引越しの2週間前にすることは?見積もりや荷造りのコツを紹介
引越しの2週間前ともなると、引越し作業に本腰を入れなければならない時期。引越し業者の選び方や早めに済ませておきたい手続き、さらには荷造りのコツまで紹介します。
■目次
・引越し業者の見積もりや予約をしよう
・引越し2週間前にしておくとよい手続き
・引越し前に退去の準備をしよう
・2週間前から荷造りを始めよう
・まとめ

引越し業者の見積もりや予約をしよう
引越し2週間前でもまだ業者が決まっていない人は、すぐに引っ越し業者を探さなければなりません。業者によって引越しプランや料金はまちまちなので、まずは見積もりを取って比較検討するのがよいでしょう。 引っ越し業者の見積もりを取る際に知っておくべきことや注意点を紹介します。
引越し見積もりの基礎知識
引越しの見積もりを取る方法としては、業者に直接申し込む方法と、一括見積もりサービスを利用する方法があります。
まず、業者に直接申し込む場合は、引っ越し業者の公式ホームページ、もしくは業者に直接電話をして見積もり依頼をします。
一方、一括見積もりサービスはインターネットで複数の業者をピックアップし、一度に複数社の見積もりを依頼できるサービスです。
どちらの方法で依頼するにしても、「引越し先」「荷物量」「引越しの日程」「搬入出の経路」「エアコンの取り付けなどのオプション」などが決まっていないと、「概算見積もり」になります。
詳細な金額を知りたいなら、「訪問見積もり」を依頼するのが確実です。それが難しい場合は、電話やメールなどで細かく伝えることが重要になるでしょう。
見積もりは複数の会社から取る
見積もりを依頼する場合は、複数の業者に依頼することをおすすめします。1社からしか見積もりを取らない場合、比較対象がないのでその金額が適正なのかどうか判断できません。 ただし、見積もりは多すぎても処理しきれないので、気になる3社程度に依頼するのがベター。

引っ越し2週間前にしておくとよい手続き
引越しで必要なのは荷造りだけではありません。ライフライン、住所変更の手続きも早めに行う必要があります。引越し2週間前には、どのような手続きをすべきなのでしょうか。
転出届を役所に提出する
引越しで居住する市区町村が変わるなら、「転出届」の提出が必要です。万が一提出を怠った場合、最高5万円の過料を科せられるおそれがあります。
転出届の提出は引っ越し日の2週間前から可能なので、本人であることが確認できるものを持ち、早めに役所へ足を運びましょう。 転出届を提出すると、「転出証明書」がもらえます。これは、引っ越し先の役所で転入届を提出する際に必要となるので、大切に保管しておきましょう。
ライフラインの移転を連絡
水道、電気、ガスといったライフラインについても、早めに停止の連絡を入れておかなければなりません。いずれもインターネットや電話で受け付けてくれるので、管轄の水道局、電気会社、ガス会社にそれぞれ連絡しておきましょう。
また、どの会社に連絡する場合でも、個人情報は必ず求められます。引越し先の住所や電話番号、それぞれのお客様番号を準備して連絡してください。
ほとんどの場合、引越し当日の立ち会いは不要ですが、オートロック式のマンションでガスメーターが中にある場合や、水道料金を現金精算する場合などは、立ち会いを求められることがあります。
郵便局で「転居・転送サービス」に申し込む
郵便局に転居する旨を申し出ると、郵便物を新居に転送してくれます。 申し込み方法は「郵便窓口に直接行く」「インターネットから申し込む」「転居届をポストに投函する」の三つ。
まず、窓口にて申し込む場合、本人確認ができるもの(運転免許証など)と、旧住所を証明できるものが必要です。旧住所で作成した運転免許証やパスポートなどを準備しておきましょう。
インターネットを利用する場合は、以下のHPより必要事項を記入すると、手続き中に「転居届受付確認センター」の電話番号が表示されます。ここに電話をかければ、引越し手続きは完了です。
●日本郵便:e転居
郵送で申し込む場合は、まず郵便局に転居届を取りにいかなければなりません。転居届に必要事項を記入して、切手を貼らずにポストに投函します。転送サービスは届出日より1年間なので、タイミングを考慮して申請しましょう。

引越し前に退去の準備をしよう
退去する際は、部屋を空にし、きれいな状態で明け渡さなければなりません。ゴミや不用品の処分は計画的に行わないと、捨てそびれてしまう可能性があります。 引越し前の退去準備は、どのように行うべきなのでしょうか。
不用品をあらかじめ仕分けて処分する
荷造りを始める前に、すべての物を「捨てる」か「持って行く」かに仕分けましょう。引越し費用を安く済ませるためにも、不用品はなるべく処分して、スマートな引越しを心がけましょう。
一方、価値のある物、捨てがたく感じる物は、買い取り業者に買い取ってもらったり、友人・知人に譲るなどするとよいでしょう。
粗大ゴミの処分方法をチェック
ゴミの中でも粗大ゴミはスペースを取るため、早めの処分がおすすめです。 処分する方法としては、自治体の回収サービスを利用する、不用品回収業者に依頼する、引越し業者に回収してもらうなどがあります。
このうち、最もコストがかからないのが、自治体による回収サービスです。自身で粗大ゴミを搬出する必要がありますが、業者に依頼するよりは処分費用が安くなります。
ただし、引越しまで2週間しかないという状況だと、希望日が選べない可能性が大いにあります。その場合は、直接持ち込むということも検討するといいでしょう。

2週間前から荷造りを始めよう
引越し2週間前にもなれば、荷造りも始めておかなければなりません。とはいえ、片っ端から箱に詰めればよいというものではなく、効率や使い勝手を考えた荷造りが必要です。 スムーズな荷造りのため、知っておきたいコツやポイントを紹介します。
梱包資材を用意する
荷造りを始める前に、ダンボール、ガムテープ、ひも、緩衝材、新聞紙などを準備しましょう。このほか、油性のマジックペン、カッター、はさみ、ゴミ袋も必要です。
中でも、ダンボールを集めるのは特に大変ですが、引越し業者を利用する人は業者から無料でもらえ、日にちを指定しておけば部屋まで届けてくれることが多いはず。引越しまで時間がないときには、便利なサービスです。
荷造りする際のコツを知ろう
荷造りのポイントは、物ごとに異なります。特に食器や本・DVDは、荷造りのコツがあります。
まず、食器類は小さめの箱に入れ、箱の中で動かないようにすることが大切です。ダンボールの底に新聞紙などを敷き詰めて緩衝材とし、お皿は立てて、コップや深皿は伏せて入れましょう。
詰める際は重心が偏らないように注意し、食器の間や隙間にも新聞紙を詰め込んで固定します。もちろん、コップやお皿は一つずつ新聞紙で包むこともお忘れなく。
続いて、本やDVDなどは、小さい箱の6~7割程度まで詰め込みます。ぎゅうぎゅうに詰めてしまうと重くて持ち上げにくくなるので、余裕があってもそれ以上入れてはいけません。
使わない物や季節物から荷造り
荷造りは、基本的に現在使っていない物から収納していきます。 ただし、バラバラにすると引越し先で荷ほどきをした際に片付けにくくなるので、同じフロア・エリアの物は同じ箱に収納しておくとよいでしょう。
また、シーズンオフの衣類なども、真っ先に荷造りしてしまいたい物の一つです。 後で分かりやすいように、収納する予定の場所と中身を、ペンでダンボールに書いておきましょう。
引越し先ですぐ使う物はひとまとめに
引越し後、すぐに使う物や貴重品は荷造りせず、手持ちの旅行カバンやハンドバッグに入れておきます。 また、引越し当日も掃除道具は必要になるので、最低限の道具は荷造りせずに残しておきましょう。

まとめ
見積もり依頼や役所への手続きなどは、引越し2週間前には済ませておくことが望ましいです。旧居の生活から新居の生活にスムーズに移行できるよう、必要な引越し手続きは終わらせておきましょう。
また、引越し手続きと並行して、荷造りや不用品の処分も行わなければなりません。引越し日にはすべてが終わっているよう、綿密な計画を立てることをおすすめします。
写真/PIXTA
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