引っ越しで本や漫画はどうする? 梱包のコツや処分方法について
引っ越しの荷物のなかでも本や漫画は重いため、ダンボール箱への入れ方や運び方には工夫が必要です。大きさがそろっている本はついつい紐でまとめたくなるものですが、大切な本や漫画には梱包のコツがあるので覚えておきましょう。
また、引っ越しを機に断捨離をして不要な本を捨てたり、買い取ってもらったりすれば荷造りや運搬の手間を減らせますね。本や漫画は重量物で引越し業者泣かせの荷物ですので、本当に持っていく必要があるのかこの機会に検討しましょう!
■目次
・引っ越しのとき本や漫画をダンボールに入れたほうがいい理由
・本や漫画をダンボール箱に詰める方法
・いらない本の捨て方・買い取りへの出し方
・本や雑誌が入った重いダンボール箱の持ち方

引っ越しのとき本や漫画をダンボールに入れたほうがいい理由
大きさのそろっている本や漫画、雑誌などは、ついつい紐でまとめてしまいがちですが、ダンボール箱に入れずに紐でまとめただけだと、トラックに積み込みにくく、荷崩れの原因になってしまいます。
さらに、本の角が傷ついたり汚れたりというトラブルも起こりがちで、引っ越し会社によっては運んでくれないこともあります。
引っ越しのときは、本や漫画も必ずダンボール箱に入れるようにしましょう。自分で運ぶという場合、少量であれば紐でまとめるのは問題ないと思うかもしれませんが、紐でまとめた本は重さもあり、紐が手や指に食い込んでしまい意外と運びにくいものです。
どちらにせよ本、漫画、雑誌類はダンボール箱に入れて運びましょう。

本や漫画をダンボール箱に詰める方法
本や漫画をダンボール箱に詰める前に、まずは梱包の基本を知っておくことが大切です。本を入れるのに適したダンボールの選び方や組み方、本を傷めない詰め方などをしっかりおさえておくといいでしょう。
本や漫画を入れるダンボールの選び方・1箱あたりの冊数
本や漫画の梱包で重要になってくるのが重さです。大きいダンボール箱の中にぎっしりと本を入れてしまうと、重さは相当なもの。
荷造りが終わったダンボール箱を部屋の中で移動させるのも困難になり、重すぎてダンボール箱の底が抜けるトラブルも考えられます。新居での片付けの際にも自分で移動できるように、本は小型のダンボールに詰めるのが基本です。
大きいダンボールに入れる場合には、ぎっしりと入れないこと。ひとつのダンボールあたり、文庫本なら20~30冊、雑誌や大判コミックなら15~20冊程度を目安に入れて、箱の底はガムテープを十字に貼って補強しましょう。
実際に入れてみて、一度持ち上げて重さを確認するといいですね。ちなみに引っ越し業者はダンボール箱を2個重ねて運ぶので、ダンボール箱の重さを考えて本を梱包しましょう。
ダンボールの底は十字にガムテープを貼って補強を(編集部撮影)
本や漫画を傷めない詰め方のコツ
本や漫画をダンボール箱に詰めるときは、文庫本や漫画、ハードカバーの本、雑誌などサイズ別に平置きで入れていくのが基本です。
雑誌などの大きなものを先にいれて、文庫本など小さいものを最後にいれましょう。本棚では本を立てて収納しますが、引っ越しではトラック運搬中の揺れがあるため、本への負担を減らすためにも平置きにします。
もうひとつ大事なことは、本を詰めていって隙間ができたら、そこに緩衝材を詰めるということです。緩衝材としては新聞紙やタオルなどを使うと良いです。
大きいダンボール箱を使うときは、あまり詰め込まずに余ったスペースにタオルや服を入れて重さの調整をすると運びやすくなります。
ダンボールの中に入れる前にビニールを使って雨対策を
本や漫画など、濡らしたくないものを詰めるときはビニール袋を使いましょう。引越しする日が雨や台風の場合でも、基本的に作業は行われます。
それだけでなく、荷物の中に入れておいた調味料や洗剤などの液体が漏れる可能性もあり、本を入れたダンボール箱が濡れてしまうことも考えられます。
本を濡らさないためには、ダンボール箱に本を直接入れるのではなく、大きいビニール袋をダンボール箱に先に入れて、そのビニール袋に入れると良いです。
詰める前にビニール袋をセットすると濡れずに安心(編集部撮影)

いらない本の捨て方・買い取りへの出し方
引越しの準備をしていると、長い間読んでいない漫画や持っていることすら忘れていた古い本や雑誌などが出てくることも多いはず。引越しは断捨離のチャンスでもあるため、必要かどうか分からないものは、この際思い切って処分しましょう。
持っていく荷物が減れば、運ぶ手間も省けますし、新居ですっきりと片付いた生活をスタートさせることができ一石二鳥。
特に昔のガイドブックやハウツー本、雑誌などは情報自体が古くなって使えないこともあります。まずは、本当に必要な本だけを先に選んでダンボール箱に詰めておいて、残りの本は運ぶ必要があるのか考えてみましょう。
いらなくなった本の処分方法4つ
本の状態が悪いものや価値のないものは捨てるしかありません。本の捨て方は以下の4つ。
・資源ごみとして捨てる
最も一般的なのが資源ごみとして捨てる方法です。各自治体で決められたルールがありますが、資源ごみとして出すときは紐でしっかり縛って中身が見えるようにしてください。決められた日に回収場所に置けば無料で回収してくれます。
・資源回収ボックスに入れる
自治体によっては古紙として本を無料で回収してくれるところもあります。資源ごみの回収と違うところは、資源回収ボックスが設置されている場所まで持っていく必要があるところと、24時間いつでも捨てることができるというところです。
・不用品回収業者に依頼する
有料ですが不用品回収業者に依頼すれば、本や漫画だけでなく、さまざまなものを回収してくれます。中には軽トラ詰め放題といったプランもあり、本以外に捨てたいものがある場合は便利でしょう。
・図書館や幼稚園、保育園に寄付する
一部の図書館では本の寄贈を受け付けていますので、図書館のホームページで調べるといいでしょう。また子ども向けの本ならば、多くの幼稚園や保育園が寄付を受け付けています。
本を買い取ってもらう方法3つ
自分にはもう不要だけれど、本自体はとても綺麗に保存できているので捨てるのはもったいないということもあるでしょう。そんなときは本を売る、買い取りをしてもらうのがおすすめです。方法は大きく分けて以下の3つです。
・ネットオークションで売る
一番高く売れるのがネットオークションでしょう。ただし、出品する手間がかかるのと、いつ落札されるか分からないため、急いですべて売りたい場合には向いていません。また本の状態によってはトラブルになる可能性もあります。
・古本専門の買取店に買い取ってもらう
引っ越しのときに向いているのは、買取店に買い取ってもらう方法です。店舗に持っていけばすぐに買い取ってもらえますし、値段がつかないものも無料で引き取ってもらえるお店もあります。出張買取や宅配買取をしているところならば、重い本をわざわざ持っていくことはありません。
・専門の古書店に持ち込む
普通の買取店では、バーコードがない古い本や雑誌には査定金額がつかないことがあります。買取専門店ではなく専門の古書店に持ち込むと値段がつくことも。

本や雑誌が入った重いダンボール箱の持ち方
小さいダンボール箱に本や雑誌を入れたとしても10kg以上の重さになることもあります。10kgなら持ち上げられると思っていても、それが何個もあったら身体へ負担がかかり、腰を痛めるおそれもあります。
腰を痛めないで安全でラクに重いダンボール箱を持ち上げる方法は、「しゃがんで持ち上げる」ことです。そのとき膝を曲げて腰を落とし、腰や腕は曲げずに脚の力で持ち上げるようにするのがポイントです。
左:OK例 右:NG例(編集部撮影)
手の位置はダンボール箱の手前の角の下に持っていき、もう片方の手は奥の角の上を持つと安定します。運ぶときは背筋を伸ばすと腰への負担が軽減できます。
本や漫画はサイズが似ているので梱包はしやすいのですが、問題はその重さです。重さがあるだけに本や漫画を傷めてしまったり、運搬も大変だったりするのです。この記事を参考に上手に梱包して効率よく運搬してもらいましょう。
もう読まないなと思ったら思い切って処分すれば、スペースが空いて部屋を広く使えますよ。
画像:PIXTA
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