パソコン、刃物、マニキュア……引っ越しするとき捨て方に迷う物の処分法
最終更新日 2023年03月25日
引っ越しが決まると、「当日までに要らないものは全部捨てちゃおう!」と意気込む人、多いのではないでしょうか? しかし、なかには「これってどうやって捨てるの?」と困る物も……。そこで、周囲の体験談で挙がった「捨て方がイマイチ分からない物」の一般的な処分方法を紹介していきます
(※下記は一例です。お住いの地域によっては例外もあるので、市区町村の処理方法もご確認ください)。

パソコン
自治体では処分不可。各メーカーや専門業者が対応し再資源化を行っています。基本手順は、持っているパソコンのメーカーのサイトから申し込み、後日届いた郵送伝票を使って発送するだけ。近年のパソコンは「PCリサイクルマーク」が付いているものが多く、これがある場合は送料含め無料で回収してくれます。
ただし、梱包は自分でする必要があるのでご注意を。もし、自作したパソコンや日本から撤退してしまった海外メーカーのパソコンを処分したい場合は、「一般社団法人パソコン3R推進協会」に問い合わせてみましょう。

刃物
包丁やカッターの刃、カミソリ、くぎなどが該当。「不燃ごみ」の日に捨てるのが一般的ですが、そのままの状態で捨てるのは当然NGです! 段ボールや何重にも重ねた新聞紙などで包み、ガムテープを巻いて固定。
刃の部分が出ないようにしましょう。あとは、透明(半透明)の袋に入れて、「キケン」と書いてから捨てるだけです。

マニキュア
「不燃ごみ」として扱う自治体もあれば、「キャップとハケは『可燃ごみ』、ビンは『不燃ごみ』」と分別しているところもあります。どちらの場合も、新聞紙やキッチンペーパーなどの上にで中身を出してから捨てましょう。
綿棒で拭き取ったり、除光液で中身を薄めたりなどすると、ビン内部がよりキレイになります。

スプレー缶、カセットボンベ、ガスライター
「不燃ごみ」や「有害ごみ」として扱われます。他のゴミとは一緒にせず、中の見える透明(もしくは半透明)の袋に入れて出しましょう。基本的には、中身を空にした状態で捨てること。「ガスが残っているけれど捨てたい」というのであれば、火気のない場所で完全に出し切ってしまいましょう。それもできないのであれば、管轄の清掃事務所に問い合わせを。

電池
「不燃ごみ」「有害ごみ」として回収してくれるケースも多いですが、環境のためには“リサイクル”を選択すべし! 乾電池、充電式電池、ボタン電池、コイン電池いずれも、リサイクルを推奨する自治体が多数。
近所のスーパーや家電店などに設置された「回収ボックス」を利用しましょう。設置店舗は、自治体のHPなどから確認できます。ただし、種類によって回収ボックスが異なるので注意!

電球
購入時に包まれている紙製のケースや新聞紙などに包み、割れにくい状態にして「不燃ごみ」として出すのが一般的。蛍光管も、同様の扱いにしている自治体が多いです。

ぬいぐるみ
基本的には「可燃ごみ」。各自治体の規定サイズ以上であれば、「粗大ごみ」となります。専用の袋に入れて処分しましょう。ただ、人形の類は“処分”に抵抗がある人も多いはず。その場合は、供養してもらうのもひとつの方法です。ネット検索で供養できるお寺などを探してみましょう。郵送で対応してくれるところもあります。

ヘルメット
「いろんな素材が使われているから、捨てるのが難しいのでは……?」と思われがちですが、各自治体の規定サイズ内であれば、「不燃ごみ」として処分可能。ほとんどのヘルメットがこれに当てはまるので、さほど苦労なく捨てられます。シールド部分も「不燃ごみ」に該当するので、一緒に捨ててしまってOK。

「不燃ごみ」として捨てられる物は意外と多い。回収日の把握も忘れずに!
ちなみに、「不燃ごみ」として捨てられる物は意外と多く、一辺が30cm以内(各自治体により多少異なります)といった規定サイズ内の物であれば、家電でも捨てられます。アイロンやドライヤー、鍋、フライパン、1人用の炊飯器などは当てはまることが多いです。かさばりがちな電気類のコードも基本的には「不燃ごみ」。キレイに束ねてから捨てましょう。
逆に、規定サイズ以上のプラスチック製品や金属製品はほとんどが「粗大ごみ」。「電話で申し込み」「コンビニ等で専用のシールを購入する」など、自治体の手順にそって処分してください。
そして、忘れてはいけないのが回収日の把握。「不燃ごみ」や「粗大ごみ」は月2~3回のみという自治体も少なくありません。特に「粗大ごみ」は、引越しの繁忙期になると希望の回収日に取りに来てもらえないといった事態も起こり得ます。できるだけ早く行動に移しましょう!
写真:PIXTA
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