雨や雪の時の業者の対応は?自分でできる対策は?
最終更新日 2016年02月02日
引越しの日に雨や雪が降ってしまったら、荷物が濡れないか、搬出・搬入が大変ではないか、など心配事が増えます。そこで今回は雨や雪が理由で引越しをキャンセルできるのか、また自分でできる対策はあるのか、などについてまとめました。

雨や雪の日の引越し会社の対応は?
国が定める「標準引越運送約款」では、「地震、津波、洪水、暴風雨、地すべり、山崩れそのほかの天災」に限り、引越し会社からキャンセルできるとなっています。それゆえ、雨や雪の場合でも、引越し会社は原則として引越しを行います。ただし災害の起きる可能性がある状態で、引越しをやるかやらないか、は引越し会社が判断します。どれほどの天災で引越しの実施不可を決定するのか、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。また雨の日の引越しでは、撥水性のあるカバーを使うなど引越し会社側もなるべく濡れないよう対策をしてくれます。雨の日の対策はどのように行われるのか、また万が一、雨で荷物に不具合が生じた時の補償はあるのか、などは事前に聞いておきたいものです。

当日キャンセルは基本的にNG
ほとんどの会社が採用している国の基準「標準引越運送約款」ではキャンセル料についても定められています。それによると、引越し当日のキャンセルは見積もり運賃の20%、前日なら見積もり運賃の10%を支払うとなっていて、2日前までに申し出れば無料です。規定のキャンセル料を支払えば当日キャンセルはできますが、使った梱包資材の料金支払いや未使用品の返却なども必要となるため、できるだけ避けた方がよいでしょう。どうしても雨や雪を避けたくてもし事前に天気予報が分かっている場合は、キャンセル料のかからない期間に日程変更をお願いするのが得策です。ただし中には「標準引越運送約款」を採用せず独自の約款を作っている会社もありますから、キャンセルについての規定は必ず事前に確認しておきましょう。

自分でできる雨・雪対策は?
雨や雪で濡れないよう引越し会社もできる限り対策をしてくれますが、ある程度、濡れてしまうのは仕方ありません。そのため濡れて不具合を起こす可能性のある精密機器や家電製品、水滴がシミになる革製品などはビニールで覆うなどして、自分で防水対策をしておく方が安心です。また段ボールは濡れると強度が弱くなるので、底が抜けないよう荷物を軽くしたり、頑丈に梱包したりと、ひと手間かけておきましょう。また、新居への搬入後、濡れた荷物の水滴をすぐにふき取れるよう雑巾類は多めに用意しておきましょう。さらに、雨による床汚れが気になるところは、マットやシートをあらかじめ敷いておくとよいでしょう。

雨や雪が予想されるときは事前確認をしっかりと
引越し会社はプロなので、雨や雪の日でも手馴れた作業で引越しを実施してくれます。基本的にお任せして大丈夫ですが、キャンセル規定や、万が一故障や破損があったときの補償内容については、必ず確認しておいてください。また、雨や雪の日にはどのような対策をしてくれるのかも聞いたうえで、家財道具が濡れないよう自分でできることはやっておきましょう。特に、台風やゲリラ豪雨など強い雨に見舞われる可能性があるときは、事前の打ち合わせが肝心です。最悪、キャンセルや延期することも頭に入れて、その場合はどうするか、というところまでシミュレーションしておくとよいでしょう。
掲載: 2015年10月21日 写真: photo-ac
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