うっかり「やってしまった!」 みんなあるある引っ越し荷造りの失敗談
引っ越しで最も大変な作業といっても過言ではないのが、荷造り。
特に、仕事をしながら引っ越し準備を行う場合は、時間の制約もあるので「できることなら、業者にお願いしたい!」と思う人も多いかもしれません。
今回は、引っ越し荷造りの失敗談をご紹介。
抜かりなく、スムーズに引っ越しの荷造りを行うためにも、ぜひ参考にしてください!

あれはどこに行った? 荷物の行方不明が多数
引っ越しの荷造りにまつわる失敗談で、最もたくさんの声が寄せられたのが、「ダンボールにいろいろな種類のものを詰めて分からなくなった」(25歳/女性)というもの。
・「急いであちこちに物を入れたので、出すときに大変だった」(40歳/女性)
・「ダンボールに入れた物の種類をザックリ書いたので、後でどこに何があるのか分からなかった」(30歳/女性)
どこに何を詰めたか分からなくなるというのは、よくある失敗談。
一度に全部の荷物を開封して、一気に片付けてしまえばいいのかもしれませんが、仕事をしながらの引っ越しなど、時間があまりとれない場合は、なかなか難しいですよね。
そんなときに困るのは、「毎日使う物をダンボールにしまってどこに入れたか分からず、探すのに苦労した」(44歳/男性)ということでしょう。
梱包の鉄則は、「日常的に使わないものから梱包する」ということ。梱包は、すぐに使わない季節もの(ひな人形やクリスマスツリーなど)や、ずっと押入れに入れたままで使っていないもの(アルバムや思い出の品など)から行います。
その過程で、「もう必要ないな」と思えば、処分してもいいでしょう。
ヒーターやストーブ、扇風機など、特定のシーズンしか使わないものも早めに梱包します。このように使用頻度によって梱包のタイミングを分けていくと、あとで荷ほどきをするときにも便利です。
そして、日常的に使うもの(化粧品、シーズンの衣類、仕事用の書類、パソコン道具など)や貴重品はひとまとめにしておき、最後に梱包する、あるいは手持ちの荷物にして引っ越し先へ運びましょう。
また、新居ですぐに使うガムテープやハサミ、雑巾、洗剤などもまとめておくといいでしょう。
さらに、「荷物(ダンボール箱数)を可能な限り少なくしようと、大型のダンボールにたくさんのものを詰めていこうとしたが、たくさん入りすぎて、重くて結局持てなくなった」(37歳/女性)という意見も多く見られました。
つい、荷物を少なくするためにひとつの箱にたくさん詰めてしまいがちですが、特に本などの重量のあるものを詰め込みすぎると、気づいたら重くて持つことができなかった、ということも。
荷物を運ぶときのことを考えて、重さを考慮しながら荷造りをすることも大切ですね。
そのほか、声の多かった引っ越しの失敗談は、「冷蔵庫のコンセントの抜き忘れ」(29歳/女性)や、「照明機器を天井に残したままだった」(42歳/男性)というもの。
部屋を去る前、ぐるりと見渡して細かくチェックすることをお忘れなく!

つい“うっかり”の間違いにも注意
また、少数の意見としてこんな回答も寄せられました。
・「今は、ハンガーにかけていた服はダンボールに詰めなくてもハンガーのまま持っていってもらえたり、透明の収納ボックス入ってる物もそのまま持っていってもらえるのに、夫にダンボールに詰めなおすべきと言われ入れ直したが、結局二度手間になっただけで意味がなかった」(38歳/女性)
・「捨てなくていい靴や洋服を捨ててしまった」(38歳/女性)
・「石油ファンヒーターの灯油を抜き忘れていた」(41歳/男性)
こうして見ると、うっかり「何かを忘れてしまった」、あるいは、「何かをやってしまった」という間違いが多いようです。
引っ越し作業でバタバタ慌ただしいとは思いますが、焦りは禁物。落ち着いて作業をこなしたいですね。
それから、意外に多かったのがゴミ問題。
「ゴミがたくさん出て片付けに困った」(29歳/女性)というように、引っ越し作業中には、意外とたくさんのゴミが出るものです。
いつゴミを出してもいい、共同のゴミ出し場があるならいいかもしれませんが、引っ越し当日がゴミ出しの曜日と合わなかった場合はゴミの処理に困る、ということも少なくありません。
ゴミ出しをお願いできるような近所の方がいるなら甘えてもいいかもしれませんが、そうでない場合は、できるだけ新居へ持っていくなどして、きれいに退去しましょう。
また、新居へ持っていけない粗大ゴミなどは、不用品回収業者などに依頼して、処分してもらうことも可能です。
ただ、引っ越しの日は引っ越し作業に集中できるよう、粗大ゴミなどは事前に片付けておきましょう。
引っ越しは「立つ鳥跡を濁さず」の意識も大切。
「引っ越した後に、大家さんから掃除が足りないといわれた」(36歳/女性)というようなことにならないように、気をつけましょう。

荷ほどきするときのことを考えて荷造りを。困ったらプロに頼むことも考えよう
次に、「荷造りの失敗について、今、思うと『○○しておけばよかった!』という対策があれば教えてください」とアンケートしてみました。
ここでも特に目立ったのが、ダンボールに荷物を詰めるとき、「面倒でも、入れた物リストをつくっておくとよかった」(30歳/女性)、「箱の外にメモを貼る」(35歳/女性)という声。
どこに何を入れたか、リストアップしておけば、新居ですぐ必要になる日用品を探すのもラクラクですね。
面倒かもしれませんが、ダンボールに荷物を詰めたら、「すぐ、ダンボールに書き込む」(36歳/女性)クセをつけるといいでしょう。
また、「ジャンルごとに分けること」(29歳/女性)や、「荷物にクッション性のある物を入れておけば良かった」(40歳/女性)という反省も聞かれました。
ダンボールの中で荷物がぐちゃぐちゃになり、大事なものが破損しないように、荷造りをするときには工夫したほうがよさそうです。
それから、「詰めなくていいものは極力詰めない」(38歳/女性)という声も。
詰めなくていいものの代表例が、ハンガーにかかっている衣類です。
先ほど少数意見でも登場しましたが、引っ越し作業を業者に依頼する場合、業者がハンガーケースを用意してくれることもあります。これは、ハンガーにかかっている衣類をそのままハンガーにかけて運べるもので、ダンボールに梱包する必要がありません。
これを利用すれば、ハンガーにかかっている衣類は梱包しないで済みますし、場合によっては、梱包を業者にお任せすることもできます。もちろん、ハンガーケースを用意してもらえるのか、事前に引っ越し業者に確認しておくことも必要です。
さらに、「極力、小型のダンボール箱に細かく荷物を入れること。箱数はたくさんになってしまうが、搬入出するにはそのほうがいい」(37歳/女性)という現実的な意見も聞かれました。
箱数が多いと作業量が増えると思うかもしれませんが、小さな箱のほうが運びやすく、荷物をほどいて片付けるときも、手際よく進められるかもしれませんね。
ギリギリまで引っ越し準備がかかってしまったことから、「もっと早くから準備しておけばよかった」(44歳/女性)という反省の声も多かったなか、スムーズに引っ越しを進めるためには、「引っ越し業者に任せたほうがよい」(38歳/女性)という潔い意見も。
仕事が忙しくて、「引っ越し準備がなかなかはかどらない!」という場合は、荷造りから引っ越し業者に依頼することを考えてもいいかもしれません。
トラブルなく、引っ越しを進めるには無理のないスケジューリングと事前の準備が肝心ということですね。
特に、仕事の繁忙期と重なる場合などは、早めに動きだし、手際よく準備を進めましょう。
●[引越しに関するアンケート]より
・調査期間:2016年11月25日(金)~2016年11月26日(土)
・調査方法:インターネット調査
・対象:20代~40代、男女
・有効回答数:224
掲載:2016年12月21日
写真:PIXTA
引越し対応エリアから探す
現住所(現在の住居)の都道府県をクリックしてください。
SUUMO引越し見積もりでは、各都道府県の住みたい街ランキングを確認できます。
いま住んでいる街や住みたい街の情報をチェックして、引越しに役立てよう!
北海道・東北 | |
---|---|
関東 | |
北陸・甲信越 | |
中部 | |
関西 | |
中国 | |
四国 | |
九州・沖縄 |