引越しで転校。小学校・中学校・高校(公立・私立)の転校手続き方法
小中高生の子どもをもつ家庭の場合、引越しの際には転校手続きが必要になる場合が多いのではないでしょうか。転校は子どもにとって不安なものです。余裕をもって手続きを終えて、新しい環境に安心して送り出してあげられたらいいですよね。今回は転校の手続きについてご紹介します。

同じ市区町村内の公立学校に転校する場合
子どもの転校手続きは、引越す場所と公立か私立の学校なのかによって異なります。まずは同じ市区町村内の公立小学校・中学校への転校の手続きをチェックしていきましょう。
引越しから転入までの手続きの流れ
- (1)引越し決定:住所が決まっていない場合でも、転校する旨を学校へ連絡
- (2)引越し先の住所確定:「在学証明書」「教科書給付証明書」を転校元の学校でもらう
- (3)引越し後:14日以内に役所に転居届を提出、役所の関連課で「在学証明書」を提示して「転入学通知書」をもらう
- (4)転入する学校へ連絡:転入手続きをする日時を決める
- (5)転入する学校にて:「在学証明書」「教科書給付証明書」「転入学通知書」を提出
- (6)転入までに必要な学校用品をそろえる
●転校前の学校にもらうもの
・在学証明書
・教科書給付証明書
遅くとも引越しをする1カ月前までに担任の先生に伝え、住所が決まったらこれらをもらうようにしましょう。また、この2点は転校先の学校に提出しなければいけません。学校からもらったら、大切に保管しておいてくださいね。
●引越し前に役所でもらうもの
・転入学通知書
どこの学校に入学するのか記された書面です。こちらも合わせて転校先の学校に提出します。
同じ市区町村内ならば、比較的手続きは簡単です。引越し先が近いので、引越す前に学校を見学したり体操服や上履きといった学校生活で必要なものを事前に確認しておくと後で便利ですよ。

違う市区町村の公立学校に転校する場合
県外に引越すなど、違う市区町村の公立小学校・中学校に転校する場合は同じエリア内の手続きと異なります。
引越しから転入までの手続きの流れ
- (1)引越し決定:住所が決まっていない場合でも、転校する旨を学校へ連絡
- (2)引越し先の住所確定:「在学証明書」「教科書給付証明書」を転校元の学校でもらい、引越し日の14日前から当日までに役所へ「転出届」を提出し「転出証明書」をもらう
- (3)引越し後:14日以内に役所へ「転入届」を提出し、役所の関連課に「在学証明書」と「転出証明書」を提示して「転入学通知書」をもらう
- (4)転入する学校へ連絡:転入手続きをする日時を決める
- (5)転入する学校にて:「在学証明書」「教科書給付証明書」「転入学通知書」を提出
- (6)転入までに必要な学校用品をそろえる
●転校前の学校にもらうもの
・在学証明書
・教科書給付証明書
●引越し前に役所でもらうもの
・転出証明書
転出証明書は引越し先の役所に提出します。
●引越し後の役所でもらうもの
・転入学通知書
転校前の学校からもらう在学証明書と教科書給付証明書に合わせて、転入学通知書を転校先の学校に提出します。
子どもが私立の学校に転校する場合は、転入手続きが学校によって異なります。都道府県私学協会や各学校のホームページなどで確認するようにしましょう。

高校の転校手続き
高校は義務教育ではないため、絶対に転校できるとは限りません。公立高校の場合、まずは入学を希望する高校に転入学することができるのかどうか確認を。そのうえで、転校前の高校から在籍証明書や単位習得証明書、転学照会書などをもらい、転入試験を受ける必要があります。
私立高校への転校を希望する場合も同じく、転校できるのかどうかはその高校次第です。小中学校と同様に転入方法や手続きもそれぞれ異なるのでまずはチェックしておきましょう。
そのほか、手続きだけでなく入学金が必要な場合はその準備もしておくことを忘れずに。

まとめ
引越しによる転校は避けられないものです。だからこそ、子どものためにも学校選びは慎重に行いたいですね。転校したことが子どもにとってもプラスになるよう、転校への手続きは迅速に済ませて、新しい環境へのサポートの時間を多く取ってあげるようにしましょう。
写真:PIXTA
掲載日:2017年3月8日
引越し対応エリアから探す
現住所(現在の住居)の都道府県をクリックしてください。
SUUMO引越し見積もりでは、各都道府県の住みたい街ランキングを確認できます。
いま住んでいる街や住みたい街の情報をチェックして、引越しに役立てよう!
北海道・東北 | |
---|---|
関東 | |
北陸・甲信越 | |
中部 | |
関西 | |
中国 | |
四国 | |
九州・沖縄 |