クレーンがあれば2階への引越しもラクラク?!
最終更新日 2020年07月09日
高層階への大型家具やグランドピアノの搬入・搬出では、階段や出入り口が狭く、通常の方法では難しい場合も少なくありません。また、解体ができずエレベーターでの搬入ができないケースなどの場合に使われるのがクレーン。しかし、クレーンを使うには道幅などの制約条件もあります。どのような場合にクレーンを使うのか、また、使えない場合はほかにどのような方法があるのでしょうか。

大きな荷物を高層階へ搬入・搬出するのは大変?!
大型家具や楽器などを2階以上の高層階へ搬入・高層階から搬出するときに考えなくてはいけないのが、荷物の移動経路です。コの字型や手すり付きの階段、玄関や部屋の出入り口が狭い、廊下や通路が狭い、家具を回転させるスペースがないなどの場合は、通常の方法での搬出や搬入が難しくなります。このような場合は、クレーンを使って窓やベランダから家具を搬入・搬出することになりますが、クレーンを使うかどうかは素人には判断しにくいものです。家具を部屋に入れる際にクレーンを使っていれば、搬出でもクレーンを使う可能性が高くなります。また、部屋の窓が小さくてクレーンでは搬入できない場合は、直接その部屋に搬入せずに、同じ階のほかの部屋から搬入する方法を取ることもあります。まずは引越し会社に相談し、現場を実際に見てもらいましょう。

クレーンを利用した引越しへの注意
クレーンを使って引越しする場合に確認しておきたいのが、依頼する引越し会社がクレーンを所有しているかどうかということ。クレーンを所有している引越し会社の場合、クレーンの利用は無料ということが多いようです。一方、クレーンを所有していない引越し会社に依頼する場合は、約2~3万円のクレーン利用料金がかかります。料金は使用するクレーンの大きさや荷物の個数によっても異なり、3階以上の場合はさらに追加料金がかかることも。そのため、運ぶものによっては買い替えたほうがよいという場合もあります。料金がいくらになるのか、見積もりの段階で必ず確認しておきましょう。引越し会社がクレーンを所有していても、その所有台数には限りがあります。引越しを希望する日に予約が取れない場合は、引越しの日時をずらすなどの柔軟な対応が必要です。また、家具の破損など万が一のときのために、依頼する会社が保険に入っているかどうかも確認しておきましょう。

クレーンが使えない場合はどうする?
家の前の道幅が狭くてクレーン車を止めるスペースが確保できない場合や、部屋の前に電線や木などの障害物があり搬出や搬入が難しいと判断された場合は、クレーンを使用できません。その場合は、手吊りや電動リフトで上の階に荷物を上げることになります。引越しでよく見かける手吊り作業では、荷物をロープで固定して作業員が窓またはベランダへ人力で引き上げます。ただ、手すりや瓦屋根などを破損する恐れがある場合は作業できないことも。電動リフトは、はしごのようなリフトを立てかけて荷物を運び上げる方法です。こちらはリフトを立てかけるスペースが必要となります。いずれも引越し会社により別料金が必要になることがあり、条件によっても変わってくるので、見積もりの段階で搬出・搬入方法とともに確認しておきましょう。
掲載: 2015年12月2日 写真: PIXTA
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