引っ越し作業のはじめの一歩。引っ越しの見積もりは何社から取ればいい?
「引っ越しはお金がかかる」というイメージがありませんか?引っ越し作業を少しでも安く抑えるためにも、複数の引っ越し業者から見積もりを取る人も多いと思います。
ではみなさん、平均して何社くらいの引っ越し業者から見積もりを取っているのでしょうか? みんなの“見積もり事情”について、聞いてみました。

見積もりは「2~5社から」が70%以上という結果に
引っ越しにかかわる費用はできるだけ下げたいもの。敷金や礼金など、物件に関連する初期費用はなかなか下げることができないかもしれませんが、引っ越し業者に支払う費用は、複数の引っ越し業者を比較検討するなど、自分の工夫と頑張り次第で抑えられるかもしれません。
そのためにもまずは、引っ越し業者に見積もり依頼をすることから始めましょう。特に最近では、インターネットを通して引っ越しの見積もりをとる人が増えています。
まずは、引っ越しの際に見積もりを取るかどうか、質問してみました。
「見積もりは必ず取る」と答えた人は、なんと91.1%! 自分一人で、あるいは、友達や家族に手伝ってもらって引っ越し作業を行う人は見積もりを取る必要はないかもしれません。でも、引っ越し業者にお願いして引っ越しを行う場合は、見積もりを取ることは必須の作業と言えそうです。
今回はインターネット、電話、FAXなど、どんな連絡手段を使って引っ越し業者から見積もりを取るか問わずに質問しましたが、引っ越し業者に依頼する場合は、大半の人が何らかの手段を使って引っ越し業者から見積もりを取っていることが分かりました。
では、みなさんは何社の引っ越し業者から見積もりを取っているのでしょうか。今回は、手軽に見積もり依頼ができる「インターネットでの引っ越し見積もり」に限定して聞いてみました。
最も多かった回答が、「2~5社」で71.4%という結果になりました。2位の回答が「1社のみ」で9.8%、3位が「6~10社」で8.9%と続きました。
1社のみに見積もりを依頼したという人は、すでにお目当ての引っ越し業者が決まっていたということでしょうか。また、あまり多くの引っ越し業者から見積もりが届いても、比較するのに時間がかかる、ということもあるので、2~5社が比較しやすい数なのかもしれません。
インターネットでの引っ越し見積もり依頼は、条件に一致した引っ越し業者に依頼者の情報を一斉にお知らせするだけなので、何社に送っても依頼者の手間は変わりません。
比較サイトによっては、一括で10社以上など、多くの引っ越し業者から見積もりをもらえるようあらかじめ設定しているところもあります。
そのためか、「11社以上から見積もりをとった」という人も4.0%いました。

引っ越し業者選びで比較したいのは、料金とサービス
続いて、「なぜ、その社数から見積もりを取ったのでしょうか」と理由を聞いたところ、さまざまな回答が寄せられました。
そのなかで目立ったのが、「比較するため」という回答です。
・「そのなかで一番安い引っ越し業者に頼みたかったから」(45歳/女性)
・「安さを重視したかったから」(34歳/男性)
特に比較したいのが、引っ越し業者に支払う料金です。
なかには1社からしか見積もりを取らなかった人で、「あまり予算的に変わらないだろうと思ったから」(39歳/男性)という意見もありましたが、その一方、「引っ越し業者により、価格がぜんぜん違います」(27歳/女性)という実感も聞かれました。
安さを重視するのであれば、ある程度の数の引っ越し業者に見積もりを依頼したほうが、安い引っ越し業者を見つけられるのかもしれません。
また、料金を見極めるために、「引っ越し費用の相場が知りたい」(45歳/男性)という意見も聞かれました。
複数の引っ越し業者で比較したいものは、引っ越し料金だけではありません。「サービスの内容をじっくり見極めたい」という声も多く寄せられました。
・「よりサービスがいい引っ越し業者を選びたかったから」(36歳/男性)
価格を重視するか、あるいは、サービスを重視するかは、個人の価値観によるところ。しかし、価格は安いけれどサービスがイマイチであれば、引っ越し途中でトラブルが起こったり、万一の時の保証も不十分だった……ということも起こったりして、結果的に不満足な引っ越しになってしまうかもしれません。
・「価格とサービスを比較したいので」(38歳/男性)
・「ほとんど同様のサービスであれば安いほうがいいから」(27歳/男性)
というように、価格とサービスのバランスを総合的に検討したいという人が多いようです。

引っ越し料金の交渉にも使える!?
さらに、引っ越しをお得に済ませるために、こんな意見もいただきました。
・「他社の見積もりを提示すると価格が下がるから」(36歳/男性)
インターネットで引っ越しの見積もりを依頼した場合、回答もメールで送られます。この時点では値下げの話を持ち出すのは難しいですが、直接担当者とやりとりをするようになると、ある程度値下げ交渉が可能ということも少なくありません。
そんなとき、「A社は○万円といっているんだけど~」とさりげなく口にしてみると、場合によっては値下げに応じてくれる可能性もあるようです。そうしたときの切り札として、複数の引っ越し業者から見積もりを取っておくことも役立つかもしれませんね。
さらに、引っ越し業者の選定に悩む人からは、こんな意見も。
・「有名な引っ越し業者と、個人でやっている引っ越し業者を比較するため」(26歳/男性)
確かに、テレビコマーシャルなどを頻繁に放送しているような有名企業と、地域密着型の個人店では、サービスや金額にどのような違いがあるのか、気になりますね。
また、「引っ越し先が離島だったので対応しているかが大事だった」(39歳/女性)というように、条件優先で引っ越し業者を選ばなければならない場合もあります。そんなときは、できるだけ多くの引っ越し業者にまずは対応可能か確認し、対応可能な引っ越し業者のなかから金額やサービスを比較して、1社に絞り込むのがよさそうです。
そのほか、6~10社、10社以上から見積もりを取ったと答えた方の理由は、「インターネットの引っ越し見積もり」の特性を表すものが挙げられました。
・「あらかじめ見積もりを取る引っ越し業者の数が設定されていたから」(35歳/女性)
・「インターネットで自動で複数の引っ越し業者の見積もりが取れたから」(27歳/男性)
1回の操作で複数の引っ越し業者に見積もりを依頼できるのは、インターネットの見積もりならではのメリット。でもその半面、「あまり多すぎても困る」(34歳/女性)、「多すぎても把握できない」(28歳/女性)という意見も聞かれました。
見積もりを取る引っ越し業者の数が、多すぎても比較が難しくなり、少なくても比較できない、というのが、現実的なところ。そのためにも、まずは、価格重視で引っ越し業者を選ぶのか、あるいは、サービス優先で選ぶのかなど、自分は何を優先して引っ越しを考えたいのかを検討することが大切です。引っ越しは人生のなかでの大きなイベントですから、納得のいく引っ越し業者を見つけたいですね。
●[引っ越しに関するアンケート]より
・調査期間:2016年12月8日(木)
・調査方法:インターネット調査
・対象:20代~40代、男女
・有効回答数:224
掲載:2017年1月31日
写真:PIXTA
引越し対応エリアから探す
現住所(現在の住居)の都道府県をクリックしてください。
SUUMO引越し見積もりでは、各都道府県の住みたい街ランキングを確認できます。
いま住んでいる街や住みたい街の情報をチェックして、引越しに役立てよう!
北海道・東北 | |
---|---|
関東 | |
北陸・甲信越 | |
中部 | |
関西 | |
中国 | |
四国 | |
九州・沖縄 |