仏壇の引越しで注意すべきことは?事前の儀式や業者の探し方を解説|引っ越し見積もり・比較【SUUMO】

仏壇の引越しで注意すべきことは?事前の儀式や業者の探し方を解説

引越しをするとき、どういう風に仏壇を動かしたらいいのかわからない人も多いのではないでしょうか?仏壇を動かすためには、さまざまな儀式があります。引越し時の仏壇の扱い方について、知識を身に着けておきましょう。

■目次
引越し時の仏壇の扱いには注意が必要
魂抜きの儀式はどんなことをするの?
魂入れの儀式はどんなことをするの?
運搬を依頼する業者の探し方
仏壇の引越しに関する疑問あれこれ
まとめ

見積もりしたい引越し業者を自由に選んで依頼できる!

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引越し時の仏壇の扱いには注意が必要

仏壇は、他の家具と同様に扱っていいのか迷うもの。とはいえ、引越しの際には動かさざるをえません。では、どのように動かせばよいのでしょうか。

仏壇の移動には魂抜きと魂入れの儀式が必要?

浄土真宗以外の仏教の宗派では、仏壇を購入したときには『開眼供養(かいげんくよう・魂入れ)』を行い、仏壇を移動するときや買い替えるときは『閉眼供養(へいがんくよう・魂抜き)』をします。 開眼供養をしてもらうことで、魂が仏壇に宿るといわれています。そのため、仏壇の移動・処分は、閉眼供養で魂を抜き、一般の家具と同じ状態に戻すのです。


浄土真宗は例外

しかし、先述の通り、浄土真宗だけは別です。魂入れ・魂抜きは行わず、『遷座法要(せんざほうよう)』『遷仏法要(せんぶつほうよう)』という儀式を代わりに行います。 いずれにしても、他の家具と仏壇は別物という意味を持ちます。


どこのお寺に依頼したらよいのか?

では、魂抜きはどのお寺に依頼すべきなのでしょうか。 基本的には菩提寺(ぼだいじ)の僧侶に依頼します。菩提寺とは、先祖代々が眠るお墓があるお寺のことをいいます。 この菩提寺の『菩提』とは悟り、目覚めを意味する梵語で、発音に漢字を当てたものが「菩提」です。家族や親類等といった自分と親しい間柄の人々がお釈迦さまのように悟られますようにという思いを込めて建てられたお寺が、その由来となります。 菩提寺が家の近くにない場合も、一度、相談してみるといいでしょう。また、魂入れ・魂抜きは法要と同じなので、お布施やお車代などを用意します。


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魂抜きの儀式はどんなことをするの?

魂抜きとは、仏壇を特別なものではなく普通の箱に戻す作業のこと。そうすることで、引越しなどの移動が可能になります。 では、魂抜きのする際はどのように依頼すれば良いのでしょうか。

引越しの1カ月前には依頼しよう

仏壇の魂抜きは、僧侶(できれば菩提寺の僧侶)にお願いすることになりますが、引越しの1カ月前には連絡しておきます。 引越し当日でも構わないのですが、慌ただしい最中に魂抜きをするのはあまり現実的ではありません。別日に設定し、しっかりと準備を整えましょう。


用意しておくもの

それでは、魂抜きの当日に必要なものはどのようなものでしょうか。一般的には下記を準備します。


  • • 数珠
  • • 生花
  • • ろうそく
  • • 線香
  • • お布施・お車代

ただし、宗派などによって異なる場合があるため、閉眼供養時に必要な用具は、事前に確認しておきましょう。


お布施の相場と渡し方

魂抜きの儀式の際、僧侶に渡すお布施は、地域差こそありますが一般的には1万~3万円が相場となっています。 そして、ここで避けるべき金額は4万円です。4は『し』とも読むことから『死』を連想するからです。 また、最近では菩提寺によっては法要に必要なお布施の額を提示しているところも増えているので、その際は指定の金額を納めるようにしましょう。 僧侶に自宅まで来てもらうお車代は5000円程度が一般的です。お布施とお車代は別々の封筒で渡します。


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魂入れの儀式はどんなことをするの?

魂入れとは、普通の箱である仏壇を、魂入れを行うことで手を合わせて拝む対象へと変える作業のこと。 また、葬儀の後、49日法要までには本位牌を用意することになりますが、仏壇に祀るこの本位牌にも魂入れを行います。 では、この魂入れの儀式はどのような流れで行えば良いのでしょうか。

魂抜きとセットで打ち合わせしておく

魂入れの儀式も、魂抜きの儀式も、基本的には菩提寺の僧侶にお願いすることになります。できれば同じ僧侶に行ってもらうのが理想的ですが、引越し先からあまりにも遠距離になってしまう場合は、同じ宗派の寺の僧侶にお願いしましょう。 その際、菩提寺に依頼すると近隣の同じ宗派の寺を紹介してもらえることもあるので、気軽に相談してみることをおすすめします。


用意しておくもの

仏壇に魂入れを行うときには、以下のものを用意しておきましょう。


  • • 数珠
  • • 生花
  • • 赤いろうそく
  • • 線香
  • • おもち
  • • 御膳
  • • 果物
  • • お菓子
  • • お布施・お車代

生花を用意するときは、生花店で仏壇の魂入れを行うことを伝え、ふさわしい花を選んでアレンジしてもらいます。故人の好きな花を入れるのもいいでしょう。 また、赤いろうそくを使用する理由は、魂入れを行うのは故人との接点が生まれることを『めでたいと思う』ところから来ているといわれています。 閉眼供養と同様、用意する物は、地域や宗派によって違いがあるため、菩提寺に確認しておきましょう。


お布施の相場と渡し方

菩提寺に魂入れを依頼する場合のお布施は、数万円が相場になります。また、魂抜きのときと同様、菩提寺の僧侶が自宅に来てくれる場合はお車代も必要になります。 お車代は5000円程度、遠方の場合は1万円程度が相場です。お布施は白い無地の封筒に入れ、表書きは黒いペンで『御布施』と記入します。 裏側には自分の名前・住所、封筒に入っている金額を記入しますが、中袋がある封筒を使用する場合は中袋の裏側に記入するようにしましょう。 なお、お布施とお車代は別々の封筒で渡すのがマナーです。


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運搬を依頼する業者の探し方

魂抜きを行ったとしても、移動中は仏壇を丁寧に扱わなければなりません。そのため、仏壇の運搬をお願いする業者探しも慎重になるものです。 では、どのように仏壇を運搬してくれる業者を探せば良いのでしょうか。

運搬は引越し業者・仏壇店・仏壇専門運送業者に依頼しよう


仏壇の引っ越しは、引越し業者のほか、仏壇店・仏壇専門運送業者に依頼できます。仏壇の内部にはさまざまなものが収納されているので、仏壇の仕組みをわかっている仏壇店は安心かもしれません。運搬方法やサービス内容、金額、スケジュールなどの情報を比較して、自分に合ったところに依頼しましょう。

仏壇を引越し業者は普通に運んでくれるの?


そもそも、引越し業者は仏壇や神棚を普通の家具と同じように運んでくれるのでしょうか。魂の抜いていないものは運べないと断られるのではないかと、実際に引越し業者に聞いてみました。

「そういうこととは関係なく、仏壇も神棚も一般の家具と同じようにお運びします」(アート引越センター・小山まなみさん、以下同じ)

引越し業者は現金や証券などの貴重品や遺体・遺灰、動植物などは原則運ばないとしていますが、仏壇や神棚は運んでくれるようです。

仏壇や神棚の梱包が可能なのかどうかも聞いてみました。

「もちろん仏壇や神棚はこわれものとして丁寧に梱包させていただきます。ただ中に御位牌や仏像などが入ったままの状態ですとお引き受けできませんので、これらはお客様の手で梱包していただいています」

位牌や仏像、その他の仏具は自前で梱包し、引越し荷物とは別に自分の手で新居まで運ぶ必要があるようです。



仏壇の荷造りや運搬で注意すべきこと


仏壇を動かすときに注意すべきことは、とにかく傷がつかないようにすること。自分で梱包する場合には、緩衝材や毛布などを利用して丁寧に梱包しましょう。 そして、仏壇は横に倒して運び出すことになりますが、必ず扉を上にして背中面を下にします。扉を下にしてしまうと、中の装飾が垂れ下がり破損の一因となってしまうことがあります。


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仏壇の引越しに関する疑問あれこれ

最後に、仏壇の引っ越しに関する疑問をまとめてみました。

仏壇を買い替える場合の処分はどうする?

仏壇の老朽化のために廃棄することになったり、引っ越し先でサイズ的に合わなくなってしまったりしたときは、仏壇を処分しなければなりません。魂抜きをした後には、以下のような方法で処分します。


  • • 仏具店に処分してもらう
  • • 仏壇専門の引っ越し業者に処分してもらう
  • • 菩提寺に引き取ってもらう
  • • 粗大ごみとして処分する

仏具店や仏壇専門の引っ越し業者に処分を依頼したときには、仏具一式に2000円程度の処分費用が、仏壇には数万円程度の処分費用がかかります。 また、移動距離が遠くなるとその分費用もかさみます。自治体のごみ収集センターで粗大ごみとして処分する場合は、サイズによって異なりますが400円~2800円程度で処分が可能です。


引越しや儀式の日取りで六曜は考慮すべき?

冠婚葬祭ではよく六曜を気にする人もいますが、仏壇の処分についても六曜は関係あるのでしょうか。六曜には以下の6つがあります。


  • • 先勝
  • • 友引
  • • 先負
  • • 仏滅
  • • 大安
  • • 赤口

親戚内で六曜を全く気にしない人ばかりであれば問題はありませんが、もし一人でも六曜を気にする人がいる場合は気遣いが必要です。 仏壇の処分に関しても、大安が良き日で、仏滅が避けたほうがよい日といわれています。仏壇を処分するときは、あらかじめチェックしておきましょう。


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まとめ

以上が仏壇を引越しする際の流れになりますが、ここまで丁寧にやるかどうかは、自分しだい。お寺さんに頼めばお布施も必要になります。経済的な問題で、そこまではできないという人もいるでしょうし、引越しが急に決まって間に合わない場合だってあるでしょう。

仏壇の引越しには、作法があると知った上で、どうするのか検討してみてくださいね。

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