家電の引っ越し時に注意すべき点と便利なサービス
最終更新日 2021年12月03日
家電の搬出・搬入は、引越しのなかでも労力がかかる作業のひとつ。また、高価なものだけに、慎重に扱わないといけないので、自分たちで運び出すとしても素人にはなかなかハードルが高いだろう。

冷蔵庫と洗濯機以外の家電の扱い方
引越しで運ぶ大型の荷物の中でも、冷蔵庫と洗濯機以外で気をつけたい家電はいくつか挙げられる。以下、家電ごとに運搬時の注意点を書き出してみよう。
●テレビ
家電の中でも、特に配線まわりがやっかいなテレビ。引越し運搬前の準備として、もとの配線に戻す時に迷わないように、デジカメやスマートフォンで現状を撮影しておこう。また、汎用シールと荷造り札に番号を書いておき、それぞれの番号をつなぐようにしておけば迷わずに済む。外した配線は結束バンドなどでひとまとめにしておき、本体やリモコン、説明書などと一緒にダンボールに梱包しよう。
●パソコン
パソコンも引越し会社が梱包してくれるが、念のため事前にデータのバックアップをとっておこう。破損が心配な場合は、自身で入念に梱包することをオススメする。というのも、引越し会社の多くは、パソコンの移動時のトラブルは補償対象外としているのだ。ロールタイプのエアクッションを外側に巻き、その上をさらに毛布で包む。購入時のダンボールがある場合は、それに入れて運ぶと安全だろう。
●電子レンジ
電子レンジは、事前の準備は必要なく、作業員が当日梱包してくれる。レンジ内のガラス製や金属製の皿は必ず気泡緩衝材などで梱包してもらおう。また、電子レンジをはじめ、オーブンレンジ、スチームオーブンは、運搬中の振動によって内部不具合を起こしてしまう場合がある。運び出す前に作業員の前で動作確認をしておこう。そうしておくことで、万一故障してしまった時に補償交渉をしやすくなる。
●エアコン
エアコンは特殊な取り付けが必要なため、プロに任せた方が安心だ。家具・家電の引越しも行ってくれる「クロネコヤマトの引越サービス」は、家電の取り付けも行ってくれる。サイトを見てみると、以下の料金で工事可能だ。
取り外し工事…8,000円~
取り付け工事…12,000円~
※いずれも壁掛けタイプ(家庭用:冷房能力4kWまで)
また、エアコンなどの家電の取り付け・取り外しを行っている引越し会社は、ほかにもあるのでまずは一度、問い合わせてみることをオススメする。

買わずに「借りる」という方法
新生活を始める人のなかには、家電を「買いそろえる時間がない……」「引越しする時の運搬が面倒」と思っている人もいるだろう。そんな人には、そもそも家電を購入せず「借りる」という選択肢もある。
たとえば、「クロネコヤマトの引越サービス」は家具や家電を手軽にレンタルできる「クロネコおまかせレンタル」というサービスを展開している。家財の手配は電話一本ででき、引越しの手配と同時にできるので、家具や家電もいっぺんにそろえることができる。最短、予約から3日で配送可能な場合も。レンタルできる家財は、「中古品」と「新品」があり、好きな方を選ぶことができる。
たとえば、1人用冷蔵庫(容量110~140リットル)と洗濯機(容量4.2キログラム)を新たに購入した場合は、計51,000円(新品家電の平均から算出)。それに比べ、同サービスで中古の冷蔵庫と洗濯機を2年レンタルで、32,660円(送料込みの税抜)なのだ。2年レンタルで契約していて中途解約しても違約金はなく、使った期間だけの支払いとなる。所有するのがいいのかレンタルがいいのかは、ライフスタイルにもよるが検討の価値はあるだろう。
また、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は、捨てる場合にも費用が発生してしまう。経済的にも環境にも優しいレンタルサービスも選択肢のひとつとして考えたい。

友人から家電を送ってもらいたいんだけど……
また、レンタル以外にも兄弟や友人などから、家電をゆずりうける人もいるだろう。「ヤマトホームコンビニエンス」では、「らくらく家財宅急便」なるサービスを提供している。
ベッドやソファー、テレビなどの家具、家電を輸送してくれるこのサービスは、ホームページから申し込んだら指定した日にスタッフが来訪。家財をスピーディーに梱包・搬出してくれる。届け日は、時間帯指定もできるので、仕事で時間の調整が難しい人にも利用しやすい。
また、輸送だけでなく、オプションで分解や組み立ても行っている。一部だが、サービス料金を列挙してみよう。
エアコン:
取り付け 12,000円(税抜)
取り外し 8,000円(税抜)
テレビ:
配線取り付け 6,000円(税抜)
全自動洗濯機:
取り付け 5,000円(税抜)
取り外し 3,000円(税抜)
照明(シーリングペンダントのみ):
取り外し 2,500円(税抜)
取り付け 4,000円(税抜)
紹介したレンタルサービスなども、ライフスタイルに合わせて上手に活用し、快適な新生活をスタートさせよう。
取材協力/ヤマトホームコンビニエンス
写真: Nlshop / Thinkstock
引越し対応エリアから探す
現住所(現在の住居)の都道府県をクリックしてください。
SUUMO引越し見積もりでは、各都道府県の住みたい街ランキングを確認できます。
いま住んでいる街や住みたい街の情報をチェックして、引越しに役立てよう!
北海道・東北 | |
---|---|
関東 | |
北陸・甲信越 | |
中部 | |
関西 | |
中国 | |
四国 | |
九州・沖縄 |