悩みがちなネット回線。引越し業者のインターネット接続サービスがお得?
最終更新日 2017年02月15日
引越しの諸作業は何かと大変なものです。身の回りのものを整理しながらの荷造り、どこの引越し業者に頼むのかの決定、住民票の転出・転入手続き、電気・水道・ガスの解約と新居用の契約などなど……。やることは本当にたくさんあります。
引越しに際して「インターネットをどうするか」というのも大きな悩みどころです。今までのプランを継続するほうが手間は少ないですが、新しいプランに入りなおしたほうが新規契約サービスなどによって月々の料金が安くなる可能性は高いです。
また、実家を出て1人暮らしを始める人のなかには、「ネット環境の支払いを家族に任せていたのでよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。「回線? プロバイダー? 何が違うの?」という疑問の声もよく耳にします。
そこで今回、引越しの際にインターネット接続をどうすればいいのか。それに関連して、ハート引越しセンターで行っている、安くて手間いらずなインターネット接続サービスを併せてご紹介したいと思います。

回線事業者とプロバイダーって何が違うの?
基本的なところからおさらいしていきましょう。まずは回線事業者とプロバイダーの違いについてです。
回線事業者とプロバイダー……言葉は聞いたことあるけどよく分からない、という人もいるのではないでしょうか。自宅でインターネットを使用するには、この2種類の業者との契約が必要になってきます。
まず回線事業者(キャリア)とは、インターネット回線を提供する会社のことを指します。代表的なところでNTT、ソフトバンク、KDDIなどがあり、こちらは携帯電話を使っている人ならなじみのある会社名ですよね。
一方、プロバイダーとは、インターネットに接続するサービスを提供する会社です。正確には「インターネットサービスプロバイダー」といい、「接続事業者」と呼ばれることもあります。こちらで有名な会社をいくつか挙げるとするなら、Yahoo!BB、GMOとくとくBB、So-net、OCN、@niftyなどでしょうか。このほかにもまだまだたくさんあります。
さて、このあたりで混乱してきてしまうのですが、「回線を提供する会社」(回線事業者)と「接続を提供する会社」(プロバイダー)ってどこが違うのでしょうか? なぜインターネットを使うためにこの2つと契約しなければならないのでしょうか?
ではもっと根本的に考えてみましょう。もし目の前にネット回線があったとして、それだけでインターネットができるでしょうか? 答えは、できません。なぜならネット回線に「接続」していないからです。回線に接続することで、初めてインターネットが利用できるようになります。
車を例にとってみましょう。あなたが新しい車を買ったとします。しかし車を買っただけで運転することはできません。免許や自賠責、車検証などの「車を運転していいですよ」という許可関係一式を用意して初めて運転することができるようになるのです。
ここでお金の動きを振り返ってみます。運転できる状況にするために、車を買うお金と、許可関係の書類を用意するためのお金の2方向に支払います。
この車に当たるのが「キャリア」と呼ばれる回線事業者で、許可関係がプロバイダーとなります。回線事業者が用意した回線は、プロバイダにー申し込むことで接続(使用)できるようになるわけです。

継続と新規、それぞれのメリット・デメリットは?
さて、引越しの際に悩みどころなのがインターネット接続を「それまでのサービスに継続して入り続けるか、それとも新しく別のサービスに乗り換えるか」という点。それぞれのメリット・デメリットを説明したいと思います。
・「継続」するメリット・デメリット
まず、「継続」について。メリットは、まず「手続きが楽な点」が挙げられます。加えて、基本的に料金や接続環境が変わるわけではないので安心感があります。料金や接続環境が変わってしまうケースとしては、転居先が、転居前に使っていた回線に対応していない場合などです。
「継続」のデメリットは、新規契約のキャンペーンなどにある、月々のインターネット料金が安くなるかもしれない可能性がなくなるくらいでしょうか。
・「新規」で契約するメリット・デメリット
一方、「新規」のメリットは「月々のインターネット料金が安くなる可能性が極めて高い」ということです。プロバイダーは各社間の競争が激しく、新規加入者を対象に多くの会社がそれぞれのお得な割引やキャッシュバックといったキャンペーンを行っています。これに入れば月々の料金が安くなる、という寸法です。
「新規」のデメリットは、手続きの手間がかかるということ。各プロバイダーのキャンペーンを比較して、多くのなかから自分に合ったものを決めなければなりません。
また、キャッシュバックを受けるためにひと手間必要になることが多いです。例えば、「契約日から半年後~1年以内に申請すればキャッシュバックを受けられる」というシステムの場合だと、1年を過ぎてから「キャッシュバックを受けるの忘れてた!」と気付いても時すでに遅しで、結果的には大きく損してしまうことになります。
また、新規で別プロバイダーに乗り換えるということは、それまで使っていたプロバイダーを解約をするということ。使用期間や回線の状況によっては、違約金などの料金が発生することもあるので注意が必要です。

引越し業者のインターネット接続サービスとは?
「引越しのとき、ネット関係であれこれ頭を悩ますのは面倒……」という人は、引越し業者が行っているインターネット接続サービスを申し込むのも手です。
先ほど触れましたが、継続と新規、それぞれの特徴をまとめると、継続が「安くならないけどカンタン」、新規が「手間がかかるけど安くなる」でした。
この両方のいいとこ取りをした「手間がかからなくて安くなる」が、引越し業者の提供しているインターネット接続サービスで実現するのです。そうしたサービスを利用しても、新規で入る場合には継続に比べてある程度の手間はかかりますが、手間は大幅に軽減されます。
ハート引越センターでは、紹介されたインターネット接続サービスを申し込んだ人を対象に特典も用意してくれているそう。内容は申し込む回線事業者によって異なりますが、少しでもお得になるならうれしいですね。また、申し込みの際は、専門のスタッフが転居先のネット回線環境を調べ、利用者に最適のプランを提案してくれます。
担当者の方によると、
「専門の協力会社へのご紹介を当社で行っております。詳しいプランの内容や契約に関するやりとりはお客様とご紹介先の会社で行います。料金はそちらの会社にお支払いいただく形で、うちは紹介のみです。お客様にいろいろ調べていただく必要はないので、引越し準備で忙しいときなどに時短としてご利用いただければと思います」とのこと。
「軽い相談でもいいので、見積もりの際に『引越しを機にインターネットプランの見直しがしたい』などのご要望があればご相談ください」ということですので、引越し先でのネットをどうするか悩んでいるのなら、見積もりの際などに担当者に一度相談してみる価値はあるかもしれません。
一度提案を聞いてみて、それからそれを採用するかどうかを決めてみる、というやり方もあります。「自分が思っていたのと違う」と分かればそこで断ればいいだけで、提案を聞くだけなら特に強制力があるものではないからです。選択肢を増やしておいて、最も自分にとってお得なプランを選ぶというは賢いやり方です。
いろいろと悩ましい「引越しに際する、インターネット環境の移転」ですが、このような引越し業者のサービスを一度検討してみるのもいいかもしれませんね。
取材協力:ハート引越センター http://www.hikkoshi8100.com/
掲載:2017年2月13日
写真:PIXTA
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