引越し業者が教える! 引っ越し当日の効率的な流れについて|引越し見積もり・比較【SUUMO】

引越し業者が教える! 引っ越し当日の効率的な流れについて


最終更新日  2023年11月24日

引っ越し業者の女性

無事に荷造りも済んで、あとは引っ越し当日に荷物を運んでもらえばOK!と気を抜きがちですが、引っ越し当日はいろいろやることがあるのです。引っ越しする一日の流れをしっかり理解して、引っ越し当日にすることをチェックし、当日にありがちなトラブルや疑問を解消しておきましょう!

■目次
引っ越し当日の流れをチェックしておこう!
引っ越し当日、旧居で使うもの・新居に手荷物で持っていくもの
引っ越し当日に旧居でする引っ越し作業
引っ越し当日に新居でする引っ越し作業
引っ越し当日に起こりやすいトラブルとその予防法
引っ越し当日のよくある疑問

見積もりしたい引越し業者を自由に選んで依頼できる!

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引越し用トラックのアイコン

引っ越し当日の流れをチェックしておこう!

カレンダーのイメージ

引っ越し当日は慌ただしいので、旧居・新居と分けて一日の流れを確認しておきましょう。

旧居での流れ

近所の方へ挨拶をする

トラックを止めておく場所の候補、荷物のリスト作成

電気、ガス、水道の停止

すぐに使うものは別のダンボールにまとめて入れておく

引っ越し料金を支払う

スタッフと一緒に家の中をチェックする

新居へ移動する

それぞれについて、後ほど詳しく解説します。


新居での流れ

近隣へ挨拶をする

電気、ガス、水道の開通、開栓

搬入、荷ほどきをする

それぞれについて、後ほど詳しく解説します。


引越し用トラックのアイコン

引っ越し当日、旧居で使うもの・新居に手荷物で持っていくもの

梱包作業のイメージ

引越し当日までにダンボールへの梱包は済ませているとは思いますが、「旧居で使うもの」と「旧居から新居への移動の手荷物として持っていくもの」はダンボールに入れないように注意しましょう。
旧居で使うもののなかで、新居に持っていくものは最後にダンボールに入れます。

また「新居ですぐに使うもの」はすぐに取り出せるようにダンボールに分かりやすく油性ペンで書き、色の違うガムテープを使って梱包するといいです。

旧居で使うもの(当日旧居で使い終わってから梱包)


  • ・清掃道具(ほうき&ちりとり、フロア用掃除道具、掃除機)

  • ・梱包用の道具(ダンボール、ガムテープ、油性ペン、ひも、ハサミ、カッター、工具セット、ビニール袋)

  • ・旧居での近所に挨拶で渡す手土産


清掃道具や梱包用の道具は、新居でもすぐに使うことになるので、手荷物に入れるか「新居ですぐ使うもの」用のダンボールに入れて運びます。


旧居から新居への移動の手荷物としてもっていくもの

  • ・バッグ

  • ・自分で運ぶ貴重品・精密機器など

  • ・鍵、貴重品、携帯電話、モバイルバッテリー

  • ・旧居&新居の鍵


新居ですぐに使うもの(分かりやすいダンボールに入れ、新居ではじめに開梱する)

  • ・荷物リスト

  • ・照明器具やカーテン

  • ・新居での近所に挨拶で渡す手土産


引越し用トラックのアイコン

引っ越し当日に旧居でする引っ越し作業

引越し業者のスタッフ

引っ越し当日にする作業を、旧居と新居に分けて、さらに時系列で紹介していきます。またアート引越センターとサカイ引越センターの2社に、気をつける点やポイントを取材しました。

近隣へ挨拶をする

これは必須ではありませんが、ご近所に別れの挨拶をするタイミングについて触れておきたいと思います。人によっては特にお世話になった相手にしておきたいこともあるのではないでしょうか。

普段あまり接点のないご近所さんに対しても、「今日は引っ越しをするのでご迷惑をおかけしてしまうと思いますが……」と断りを入れておくのもいいでしょう。

挨拶に行くタイミングとしては、「引っ越し業者が到着する前」「引っ越し業者が到着してすぐ」「引っ越し業者が積み込み作業をしている間」「すべての荷を積んで出発するとき」です。

引っ越し作業で今日一日迷惑をかけます、と断りを入れる場合は、なるべく早い段階で行くのがオススメです。

出発直前に挨拶へ行く場合は、「今日はお騒がせしました」といった一言を加えておけばお互いスッキリと別れの挨拶を交わせます。

挨拶のときにお世話になった人に手土産を渡すのもいいでしょう。

引っ越し挨拶をどの範囲までするべきなのか、何を渡したら良いのかなどはこちらの記事でまとめています。
引っ越し挨拶についてのアンケート結果をマナー講師が解説・挨拶状テンプレ


引っ越し業者が来るまでにやっておくこと

引っ越し業者が来るまでに、引っ越しのトラックを止めておく場所の候補を考えておくといいでしょう。訪問見積もりですでに決めていると安心です。

また持っていく荷物を把握するために荷物のリストを作成しておくとスムーズです。それぞれ、個数や状態などをあわせてメモしておくと便利です。


荷物リスト例
タンス
ドレッサー
収納家具
テーブル・イス
ソファ
本棚
ベッド
布団
こたつ
テレビ
パソコン
冷蔵庫
洗濯機
電子レンジ
梱包したダンボール


電気・水道・ガスの停止

電気・水道・ガスは契約していた各事業者に利用停止の連絡をします。電気は使わないのであればブレーカーを落として、水道は元栓を閉めればOK。

オートロックの物件などガスメーターのある場所までガス会社の方がたどり着けない場合には、閉栓に立ち合いが必要になるケースも。

事前にガス会社に連絡して、引っ越し業者の到着を待つ間か、荷の搬出作業開始以降などのタイミングで閉栓するといいでしょう。



すぐに使うものは別のダンボールにまとめて入れておく

引っ越し先ですぐに使うもの、例えばトイレットペーパー、タオル類、洗面用具、着替え、傘、コップ、スリッパなどはまとめて別のダンボールに入れます。

分かりやすいように色の違うガムテープで梱包するとすぐに探せます。


引っ越し料金を支払う

料金が前払いの場合は引っ越し業者が到着したらお金を支払います。
このときの代金はおつりのないようにきちんと用意しておくとスマートです(※引っ越し業者によって支払いのタイミングは異なるので、そのときまでにお金の用意をしておきましょう)。近年では、クレジットカードやキャッシュレス決済で料金を支払える引っ越し業者も増えてきています。支払い方法は、事前に確認しておきましょう。


スタッフと一緒に家の中をチェックする

引っ越し業者の作業リーダーが家の中をチェックしながら、「特に取り扱いが注意なものは?」や「何か持っていかないものはありますか?」といったことを確認しますので、近くにいて質問に答えられるようにしましょう。

処分することを決めている家具・家電があればその旨を伝え、捨てるか新居に持っていくか迷っているものについては相談しましょう。

料金がそのままで積めるようなら持っていく、追加料金がかかるようなら捨てる(処分料は別途かかります)といった選択ができます。

ちなみに、扱いに迷っている家具・家電に関しては、見積もり時に前もって知らせておいたほうがベターです。引っ越し業者側が事前に知っていれば、対応策を準備して当日に臨めるからです。


搬出作業では立ち会いだけにする

作業リーダーが積み荷の全体像を確認したら、運び出す順番を決定します。ダンボールに梱包された荷物から出していくことが多いようです。ダンボールをいくつか先に出しておけば部屋が広くなり、大きな家具を動かしやすくなるからです。

懸命に仕事をしている作業員の姿を見ていると、自分も何か手伝わないといけないような気がするものですが、手伝うとかえって引っ越し業者の作業や段取りの邪魔になってしまう可能性があるので、ここはプロの引っ越し業者にドンと任せておきましょう。

このときすべき仕事は、作業員の質問に答えることです。
「これはもう運び出してもいいですか?」や「このダンボールの上に他の荷物を置いても平気ですか?」など、聞かれたらすぐに答えられれば、作業が円滑に進むでしょう。

万が一荷造りがまだ残っている場合は作業を進めてもいいですし、搬出が終わったところから掃除をしてもいいです。

搬出作業中が一番バタバタしますので、ペットやお子さんのいる家庭は特に注意が必要です。

ペットの脱走やお子さんのけがを未然に防ぐためにも、「ペットはケージに入れておく」「子どもから目を離さない」といったことを心がけましょう。


新居へ移動する

トラックへの積み込みが完了したら、引っ越し業者と打ち合わせて新居で合流する時間を決めます。

積み込み作業に午前中いっぱいかかった場合には、移動時間にお昼休憩をプラスして時間を設定します。ついでにこちらもお昼休憩を取りましょう。

新居への移動手段は何でも構いませんが、引っ越し業者のトラックに乗ることはできません。電車、バス、タクシー、レンタカーなど、都合のいい手段を選択しましょう。

鍵の返却や退居時の立ち会いについては、部屋から荷物がすべて出たあとにします。

当日やってしまうのであれば、新居に移動する前のタイミングで。引っ越し業者から作業終了の予定時刻を聞いておき、不動産会社や大家さんとやり取りして退居立ち会いの時間を設定しておきましょう。


引越し用トラックのアイコン

引越し当日に新居でする引っ越し作業

引っ越し作業する男性

新居でする作業は旧居でした作業と似ていますが、ポイントをおさえておきましょう。

近隣へ挨拶をする

旧居での挨拶と同様に、新居でも近隣への挨拶はタイミングを見計らってしましょう。できることなら引っ越す前に挨拶を済ませておくとスムーズ。最低でも引っ越してから1週間以内には挨拶に伺うようにしましょう。

こちらの記事では、引っ越し先で気持ちよく生活をスタートできるよう、挨拶マナーをまとめています。
引っ越しの挨拶回りは必要?範囲やタイミングなどのポイントまとめ


電気、ガス、水道の開通、開栓

電気・水道・ガスは引っ越したら新居ですぐ使えるように準備しておきたいもの。

電気・水道・ガスのうち立ち会いが必要なのはガスだけです。電気・水道はそれぞれの事業者に1週間前までに連絡しておけば大丈夫。

新居に着いたらブレーカーを上げれば電気が、元栓を開けば水道が使えます。

ガスは入居時の開栓でも立ち会いが必要です。引っ越し当日にガス会社に連絡して「今から開栓の立ち会いを」とお願いしても、スタッフの都合がつかない可能性がありますので、開栓のアポイントメントは前もって取っておくのが安全です。

また、電気も、スマートメーターを設置されている場合は事前連絡が必要になります。

それぞれの開通・開栓の手続き方法はこちらの記事でまとめています。
電気・水道・ガスの引っ越し手続き!手順や知っておきたい注意事項


搬入、荷ほどきをする

新居への荷物の搬入は、家具や家電をどこに配置するのかを作業員に指示する必要があるため、必ず立ち会いが必要です。あらかじめどこに何を置くのか決めて、レイアウト図にしておくとスムーズに搬入できます。

引越し業者と一緒に荷物のリストを確認して、荷物の紛失や破損がないかをチェックします。引っ越し業者が帰ったら早めに荷ほどきを済ませておきましょう。荷ほどきの順番はすぐに使うものからです。


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引越し当日に起こりやすいトラブルとその予防法

ダンボールが届いて怒る女性

引っ越し当日にはトラブルはつきものです。いくつかの代表的なトラブルとその対処法を解説します。

引っ越し当日までに梱包が終わらなかった

思った以上に時間が足りなくて梱包が終わらなかった場合は、自分で運ぶか、有料になりますが引っ越し業者に梱包を手伝ってもらうしかありません。

またダンボールが足りなくなってしまった場合には、まずは引っ越し業者に連絡してダンボールがもらえるかお願いしてみましょう。

引っ越し業者の多くはトラックに予備のダンボールを用意していることが多いのですが、当日に用意しているとは限らないからです。あわせて、追加料金が発生するのかも確認しましょう。


引っ越し業者が家具を傷つけてしまった

引っ越し中に家具や荷物、部屋を傷つけてしまうというのはよく起こるトラブルです。傷に気がついたら、その場で指摘することが重要です。もし後日、気がついた場合は、すぐに引っ越し業者に連絡しましょう。

時間が経ってしまうと、その傷が引っ越し中にできたものなのか証明するのは難しい部分があるからです。

そうならないためにも、家具や部屋の状態を引っ越し業者がいる間に確認しましょう。とても大切な家具や家電の場合には、あらかじめ写真を撮っておくといいです。


貴重品を紛失してまった

契約のときに、引っ越しの荷物に貴重品は取り扱わないという約束を交わしていることがほとんどです。

もし引っ越し業者が荷物の中に入っていた現金やクレジットカード、通帳などの貴重品を紛失しまった場合でも、責任を追及することはできないため、貴重品は自分で管理しましょう。


予定時間が過ぎても引っ越し業者が来ない

予定の時間に来ない理由としては「前の引っ越し作業に時間がかかっている」「場所が分からず迷っている」「日時を間違えている」ということが考えられます。まず、引っ越しがフリー便なのか、午前便、午後便なのかを確認しましょう。

フリー便の予定時間はそもそも決まっていません。午前便ならば前の引っ越し作業はないため、残りの2つ「場所が分からず迷っている」「日時を間違えている」ことが考えられます。

午後便ならばどの可能性も考えられますが、通常、前の引っ越し作業で時間がかかった場合や道に迷っている場合には、引っ越し業者から連絡があるはずです。

また、引っ越しの2日前には確認の連絡があるので、そのときに引っ越し日時をお互いに確認しておきましょう。


体調が悪い、病気で立ち会えない

引っ越しが近くなったときにけがをしてしまったり、当日に体調が悪くなってしまったりする場合もあるでしょう。引っ越し作業では契約者の立ち会いが必ず必要ですので、立ち会いが難しいようでしたら家族や友人にお願いするという方法もあります。

そのときに注意したいのは、大切な家具や家電があるのならきちんと伝えておくことです。また、新居での家具の配置も図に書いて渡しておくとスムーズです。

もし、立会人が用意できないのであればキャンセルしましょう。引っ越す日の3日前であればキャンセル料はかかりません。ただし、再度引っ越そうと思っても予約が取りにくかったり、見積もりの金額が変わったりする場合があります。


見積もり金額と違う

請求金額が見積もり金額と違う場合は、なんらかの追加料金が発生していないかチェックしましょう。追加料金が発生しやすいものとしては以下の通り。

・当日になっても荷造りが終わっていなくて手伝ってもらった
・見積もりのときより荷物が増えていた
・大きい家具や家電が玄関を通過できなかった
・エレベーターがなく階段を使った
・道幅が狭くてトラックが入れなかった

これらのトラブルを防ぐためには、スケジュール通り荷造りする、事実や変更があったら伝える、訪問見積もりをしてもらうことが大事です。


引越し用トラックのアイコン

引っ越し当日のよくある疑問

Q&Aイメージ

引っ越し当日によくある疑問も、今のうちに解決しておきましょう!

引っ越し業者への差し入れは必要?

基本的に差し入れや心づけ(チップ)を渡さなくても、しっかりと作業してくれます。

感謝を伝えたい場合には、差し入れはフタが閉められるペットボトルの飲み物を、心づけは引っ越し開始前に渡すのがベストなタイミング。どちらにしても作業員全員に渡してください。


引っ越した当日の食事はどうする?

引っ越し作業で疲れているでしょうし、調理道具を開梱するのも大変でしょうから、無理して自炊するのではなくコンビニやスーパーで弁当などを購入するか、外食が無難です。


引っ越し先へ移動するタイミングは?

引っ越し業者のトラックに乗って一緒に移動することは法律で禁じられているため、いくら近くても絶対に同乗はできません。

そのため移動手段は、遠方なら飛行機、新幹線、高速バスなどを使い、クルマを持っているのなら自分で運転するのもいいでしょう。近くなら電車やバス、タクシー、自転車といったように自分にとって便利でラクな方法で自由に移動すればOKです。

移動するタイミングは、すべてトラックに荷物を載せたあと、部屋の掃除や、電気のブレーカー落とし、水道の閉栓といった作業を完了したあとです。新居の鍵がないと引っ越し業者は荷物の搬入ができないため、到着時間は入居者の予定に合わせてくれます。

当日に搬入するのならば、引っ越し業者が新居に来る前に到着するように、旧居を早めに出発するといいでしょう。長距離でしたらトラックの到着予定日時を教えてくれるので、それに間に合うように行きましょう。

引越し用トラックのアイコン

まとめ

引っ越しの慌ただしい準備の中であっても、当日の一連の動きをイメージしておけばスムーズに終わらせることができます。

引っ越し業者への対応や、どうしても自分が立ち会う必要があるのはどのタイミングなのかをシミュレーションしておくことで、当日あわてるような事態も減らせるはずです。ありがちなトラブルや疑問についてもあらかじめ知っておけば、問題なく引っ越しを終えることができるでしょう。


画像:PIXTA


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