けて入れるのもいいでしょう。
瓶、調味料の梱包方法
ガラスでできているものは新聞紙で包み、プラスチックでできているものはそのままで大丈夫です。ダンボールへは、液体が漏れないようにビニール袋に入れて立てた状態で入れます。
包丁やハサミの梱包方法
割れ物ではありませんが、包丁やハサミなどの刃物類の梱包もコツがあります。刃物だということが分かるように、持ち手を出した状態で包むのがポイントです。
新聞紙や厚紙で刃の部分を包んだら、危険物であると分かるように、赤いガムテープで留める、もしくは赤いマーカーで「包丁」「ハサミ」と書いておくとケガ防止になります。またダンボールに入れるときは、危険物だと分かりやすいように一番上にします。

引っ越し業者の梱包資材を使えば便利
新聞紙や緩衝材がなく梱包している時間もない、面倒だという方もいるでしょう。そんなときは、引越し業者が用意している梱包資材を使うと便利です。
アート引越センター「エコ楽ボックス/食器ケース」
アート引越センターでは、食器専用の「エコ楽ボックス/食器ケース」というのがあります。ケースは外箱がプラスチック、内箱がポリエチレンの2種類で構成されていて、内箱や仕切りが11種類あるため食器を包むことなく入れられます。
レンタルですので食器は自分で入れる必要がありますが、回収後はボックスの洗浄もしていて衛生面でも安心です。
食器の梱包が面倒だなと思ったら、有料にはなるものの引越し業者が用意している梱包資材を使うのもいいですね。引越しで食器を無事に運んで、新たな生活をスタートさせましょう。
画像:PIXTA
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