引っ越し後は銀行口座やクレジットカードの住所変更を忘れずに!主要銀行の手続き方法も
最終更新日 2024年08月09日
引越しをするとなると、実にさまざまな手続きが必要となります。意外と盲点となりやすいのが銀行口座とクレジットカードの住所変更。銀行口座とクレジットカードの住所変更は忘れてはならない大事な手続きの一つです。そこで今回は、引越しに伴う銀行口座とクレジットカードの手続きの流れについてご紹介していきましょう。
■目次
- 銀行口座の住所を変更しないとどうなるの?
- 重要な通知が届かずサービスが一時的に利用制限される可能性も
- 取引時確認がスムーズに進まない
- 銀行口座の住所変更手続きはいつまでに行うべき?
- 銀行口座の住所変更手続きの流れについて
- 銀行口座の住所変更手続きに必要なものを一挙ご紹介!
- 銀行窓口で住所変更の手続きを行う
- 電話で住所変更の手続きを行う
- インターネットバンキングで住所変更の手続きを行う
- 郵送で住所変更の手続きを行う
- 主要銀行の住所変更手続き方法を解説
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 楽天銀行(ネット銀行)
- ゆうちょ銀行
- 引越し後のクレジットカードの住所変更手続きは、ネットで簡単にできる!
- クレジットカードのネットでの住所変更の手続き方法
- クレジットカードの電話や店舗での住所変更手続き方法
- クレジットカードの郵送での住所変更手続き方法
銀行口座の住所を変更しないとどうなるの?
引越して住所が変わったら、契約して使用しているサービスの多くは住所の変更をする必要があります。銀行口座もそのうちの一つで、メガバンクでも地方銀行でも扱いに変わりはありません。
銀行口座の住所変更は、すぐにしないからといって口座自体が機能しなくなるわけではなく、キャッシュカードがあればこれまでどおり使用できますし、日常生活で不自由に思うことはほとんどないかもしれません。しかし、住所変更の手続きを済ませておかないと、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
重要な通知が届かずサービスが一時的に利用制限される可能性も
転送不要郵便物のような銀行からの重要な通知が届かないだけでなく、宛先不明で返送された場合、ATMでの出金やインターネットバンキングの一部のサービスが一時的に利用制限される場合があります。
取引時確認がスムーズに進まない
また、ATMでは出金できない一定額以上の金額を、銀行口座から急いで引き出す必要ができた場合、「取引時確認」という手続きが発生します。その際には銀行側で住所確認を行いますが、銀行に届けた住所が旧住所のままだと、その変更のぶん手続きに時間がかかってしまう可能性もあるのです。そのようなことにならないためにも、引越しをしたらなるべく早く住所変更は済ませておきましょう。
銀行口座の住所変更手続きはいつまでに行うべき?
銀行口座の住所変更手続きは早めに行いましょう。
多くの銀行では住所変更の手続き期限を設定していませんが、住所変更の手続きが済んでいないと、重要なお知らせが届かない可能性があります。
銀行が発行するクレジットカードやデビットカードを利用している場合、郵送前に住所変更手続きが済んでいないと、届かないことも考えられます。例えば、三菱UFJ銀行の場合、クレジットカード郵送のタイミングは有効期限月の下旬から有効期限前月の中頃です。
また、銀行によっては期限が設定されている可能性があるため、確認しましょう。
銀行口座の住所変更手続きの流れについて
それでは、実際の手続きの流れを見ていきましょう。
一般的に銀行口座の住所変更をする場合は、窓口・郵送・電話・インターネットから手続きができます。窓口なら、その場で住所変更届の申込書を記入して提出すれば完了です。各銀行のホームページ上でも住所変更届の申込書がダウンロードできますので、印刷して記入し、郵送するかたちでも対応してもらえます。
ちなみに、住所変更の際に、取引をしている口座の支店まで移す必要はありません。もちろん移すことはできますが、口座番号が変更されるため、キャッシュカードや通帳も変更する必要が出てきます。
銀行口座の住所変更手続きに必要なものを一挙ご紹介!
引越し後の銀行口座の住所変更には、具体的に何が必要でしょうか。手続きの方法によって異なります。
銀行窓口で住所変更の手続きを行う
銀行窓口で住所変更の手続きを行う場合、申込書のほか、保険証や運転免許証などの本人確認書類、届け印、通帳が必要です。
電話で住所変更の手続きを行う
それに対して、電話で手続きを行う場合は口頭での確認となるため、手元に暗証番号や住所のほか、口座に関連する情報を用意して知らせる必要が出てきます。郵送の場合は、先述したようにホームページ上で申込書をダウンロードし、必要事項を記入して銀行あてに郵送すれば手続きは完了となります。
インターネットバンキングで住所変更の手続きを行う
現在は多くの銀行がインターネットバンキングのサービスを行っています。これにより、インターネットバンキングの契約をしていれば、自宅でもインターネット上で簡単に住所変更の手続きができるようになりました。それでも、投資信託の取引がある場合や、結婚などで名義の変更も必要となる場合などは、インターネットでは手続きができず、最寄りの銀行窓口まで出向くことになります。
ネット銀行も、インターネット上で簡単に住所変更手続きが可能です。対面の店舗を持たず、インターネット上での取引を中心として営業しているネット銀行では、ほぼ全ての取引がネットで完結します。
ちなみにインターネットで手続きをする際は、パソコンのウイルス対策が万全であるかをいま一度確認してから行いましょう。
郵送で住所変更の手続きを行う
郵送で住所変更を行う場合、住所変更届の準備が必要です。住所変更届の入手方法は銀行により異なりますが、一般的には以下の2つの方法で必要書類を用意する必要があります。
- 自分で印刷(即日郵送が可能):ゆうちょ銀行など
- 申込書を郵送で受け取り(申込書の到着まで1週間前後):りそな銀行など
住所変更届に署名し押印後、新住所が記載された本人確認書類のコピーなどを同封し、指定の住所に郵送しましょう。
なお、口座の種類によっては、必要とされる本人確認書類が異なるケースがあります。また、以下のようなサービスを利用している場合、住所変更手続きは窓口のみの対応となることがあるため、事前に確認しましょう。
- 融資(カードローン・無担保ローンを除く)
- マル優
- マル特
- 財形貯蓄
- 投資信託
- 公共債など
主要銀行の住所変更手続き方法を解説
以下の主要銀行の住所変更手続き方法を解説します。
三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行では、以下の4つの方法で住所変更手続きが可能です。
- 三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)
- かんたん手続アプリ
- AIRPOST(※スマートフォンアプリ)
- インターネット以外(テレビ窓口・窓口)の手続き
※ 異なる企業に対して住所変更などの手続きを一括で行えるサービス。
1〜3の手続き方法であれば、24時間365日手続きができます。ここでは、1の三菱UFJダイレクト(インターネットバンキング)からの手続き方法について解説します。
インターネットバンキングに登録済みの方は、インターネットバンキングの利用がおすすめです。手続きは約3分で完了します。投資信託、債券(公共債)、一般財形の取引がある場合でも、インターネットバンキングで手続きが可能です。
インターネットバンキングに登録していない場合、次の2つのステップで簡単に登録できます。
- インターネットバンキングのログインパスワード登録
- ワンタイムパスワードのお申し込み・利用登録
インターネットバンキング用のスマートフォンアプリ「三菱UFJ銀行」を使用する場合、次の3ステップで住所変更手続きができます。
- ログイン後「各種手続>住所・連絡先変更」へ進む
- 画面にそって、変更する内容を入力する
- 内容を確認し、「変更する」ボタンをタップする
なお、投資信託、債券(公共債)の口座の方は、個人番号確認書類・本人確認書類のアップロードが必要です。
三井住友銀行
三井住友銀行では、以下の2つの方法で住所変更手続きが可能です。
- 三井住友銀行アプリ(インターネットバンキング)
- 窓口
ただし、マル優・マル特・財形・金融商品仲介のいずれかを利用の場合、インターネットバンキングでは住所変更手続きはできません。
三井住友銀行アプリを利用した住所変更手続きは、以下の3ステップで完了します。
- ログイン後に現在の届出住所、電話番号を確認する
- 「変更後」に新しい住所、電話番号を入力する
- 「変更内容の確認」をタップする
なお、三井住友銀行アプリで住所変更を行うためには、事前にSMBCセーフティパスの登録またはワンタイムパスワードの有効化が必要です。
SMBCセーフティパスの登録には「SMS認証」と「本人確認書類の読取」の2つの方法があります。より簡単な「SMS認証」がおすすめです。
SMS認証によるSMBCセーフティパスの登録は次の4ステップで完了します。
- SMCB銀行アプリにログインする
- 表示されるSMBCセーフティパスの登録案内画面で「登録」をタップする
- 内容を確認して「次へ」をタップする
- 画面に沿って手続きを進める
みずほ銀行
みずほ銀行では、以下の4つの方法で住所変更手続きが可能です。
- みずほ口座開設&手続きアプリ
- みずほダイレクト(インターネットバンキング)
- 住所変更受付専用ダイヤル
- 窓口
「キャッシュカード暗証番号」があれば、住所変更受付専用ダイヤルから電話で簡単に住所変更できます。みずほ口座開設&手続きアプリや、みずほダイレクトへの登録がまだの方におすすめです。
ただし、マル優・マル特・財形・金融商品仲介などの取引がある場合、窓口以外で住所変更手続きはできません。
みずほ口座開設&手続きアプリを利用した住所変更手続きは、以下の4ステップで完了します。
- みずほ口座開設&手続きアプリをダウンロードする
- キャッシュカード認証またはみずほダイレクト認証をする
- 変更内容を選択し情報を入力する
- 顔写真と本人確認書類を撮影する
キャッシュカード認証では、以下の情報を入力して認証を行います。
- 店番号
- 口座番号
- 口座名義カナ
- 生年月日
- キャッシュカード暗証番号
りそな銀行
りそな銀行では、以下の4つの方法で住所変更手続きが可能です。
- りそなグループアプリ
- マイゲート(インターネットバンキング)
- 窓口
- 郵送
ただし、マル優、財形住宅等の非課税扱い制度等、一部利用商品によって窓口での手続きが必要になります。
りそなグループアプリを利用すれば、次の3ステップで住所変更手続きが完了します。
- 画面左上の人型マークから「お客様情報等の確認・変更」を順にタップする
- 「住所・電話番号等を変更する」を選択する
- 「届出住所」の「変更する」をタップする
りそなグループアプリは普通預金口座とキャッシュカードがあれば、すぐに利用開始が可能です。
マイゲートを利用した住所変更手続きは、以下の5ステップで完了します。
- マイゲートにアクセスし、ログイン後「その他サービス」「お客さま情報変更」を順にクリックする
- 届出住所/届出電話番号の「変更」をクリックする
- 必要事項を入力し「次へ」をクリックする
- 表示内容を確認後にスマホ認証またはハードウェアトークンによる認証を行う
- 「変更する」をクリックする
ハードウェアトークン認証は、1650円の支払いが必要で、かつ10日間ほど期間がかかります。アプリのセットアップは、ダウンロード後に必要事項を入力するだけで簡単なのでおすすめです。
楽天銀行(ネット銀行)
楽天銀行では以下の3つから住所変更手続きが可能です。
- アプリ
- スマートフォンブラウザ
- PC
アプリ「楽天銀行」では、以下の2ステップで手続きを行いましょう。
- ログイン後、画面左上にある「アカウント」をタップする
- 「お客さま情報の閲覧・変更」から手続きを行う
スマートフォンブラウザでは、以下の2ステップで手続きを行いましょう。
- ログイン後、画面上部にある「設定・セキュリティ」をタップする
- 「お客さま情報の閲覧・変更」をタップする
PCでは、以下の2ステップで手続きを行いましょう。
- ログイン後、画面上部の「登録情報の変更」をクリックする
- 「登録情報の変更」の「お客さま情報の変更」を選択する
なお、楽天銀行では住所変更手続き時にワンタイム認証やセキュリティーカード認証等の本人認証は原則必要ありません。しかし、手続きの操作中に楽天銀行が必要だと判断した場合、認証を求められることがあります。
ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行では以下の3つから住所変更手続きが可能です。
- ゆうちょダイレクト
- 窓口
- 郵送
ゆうちょダイレクトでの住所変更は、事前にゆうちょ認証アプリまたはトークンの利用登録が必要です。
郵送の場合は、入力フォームに必要事項を記載後プリンターで印刷する必要があります。署名や押印、マイナンバーの記入も忘れないように注意しましょう。
引越し後のクレジットカードの住所変更手続きは、ネットで簡単にできる!
大きな買い物や海外旅行のときなど、日常生活で欠かせない存在であるクレジットカード。引越しをしたときにカードの住所変更を忘れてしまうと、利用明細書や有効期限が更新されたクレジットカードが届かなくなってしまいます。クレジットカードの住所変更の手続き方法をまとめました。
クレジットカードのネットでの住所変更の手続き方法
クレジットカードは、カード会社と使用者との間に信用があってこそ成り立っているもの。カード会社から使用者に対して、信用がないと判断された場合は、最悪のケースとしてクレジットカードの解約が考えられます。できる限り、信頼をなくすような行動は避けたいもの。引越し先が決まったら早めに手続きを行いましょう。
住所変更というと手続きが大変なイメージがありますが、クレジットカードの住所変更手続きは簡単。カード会社によって差異はあるものの、ほとんどのクレジットカードはウェブサイトから住所変更を行うことが可能です。事前にマイページ登録などが必要になる場合がありますが、案内に沿って簡単に入力することができます。
クレジットカードの電話や店舗での住所変更手続き方法
クレジットカードには重要な情報が含まれています。悪用されるリスクを考えて、できるだけネットに情報を記入することを避ける人もいるのではないでしょうか。住所変更も同様に、ウェブサイトで住所変更することに対して抵抗があるという人も少なくないかもしれません。
ウェブサイト以外でも、電話や店舗で住所変更の手続きをすることができます。電話で手続きをする場合、クレジットカードの裏面に記載されたカード会社の電話番号や、利用明細書に書かれた連絡先に電話をすれば住所変更が可能です。ただし、土日祝日は受け付けしていないこともあるため、電話をする前にまずは窓口が開いている時間の確認を。また、銀行やデパートなどに店舗がある場合、店頭で変更手続きができるところもあります。こちらも近くの店舗で対応できるのか、確認しておくといいでしょう。
クレジットカードの郵送での住所変更手続き方法
カード会社から郵送で変更届を送ってもらい、住所を変更する方法もあります。インターネットや電話で連絡をすると、自宅に書類が送られてくるので、必要書類とともに返送しましょう。
クレジットカードの住所変更は、とくに複雑な手続きをすることなく、簡単に済ませることができます。しかし、普段使っていないカードがある場合はうっかり手続きするのを忘れてしまうこともあるでしょう。事前に自分が所持しているカードを確認し、それぞれの手続きを早めに終わらせておくといいですよ。
写真/PIXTA
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