引越しの挨拶はいつ行くべき?もし相手が不在だったらどうする?
引越しを経験された方にアンケートをとったところ、下記のお悩みをいただきました。 「引越しの際の挨拶(新居・旧居)はいつ行くのが良いのか」 「引越しのあいさつに伺ったが何回伺っても不在のため、粗品と挨拶状をドアノブにぶら下げたが失礼に当たらないかなど対応に悩んだ。」
引越しの挨拶はいつ伺うのがよいのでしょうか?専門家の方にお聞きしました。

挨拶は引越しの前日または当日に。伺う時間は早朝・深夜・食事時を避ける
引越しの前日までに、もしくは引越し当日にご挨拶に伺いましょう。タイミングとしては、引越し業者さんが帰った直後などがよいかもしれません。ご挨拶は、遅くとも引越し後1週間までをめどにします。
引越し前の挨拶のメリットはたくさんあります。あらかじめ予想できることとして、引越しの際の騒音や、エレベーターを一定時間独占してしまうことがあげられます。
事前に詫びも含めた挨拶をしておくことで、少しは大目に見てもらえたり、トラブルも回避でき、気持ちよく迎えてもらえることでしょう。初日の印象が後々の人間関係にも影響を及ぼしますから、先手必勝の挨拶を心がけます。そして、可能な限り同居人(家族)すべて一緒に挨拶に伺うのが望ましいです。必要以上の個人情報を伝えることはありませんが、高齢者がいる、赤ちゃんがいる、障害を持っている人がいるなど、介助の必要な人の存在を知らせておくべきでしょう。同じような境遇の人がいれば、地元で便利なサービスを教えてもらえたり、お互いに労い、生活のストレスを緩和できることもあります。
伺う時間は、10時から20時が基本です。早朝や夜遅く、また食事時間帯も極力避けて伺いましょう。訪問の時間は、あなたの常識が問われるところです。

相手が不在な場合は日時を改める、が基本
相手が不在の場合、あなたならどうしますか?
では2者択一問題です。
① そのまま帰って、後日改めて挨拶に伺う。
② メモをはさんでおく。
自分がされて違和感のない方はどちらでしょうか?
まだ会った事のない方からの一方的なメモは、セールスを彷彿させ、不快感を残すかもしれません。日を改めて、また、時間を変えてご挨拶に伺うのが良いでしょう。
引越し先への挨拶は、引越し前日または当日、早朝・深夜・食事時を避けて行う。また、相手が不在な場合は日時を改めることが基本。引越し時の挨拶をしっかりとしておくことで、気持ちのよいご近所付き合いをスタートしたいですね。
写真/PIXTA
【今回お話を伺った専門家】

マナー&話し方未来研究所 所長 飯島永津子
テレビ朝日系民放・NHK局報道記者兼ニュースキャスターを経てフリーに転身。
愛媛大学医学部他大学、NHK・三越他カルチャー、BMIビジネスマナー認定講師。
皇室宮家、政財界の方々各界の著名人の取材経験を通じ、30年間多くの学びを得る。
マナーや話し方などの講演で、全国の受講者数は述べ7万人を超える。
※無断転用禁止。引用の際はSUUMO(スーモ)編集部までご一報ください
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