【整理収納アドバイザーに聞く】引越し前後も普通に生活できる荷造り術|引越し見積もり・比較【SUUMO】

【整理収納アドバイザーに聞く】引越し前後も普通に生活できる荷造り術


公開日  2016年09月13日

引越しの荷造りは、箱詰めしたあとに必要なものを取り出さなくてはいけなくなったり、箱詰めしたから我慢して生活するなど、何かと不便を感じますよね。そこでスムーズに引越せる荷造り術を、整理収納アドバイザーの小林朗子さんに教えてもらいました。

引越し用トラックのアイコン

荷造り作業を3段階に分け、まずは「整理」する

できれば引越し前日まで普通に生活できて、引越し後も新しい生活を素早くスタートしたいもの。小林さんによれば、そのためには作業を以下の3段階に分けるといいそうです。

1.整理
2.グルーピングによる荷物の仕分け
3.箱詰め

1の「整理」とは「普段通りに生活をしながら、引越しを機に処分するもの/処分しないものを見極める作業です」。引越し前の1カ月前には始めて、引越しの2週間前には処分するものをすべて手放すようにするといいでしょう。

どの部屋から始めても構いませんが、今日は浴室・洗面所、明日はキッチンなど、いつどこの整理をするか、あらかじめ決めてから行動するとモレがなくなります。家族であれば、家族の共有スペースのモノから順に行い、それから各自のモノの整理を行うとスムーズです。

整理では、まだ箱詰めはしませんが、処分すると判断したものはゴミ袋に入れていき、ゴミの日に出しましょう。また不要な皿や本などはリサイクルに、粗大ゴミは各自治体のスケジュールをあらかじめ確認し、それに間に合うように整理しましょう。

ただし霜取りが必要な冷蔵庫の場合は注意が必要です。「引越し前日には電源を切らないといけないので、残りの食材をチェックし、引越しまでに食べたり処分できるように早めに献立を考えましょう。また引越し当日の朝食は、食器類を使わないコンビニの弁当などで済ませるようにしましょう」

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新居の間取りに合わせて荷物をグルーピングする

次に「2.グルーピングによる荷物の仕分け」を行います。これは新居の間取りに合わせて、何をどこにしまうのかを決める(グルーピングする)作業です。

そのためには新居の間取図(ざっくりと手で描いたもので構いません)を用意します。そこにどこにどんな家具を配置して、何を入れるのか考えて書き込んでいきます。

荷物をひとつずつ書き込む必要はありませんが、例えば調理道具、皿類、洗剤という具合に、何をどこにしまうかが自分で分かるレベルで書き込みましょう。

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箱詰めしながらリストを作成。リストの書き方にコツがある

最後にいよいよ「3.箱詰め」となりますが、その際に下記に注意して箱詰めしましょう。

a.すべての箱に番号を振り、中身をリスト化
b.新居のどこで使用するものか、箱に記載
c.箱を閉めるのは最後の最後

aは箱詰めをしながら箱に番号を振り、その番号の箱に何を詰めたのかを紙に書いていく作業です。リスト化しておけば新居でどの箱から開ければいいか、判断しやすくなります。

その際「2.グルーピングによる荷物の仕分け」に沿って箱に詰めます。つまり、引越し前の家のキッチン周りのものを詰めるのではなく、新居のキッチン周りのものを集めて詰めます。例えば、引越し前の家で本来キッチンに置きたかったけれどキッチン周りにスペースが少なかったため、空いていた別の収納スペースに収めていたモノもあるでしょう。しかし新居ではキッチンに収納できるなら、箱詰めの際にそれらを集めて「キッチン」のグループの箱に詰めます。

リストには一品一品書く必要はありませんが、例えば「キッチン用品」と書かずに「あまり使用しないお弁当箱」「季節モノの食器」「頻繁に使うお皿、お箸」「調理鍋」などと書いておくと、新居で探す際などに便利です。

bは「キッチン」と箱に書かれていれば、引越し会社がどこに持っていけばいいか分かりやすくなります。リストがあるので、箱に書く内容物は簡略で構いません。

cは箱詰めしたあとに、急に必要になって取り出さなくてはいけなくなったときや、あとから追加で入れたいものを見つけたときなどに、何度も開け閉めするストレスとテープゴミを減らすことができます。

なお引越し直前まで使う携帯電話の充電器や歯ブラシ、タオル……といったものは、たいてい引越し後もすぐ使うものです。それらはグルーピングにこだわらず、箱詰めの最後に1つの箱にまとめると新居でもすぐ生活がしやすくなるはずです。

そもそも荷造りが大変なのは、箱詰めの際に無意識に「これは処分したほうがいいかな?」と考えてしまい、それを時間が迫るなかで何度も繰り返すことでストレスが生まれるから。しかし「1.整理」と「2.グルーピングによる荷物の仕分け」がきちんとできていれば、あとは単純に箱に詰めていくだけ。極端な話、箱詰めは1日あればできます。

箱詰めをなるべく先に延ばせれば、引越し直前まで普通に生活できます。つまり、整理とグルーピングにしっかり時間をかければ、ストレスなくスムーズに引越しができるというわけです。

取材協力:整理収納アドバイザー 小林朗子
写真:PIXTA
掲載: 2016年9月13日

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