引越しで、洗濯機を運ぶ時の注意点は?
最終更新日 2019年04月16日
家電の引越しは、プロに任せておけば安心と思っている人も多いかと思う。しかし、洗濯機の場合、事前に準備しておかなければならないこともある。引越し当日になって混乱しないよう、あらかじめ洗濯機を移設するポイントを押さえておこう。

引越し前にやっておくべきことは?
引越しで洗濯機を運び出す前に、事前にいくつかやっておかなければならないことがある。以下に列挙してみよう。
洗濯機を運ぶ前にやること
- 1.給水ホースの水抜き
- 2.排水ホースの水抜き
- 3.コード類、ホース類の整理
- 4.荷造り、梱包、運搬
1.給水ホースの水抜き
水道の蛇口と洗濯機をつないでいる給水ホースには、常に水が滞留している。運搬時の水漏れを防ぐために、引越し前日までに水抜きを行っておこう。
手順は製品によって多少異なるが、一般的にはまず蛇口の栓を閉め、電源をオンにして1分ほど洗濯機を回す。これで、給水ホースの水がすべて水槽に移動するはずだ。
2.排水ホースの水抜き
給水ホースが終わったら、次は排水ホースの水抜きだ。具体的な手順は、まず電源を入れ、脱水コースを選択してスタートボタンを押す。脱水が終了したら、洗濯機の蓋を開けて槽内に残っている水分をタオルなどで拭き取ろう。
次に、排水口から排水ホースを抜くと、洗濯機内部と排水ホースから水が流れ出てくる。本体を傾けて、ホース内の水分がすべて出れば完了だ。
3.コード類、ホース類の整理
水抜きを終えたら、ホース類の整理を行う。電源コードとアースは、コードを巻いた状態でビニール袋に入れ、本体にテープで固定。同様に給水ホースや排水ホース、風呂水ポンプなどの付属品も失くさないよう袋に入れ、本体に固定しておこう。
4.荷造り、梱包、運搬
洗濯機はダンボールに入らないため、当然ながら箱詰めは不要だ。振動に弱い家電ではないので、注意深く梱包する必要もない。
ただし、運搬時は真横に寝かせて運ぶのはなるべく避けよう。洗濯機の構造上、筐体に対して洗濯槽はある程度自由に動くようになっている。槽の下部だけで固定しているので、寝かせると自重でその部分に過剰な負荷がかかってしまう。
また、ドラム式洗濯機は、事前に洗濯槽を専用のネジで固定してから運ぶようにしよう。そうしないと故障の原因になる可能性がある。ネジは取扱説明書に同封されているケースが多いので、確認しておこう。

引越し業者に任せると、料金はいくらかかる?
洗濯機の引越しは、水抜きなどの事前作業をきちんと行っておけば、そう難しいものではない。給水ホースや排水ホースの取り付けも、最近はワンタッチでできる設備が増えている。
しかし、「取り付けが面倒!」「時間がない……」「そもそも、こういうのが全般的に苦手!」という人は、プロの手を借りることをオススメする。
たとえば、家電の取り付けなどもお任せできる「クロネコヤマトの引越しサービス」のサイトを見てみると、以下の料金で工事が可能だ。
取り外し | 取り付け | |
---|---|---|
全自動洗濯機 | 1,500円(税抜) | 3,000円(税抜) |
ドラム式洗濯機 | 3,000円~ | 7,500円~ |
洗濯・乾燥機(一体型) | 3,000円~ | 3,000円~ |
取り付け方を間違って、故障してしまった……なんてことにならないよう、自信がない人はプロに頼んでおくのが安全だろう。

洗濯機取り付け時の注意点3つ
しかし、少しでも安く引越しを済ませたいという人もなかにはいるだろう。そのような人は、以下の点に注意して取り付けを行いたい。
●洗濯機の置き場所をチェック
多くの物件には、専用の洗濯機置き場が設けられている。しかし、物件によってサイズはまちまちなので、運び終わってから「はまらない!」なんてことにならないよう、事前に大きさはきちんと確認しておこう。
特にドラム式や乾燥機付きなどの大型な洗濯機の場合は要チェック。洗濯置き場がない場合は、直射日光が当たらず水平な場所を選ぶと良い。
●蛇口の形状をチェック
蛇口の接続タイプは大きく分けて、ハンドルをひねる横水栓と、洗濯機専用の分岐水栓の2つ。このほか稀に、自在水栓(蛇口部分が長くなっているタイプ)や万能ホーム水栓(蛇口部分が短いタイプ)などがある。
横水栓の場合は、ホースを傷つけないためにも、先端に傷がついていないかあらかじめ確認しておこう。取り付け方に関しては、説明書に記載されているので、よく読んでから行いたい。
●正しく設置ができているかチェック
洗濯機を取り付けたら、給水ホースの根元を持って左右に動かしてみよう。正しく取り付けられていないと、水道水圧によって水が飛び散る場合がある。同じく排水ホースも水を流してみて、水漏れがないかチェックしよう。

洗濯機だけの引越しって可能? 処分方法は?
自力で引越しをする人やできるだけ引越し料金を抑えたい人の中には、洗濯機だけの運搬をお願いしたい人もいるだろう。さすがに、洗濯機専門の会社は見かけないが、選択肢としては以下の方法が考えられる。
洗濯機だけ運搬を依頼する方法
- ・配送サービスを利用する
- ・家財、家具用の宅急便を利用する
- ・家具用の引越し会社に依頼する
引越しの費用は、移動距離や時間帯、エレベーターの有無などによって変わってくる。まずは引越会社や配送サービス、宅急便に問い合わせてみるとよい。
もちろん、引越しを機に洗濯機を新調する人もいるだろう。「クロネコヤマトの引越サービス」には、「不用品買取サービス」やリユース品として買い取ってくれるサービスがある。
これらを上手に活用すれば、少しでも引越し費用を浮かせることができそうだ。 ほかにも不用品買取サービスを提供している引越し会社は複数あるので、まずは問い合わせてみるようにしよう。
取材協力/クロネコヤマトの引越サービス
掲載: 2014年11月12日 写真: Kirsty Pargeter / Thinkstock
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