引越しにともなう駐車場の変更。解約方法や契約の流れは?
公開日 2017年03月09日
引越しで自宅の場所が変わると、自動車をもっている場合は駐車場の場所も変更することが多いですよね。家から近くて、できれば屋根があって……などなど、希望の駐車場を見つけて借り替えをするにはどうすればいいのでしょうか。今回は、引越しのときの駐車場の手続きについて解説します。
気に入った駐車場ならどこでもいい?
新たに住む予定の家に駐車場が付いているなら、そこを利用すれば事足りるかもしれませんが、駐車場付きの物件でない場合には自分で駐車場を借りる必要があります。自宅の近くに借りるというのが一般的ですが、新しく借りる駐車場の選び方に制限などはあるのでしょうか?
駐車場は、気に入ったところであればどこを借りてもいいというわけではありません。車を保有するには、「自動車保管場所証明書」、いわゆる「車庫証明」が必要になります。保管場所を確保していないと車を所有することはできません。また、車庫証明をとるには、その保管場所が以下の条件を満たしている必要があります。
●車庫証明 保管場所の条件
・自動車を使用する本拠の位置(つまり新居の場所)から、直線距離で2km以内
・道路から支障なく出入りができ、かつ、自動車全体を収容できる
・自動車の保有者が、自動車の保管場所として使用する権原を有するものであること
厳しい条件ではありませんが、駐車場を探すときにはその場所と、駐車スペースの広さを確認しておくのがいいですね。
駐車場の借り替え方法 解約と新規契約の手続きは?
【駐車場の解約手続き方法】
駐車場付きの物件の場合は、物件の退去連絡をした際に駐車場も同時に解約処理をしてもらえます。しかし、月極駐車場などを借りている場合には、解約の手続きが必要になります。
管理会社に連絡し、解約の旨を伝えて、解約の申込書を提出するのが一般的。また、解約日は「解約したい」と申し出た月の翌月末となることが多く、引越しをする直前に申し出ると解約日が引越し日よりも後になってしまうこともありえるため、早めに連絡するのがおすすめです。
【駐車場の新規契約方法】
新居周辺の駐車場を見てまわったり、インターネットで検索するなどして希望に合う駐車場を見つけたら、管理している個人や会社に連絡をとり、契約内容について確認します。申し込みの前に、機械式駐車場などの場合は持っている車がその駐車場に入るかなどを試すこともできるので、担当者に相談してみるのもよいでしょう。
申し込みの際には申込書のほかに運転免許証のコピーや車検証のコピー、印鑑証明などの提出を求められますので、事前に用意しておくのがベター。提出が済んだら、審査を経て利用開始となります。
車庫証明に必要な書類を手に入れておこう
駐車場を変更したら、車庫証明の変更も必要なのは、前半でも述べたとおり。この車庫証明を取得するために、駐車場の管理会社に発行してもらう書類があります。それは「保管場所使用承諾証明書」と「配置図」。この2点がないと車庫証明の手続きが行えないこともあるため、契約時に発行をお願いしておきましょう。
自宅の引越しに気をとられて、後回しになってしまいがちな車関連の手続き。駐車場の解約には時間がかかることも多いため、できるだけ早めに手続きをしておくのがかしこい方法です。
写真:PIXTA
掲載日:2017年3月9日
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