引越し期間、何日かかる?積み込みや運び出し時間はどれくらい?見積もりから当日までの最短日数も紹介
最終更新日 2026年03月14日

「引越しって何日かかる?」「引越し準備はいつから始めたらいいの?」と引越し期間について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。引越しは、荷物の搬出・搬入だけでなく、市区町村での転出入手続きやご近所への挨拶など、やるべきことは意外と多いものです。
引越し当日に慌てないために、あらかじめ引越しに何日かかるのかを把握し、余裕をもって準備を進めましょう。
この記事では、引越し期間や見積もりで知っておきたいポイント、費用はどれくらいかかるのか、引越し当日の流れなどについて詳しく解説します。
※本記事は水野総合FP事務所代表の水野 崇(みずの・たかし)さんが監修しています。
■目次
- 引越しは何日かかる?余裕をもっておおむね1カ月
- 家族の引越しにかかる時間はおよそ1カ月
- 一人暮らしの引越しは、最短なら1週間のケースも!?
- 引越し当日の運び出し積み込み時間はどれくらい?
- 引越し時間がかかりすぎてしまう主な要因
- 引越し時間を短縮するためのポイント
- 荷物量を減らす
- 「あとは運ぶだけ」の状態にしておく
- 引越しの見積もりにかかる時間はどれくらい?
- 引越し見積もり時間を短縮するためのポイント
- 何を持って行くか
- 引越しの日程
- 引越し先は「どの街に引越すか」まで決めておく
- 引越し費用、お金はどれくらいかかるのか
- 【SUUMO独自調査】引越しのとき、仕事は何日休むもの?
- 引越し作業中が気まずい!何をしていればよい?
- 洗濯機の水抜きなど、引越し前日にすべき準備を紹介
- 引越し当日! どんな流れで作業するの?
- 旧住所での搬出作業
- 新居での搬入作業
- 引越し手続きも1カ月前からスタートしよう

引越しは何日かかる?余裕をもっておおむね1カ月
引越しの準備は、余裕をもって1カ月前から始めるとよいでしょう。具体的には、主に以下のようなスケジュールになります。
| 時期 | 作業内容 |
|---|---|
| 1カ月前 |
|
| 3週間前 |
|
| 2週間前 |
|
| 1週間前 |
|
| 前日まで |
|
| 引越し当日 | 荷物の搬出および搬入(所要時間は約2時間〜2時間半) |
とはいえ家族なのか単身であるかで、準備にかかる期間は変わってきます。まずは家族の場合から考えてみましょう。

家族の引越しにかかる時間はおよそ1カ月
引越しの最初に取りかかることといえば、引越し業者の見積もり。これはおおむね1カ月前であれば余裕をもって取り組めると思います。
ただし、繁忙期にあたる3月〜4月は、引越し業者のスケジュールがすぐに埋まってしまいます。「3月末に引越しされる方は、1月の初旬〜中旬ごろから予約が入ってしまうので、できるだけ早めに取りかかったほうがいいですね」(アート引越センター。以下同)
といっても転勤や異動などは、直前にならないと辞令が出ない場合もあるでしょう。わかり次第、とにかく早め早めに動くのがポイント。家族であれば荷物が多いため、荷造りは2〜3週間かかると見込んで、見積もりも早めにとっておくのがおすすめです。
しかし、いくら早めに動いたからといって、忘れてはいけないのが見積もりの有効期限。有効期限は見積もりを出した日から3カ月間が目安で、これを過ぎると見積もりが無効になることも。ここは気をつけておきたいところです。
一人暮らしの引越しは、最短なら1週間のケースも!?
続いて単身者の引越しの場合です。見積もり後、だいたい1週間以内には荷造り用のダンボールが届くので、単身者も1カ月前くらいから準備するのがベターですが、最短で1週間というケースもあるようです。
「家族と比べると荷物が少ないので、頑張れば1週間くらいで荷造りできるかもしれません。ただ、仕事もあるでしょうし、引越しに伴う役所への届け出などの時間も含めると、けっこう忙しくなってしまいます。平日に無理に進めるよりも、休日を使うのがいいでしょう。時間をうまく見つけて作業すれば、単身者は頑張り次第で準備期間を短くできる場合もあります」
自分の荷物をまとめるだけで、比較的自由に動けるのが単身者の引越し。頑張り次第で短期間での引越し準備も可能ですが、前日にあわてるよりも前もってスケジュールを考えておくのがよさそうです。
■関連記事
荷づくりと荷ほどき、どのくらい時間かかっている? 時短のコツを引越し会社に聞いてみた

引越し当日の運び出し・積み込み時間はどれくらい?
引越し当日の運び出しや積み込み(搬出作業)に限定すると、単身者の場合にかかる時間は1時間程度です。単身者の場合、家族での引越しと比べて荷物量が多くありません。そのため比較的短時間で搬出作業を終えられます。
ただし世帯の人数が増えれば、当然ながら搬出にかかる所要時間は増えます。単に荷物の量が多くなるだけではなく、大型の家財を運ぶケースも増えるためです。家族世帯での引越しについては、搬出作業だけで1時間を超えることも考えられます。
一方でトラックから新居に荷物を運ぶ搬入は、梱包作業がない分、搬出よりも短時間で終わる傾向にあります。したがって搬出と搬入を合わせて、2時間〜2時間半ほどかかると考えておきましょう。
引越し時間がかかりすぎてしまう主な要因
引越しに時間がかかりすぎてしまう要因として、以下の3点が挙げられます。
- 建物の構造
- 養生の範囲
- 作業人数
まず注意したいポイントは、建物の構造です。例えばアパートやマンションの場合、エレベーターの有無によって荷物を運び出す難易度が変わります。ほかにも家の前の道路が狭くトラックを横に止められない場合、積み込みに手間がかかるため、全体の作業時間も延びてしまいます。
次にチェックすべき要素が養生の範囲です。引越し業者は旧居や新居を傷つけないように、養生をしたうえで作業します。部屋だけではなく、エレベーターやエントランスホールといった共用部にも養生すれば、その分作業時間が増えます。
加えて作業人数も引越し時間に影響を与える要素の一つです。引越し業者の人数が2人なのか、3人以上来てくれるかでも作業スピードが変わります。

引越し時間を短縮するためのポイント
引越し時間を短縮するには、当日までの入念な準備が欠かせません。作業を引越し業者に丸投げするのではなく、できる限りの工夫を凝らす必要があります。引越し時間を短縮するために、どのようなポイントを押さえるとよいか解説します。
・荷物量を減らす
引越し時間を短縮する方法の一つが、荷物量を減らすことです。使うものと使わないものを分けておき、使わないものはなるべく処分したほうが賢明です。処分する以外にも、リサイクルショップに出したり、知人に譲渡・売却したりするといった選択肢もあります。
荷物量を減らせば、新居での生活をスッキリした状態で迎えられます。今後の生活にも少なからず影響を与えるため、引越しをきっかけに荷物の状態を見直してみるとよいでしょう。
・「あとは運ぶだけ」の状態にしておく
自分である程度準備を終わらせて「あとは運ぶだけ」の状態にすることも、引越しの時間を短縮する方法の一つです。荷造りを終わらせておくのはもちろん、家具や家電の配線の取り外しも、可能であれば自分で進めておくとよいでしょう。
ただし家具を自分で解体する際に破損した場合、基本的には引越し会社の補償対象外となります。解体するのが難しい家具については、無理をせずプロに任せるようにして、一人でできそうな作業だけを早めに終わらせましょう。

引越しの見積もりにかかる時間はどれくらい?

訪問見積もりは、引越し会社の営業担当者が来宅して荷物量を確認する作業。所要時間は単身かファミリーかによっても違いますが20~50分程度です。
以下の記事では、訪問見積もりの内容や見積もりまでに準備したいことなどについて詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
■関連記事
引越しの訪問見積もり、どれくらい時間がかかるの?

引越し見積もり時間を短縮するためのポイント
「見積もりは引越しをしたい日の約1カ月前に」とご紹介しましたが、スムーズに引越しを進めるために見積もり時に決めておくべきことがあります。
・何を持って行くか
引越し先に何を持って行くかにより荷物の量が変わるため、見積もり金額に影響してきます。何を持って行くかや処分するものは見積もり時に伝え、引越し当日までに処分や引き取りの依頼をしておきたいものです。
・引越しの日程
具体的に「〇日に引越したい」とまではわからなくても、平日か休日かは決めておくのがよいでしょう。
「例えば、日程を変更する場合でも、平日→平日ならば融通が利きやすいです。しかし、平日→休日への変更となると、既に埋まってしまっていることも多いです。 もちろん予約に空きがあれば対応可能ですが、基本は休日から埋まっていきますので、できるだけ候補日を多く出していただければ日程を決めやすいですね」
休みをとりやすいなら、平日を検討してみましょう。
・引越し先は「どの街に引越すか」まで決めておく
「見積もり時点では行き先の住所まで決まっていないというケースもありえます。距離は料金に関係してきますので、具体的な番地まで決まっていなくても『おおよそこのあたりに引越したい』という市区町村までは決めておいてください」
「そろそろ違うところに住みたいけど、いつごろ引越すかは決めていない。見積もり金額次第で引越すかどうか決めるためにも、見積もりをとってみよう」という人も、転居先の希望は決めておいたほうがよさそうです。

引越し費用、お金はどれくらいかかるのか
引越し費用は、単身者であれば5万〜6万円、家族であれば10万〜12万円が一つの目安(1階、100km程度)となります。
※出典:国土交通省 関東運輸局「引越しのモデル運賃・料金」より
しかし、荷物の量、移動距離、時期、作業時間、引越し業者の人数などによって費用は大きく変わります。
特に、繁忙期である3月〜4月は、進学や就職に向けて引越しする人が増え、通常の時期に比べて費用は高くなる傾向です。また、引越しは需要が多い日時ほど費用が高くなるため、通常期でも平日よりも土日の方が費用は高くなります。
引越しは定額制ではないため、一概に「このくらいの料金」と目安を提示するのは難しいものです。そのため、なるべく近しい条件を参考にして、自分が引越す時期の費用相場を把握しておきましょう。
引越し費用・料金の相場

【SUUMO独自調査】引越しのとき、仕事は何日休むもの?
引越し当日だけでなく荷造り・荷ばらしなど可能であれば引越し日の前後でも、数日休みを取りたいと考えるのは当然です。とはいえ、何日なら休んでもよいのか、常識的な日数や平均日数はわからないですよね。そこでSUUMOでは「引越しのとき、仕事を何日休んだか」についての独自調査を行ってみました。


まず最初に「引越しのとき、仕事を休んだことはありますか。」と質問したところ、58.8%の人が「ある」と回答し、41.2%の人が「ない」と回答しました。筆者が想定していたよりも「ある」の回答が少ないように思いましたが、みなさんはいかがでしょうか。
次に、「引越しのとき、仕事を休んだことがあると回答した方にお聞きします。何日休みましたか?」と質問しました。一番多かったのは54.4%の「1日程度」、続いて23.8%の「2日程度」という結果になりました。
※「引越しに関するアンケート」より。調査概要は記事末

引越し作業中が気まずい!何をしていればよい?
引越し業者の到着時、また搬出・搬入の際には、スタッフに具体的な指示を出すとよいでしょう。特に壊れやすい荷物など注意事項がある場合は、明確に伝えることが大切です。
スタッフが黙々と作業している間、自分も何かしたほうがいいかと気まずく、不安に感じる方もいるでしょう。けれどもスタッフも作業に集中したいため、無理に自分から話しかけないほうが賢明です。適切な距離感を保つように心がけましょう。
また、スマホなどを触っていても問題ありません。ただし、作業の邪魔にならず、引越し業者の声掛けには応えられる範囲にいるよう配慮が必要です。離れた部屋にいる場合は、自身の居場所を伝えておくといいでしょう。

洗濯機の水抜きなど、引越し前日にすべき準備を紹介

約1カ月の準備期間を経て、いよいよ引越しの前日。前日にやっておくべきことは何でしょうか?
「貴重品の管理、冷蔵庫の中を空にすること。そして、輸送中に霜が溶けて水漏れを防ぐため、前日の夜までに冷蔵庫の電源を抜いておくことです。また、洗濯機に関しても、当日に洗濯をして水が残っていたりすると水が漏れてほかの荷物が濡れてしまうこともあるので、中の水を抜いて乾燥している状態にしておくのがベターです」
また、旧住居でギリギリまで使っていたものは新居でもすぐに使うもの。洗面用具やお風呂用品、トイレで使用するものはそれぞれの箱に詰めるのではなく、すぐに使うモノ専用の箱をつくっておき、着いたらまずそれを開ける、というふうにするのがオススメです。
また、翌日以降の仕事や通学に支障のないよう、「明日必要なもの」もすぐに取り出せる箱に入れておくことが重要です。翌日が平日の場合、仕事で使うものやスーツ、鞄などもすぐに出せるようにしておきましょう。引越し当日に荷ほどきができなくても、すぐに取り出せる箱を開ければ1〜2日は過ごせる、そのような状態にしておきたいですね。
また、輸送中の故障が心配なパソコン関係の電子機器ですが、万が一の補償ができないため、大事なデータはバックアップを取っておいたほうがよいとのこと。ノートパソコンは自分で持ち歩くのもよい方法です。
■参考記事
引越し前日~当日、チェックしておきたい4つのポイント

引越し当日! どんな流れで作業するの?

引越し当日の流れは下記の通り。
・旧住所での搬出作業
まず、引越し業者が到着して挨拶をします。このタイミングで料金を支払うことを定めている引越し業者も多いので、お金やクレジットカードを用意しておきましょう。
作業リーダーが家の中をまわりながら持って行く荷物と置いて行く荷物の確認をし、搬出の手順を決めていきます。ダンボールから運び出し、部屋にスペースができたところで家具を梱包します。全部荷物を積み込んだら新居での合流時間を決め、いよいよ新居へ出発。
・新居での搬入作業
新居に到着したら壁や床を傷付けないよう保護テープやシートで養生し、どの荷物をどこにセッティングするか確認します。「基本的にはお客様の立ち会いが必要です。大きな家具については引越し業者が配置していきますが、実際に置いてみて違和感があれば、その場で変更することも可能です」
数多くの引越しをこなしてきたプロの目線から、家具の使いやすい位置や、より広いスペースが取れるように置きなおしてもらうこともできます。日当たりや動線、ドアの開閉のしやすさも重要なポイントなので、相談してみましょう。
アート引越センターでは、引越し後、1年以内であれば無料で家具の配置を変えてもらえるサービスもあるので、実際に住んでみて「気になる」ポイントが出てきたら、模様替えをお願いしてもよいかもしれません。
■関連記事
引越し業者が教える! 引越し当日の流れとやることリスト

引越し手続きも1カ月前からスタートしよう
できるだけテキパキと終わらせたい引越し。準備期間も含め、余裕をもって取り組みたいですよね。引越しは、およそ1カ月あれば準備を終えることができるので、引越したい日から逆算して見積もりをとるのがおすすめ。引越し前日や当日の動きも意識しながら、荷造りや手続きを進めていきましょう。
以下の記事では、転出入や電気・ガス・水道など引越しの際に必要な手続きを時系列で紹介。
引越し前1カ月から引越し後までに「いつ・何をすればいいか」が分かります。
■関連記事
引越したらやることをリストアップ|必要な手続き一覧をタイミング別に紹介!
■取材協力
アート引越センター
■監修/水野 崇
水野総合FP事務所代表。中学、高校、大学、専門学校で金融経済教育を行うほか、テレビ朝日『グッド!モーニング』、BSテレ東『マネーのまなび』、TOKYO MX『堀潤激論サミット』などにTV出演。2024年秋放送のNHK土曜ドラマ『3000万』家計監修。ファイナンシャルプランナーとしての活動は、相談、執筆・監修、講演・講師、取材協力、メディア出演など多岐にわたる。
【資格】宅地建物取引士|1級ファイナンシャル・プランニング技能士|CFP認定者 ほか
【調査概要】
[引越しに関するアンケート]
・調査期間:2025年1月6日(月)~1月7日(火)
・調査方法:インターネット調査
・対象:18歳~64歳、男女
・有効回答数:600
イラスト/いぢちひろゆき
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