引越し時の電化製品の扱い方とは?梱包や処分方法を確認|引越し見積もり・比較【SUUMO】

引越し時の電化製品の扱い方とは?梱包や処分方法を確認


公開日  2019年09月27日

引越し時の電化製品の扱い方とは?梱包や処分方法を確認

新居へ電化製品を移動させる場合、取り扱いに注意して引越しを進めなければなりません。引越し時には、テレビや冷蔵庫などの電化製品をどのように運ぶのが望ましいのでしょうか。

梱包方法や運搬の注意点、不要な場合の処分方法について紹介します。

■目次
電化製品の引越し前の準備
電化製品の梱包方法とは
電化製品を引越しさせる際の注意点
電化製品だけを業者に任せる場合
不要な電化製品の処分方法
まとめ

見積もりしたい引越し業者を自由に選んで依頼できる!

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電化製品の引越し前の準備

引っ越し準備をする夫婦

電化製品のなかには、引越し前に準備が必要なものがあります。いい加減に扱うと、引越し中に壊れてしまったり新居で使いづらくなったりするので、きちんと搬出に備えておきましょう。

ここでは、冷蔵庫と洗濯機、さらには煩雑に絡みがちなケーブル類の扱いについて紹介します。

冷蔵庫は水抜きや霜取りが必要

冷蔵庫を移動させる場合には、まず水抜きや霜取りをして内部に水を残さないことが重要です。 冷蔵庫内に水が残っていると、移動時に機械部分に水が入り込み、冷蔵庫が動かなくなることがあります。

水抜きには一晩かかるので、引越し前日の午前中までにはコンセントを抜いておきましょう。こうしておくと、翌日には冷蔵庫の水が抜け、蒸発皿に水がたまっているはずです。水を捨てれば、水抜きは終わります。

また、水抜きや霜取りに備え、庫内は空にしなければなりません。 引越しの1~2週間前には中身のチェックを行い、調味料や食料品の消費・処分計画を立てる必要があります。引越しが近づいてきたら、新しいものは購入せず、今あるものの消費に努めましょう。


洗濯機の水抜きとは

洗濯機も冷蔵庫と同様、水抜きが必要です。引越し当日に慌てずに済むよう、洗濯は前日までに全て済ませておきましょう。 洗濯機の水抜きでは、最初に給水ホース、次に排水ホースの水を抜いていきます。手順は以下のとおりです。

1. 給水蛇口を閉め、洗濯機を1分程度回す
2. 給水ホースを外し、洗濯機を「脱水」機能で回す
3. 排水ホースを外す

水抜き時に注意したいのが、給水ホースや排水ホースを外すと、ホース内に残った水が出てくる場合があることです。床を汚さないよう、洗面器やタオルを用意した上で水抜きをしましょう。

ただし、縦型・ドラム式といった洗濯機のタイプや、メーカー・機種により水抜き方法が異なります。詳しくは取扱説明書を確認してください。


ケーブルはラベル付けしてまとめる

配線が苦手な人が引越し先でスムーズに接続を行うには、家電本体とケーブルの先にビニールテープなどでラベルを付けておくとよいでしょう。

例えば、テレビとケーブル、レコーダーをそれぞれつないでいた場合、外してもすぐに接続場所が分かるよう、端子の先にラベルを貼り、「テレビ」「レコーダー」などと記入するのです。 こうしておけば、再びケーブルを差し込む際、迷わずに接続できるでしょう。

外したケーブル全てにラベル付けしたら、まとめて箱などに収納します。このとき、ケーブル同士が絡まないよう、輪ゴムや結束バンドで束ねておくと安心です。


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電化製品の梱包方法とは

電解製品の梱包

テレビやパソコン、電子レンジといった精密な電化製品は、概して衝撃に弱いのが特徴です。引越し時に大きな衝撃を受けると、破損したり動かなくなったりすることがあるので、梱包には細心の注意が求められます。

トラブルなく電化製品の引越しを終えるには、どのような梱包方法をとるべきなのでしょうか。

緩衝材や新聞紙で包む

梱包方法として便利なのは、購入したときの箱や緩衝材をそのまま利用することです。発泡スチロールなども残っているならそのまま利用し、なければ新聞紙やほかの緩衝材を利用して、購入時と同じように箱に入れましょう。

もし、箱を捨ててしまった場合は、家電のサイズに合うダンボールに入れても構いません。 ただし、極力衝撃が伝わらないよう、緩衝材や新聞紙でしっかり包むことが大切です。隙間があると電化製品がダンボール内部で動き、破損の可能性が高くなってしまいます。 緩衝材や新聞紙で隙間なく包み、しっかり電化製品を固定しましょう。


巻きダンボールを活用しよう

箱に入れにくい形状の電化製品は、形状を変化させやすい「巻きダンボール」の使用がおすすめです。

巻きダンボールとは、折り曲げたり適当なサイズに切ったりするのが容易なダンボールで、不安定な形状の家電にも使いやすいのが特徴です。細かい部分にも巻き付けられるので、箱がなくてもしっかりと電化製品を荷造りできます。

より強度を求める人には、エア緩衝材と巻きダンボールを合わせて加工した「エア・巻きダンボール」や、曲面にも使える「プラスチック巻きダンボール」などがあります。 サイズもいろいろそろっているので、用途に合わせて用意しましょう。


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電化製品を引越しさせる際の注意点

引っ越しの様子

旧居で使っていた電化製品が新居に収まるかどうかは、事前に確認しておかなければなりません。 新居で「しまった!」と言わないようにするには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。

搬入できるかどうか確認しよう

冷蔵庫や洗濯機といった大きな電化製品は、サイズによっては搬入できないこともあるため、注意が必要です。

特に、集合住宅など設置場所までの道のりが長い場合は、搬入路となる階段や廊下の広さ、玄関幅などをきちんと測っておかなければなりません。 電化製品が通れるギリギリの幅では、角で曲がりきれない可能性がある上、手すりなどがあれば通れません。いざというときに困らないよう、実際の搬入を想定して幅や高さを測定しましょう。

また、設置場所も、ギリギリ過ぎると不都合が生じます。例えば、冷蔵庫なら左右10cm、上部に放熱用のスペースとして5~10cmは必要です。 一方、洗濯機は蛇口の位置や防水パンの内寸などが設置のポイントとなります。


パソコンのデータはバックアップを取る

パソコンの引越しでは、外側は無事でも内部データが破損するケースもあります。大切な写真や動画などは、引越し前にバックアップを取っておきましょう。

通常、引っ越し業者は「運送業者貨物賠償責任保険」に加入しており、引越しで荷物の破損などがあった場合、これで補償してくれます。 ところが、保険の対象となるのは「外損」だけで、パソコンのデータのような「内部破損」は適用外です。たとえ引越し中のトラブルでも引っ越し業者は対応してくれないため、データに関しては自衛に努めなければなりません。

データの保存方法はいろいろありますが、データ容量が多いなら、外付けHDDがおすすめです。 一方、容量が少ないなら、無料のオンラインストレージを利用してもよいでしょう。わざわざバックアップ用の機器を購入する必要がなく、データの移動もスムーズに行えます。


運び方や積み方に気を付ける

電化製品は大変デリケートなため、運び方や積み方一つで、破損したり動かなくなったりします。 引越し業者を利用する場合は業者が適切に運んでくれますが、自身で運んだり積んだり必要がある場合は気を付けましょう。

例えば、冷蔵庫やテレビ、エアコンの室外機や洗濯機は必ず立てて運ばなければなりません。横にすると軸がずれたり傷やへこみの原因となったりするため、寝かさないように気を付けます。 また、トラックなどに積む際も横積みは厳禁です。しっかり固定して、倒れないように運んでください。


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電化製品だけを引っ越し業者に任せる場合

電化製品を運ぶ引っ越し業者

引越しコストを抑えたいなら、自身で荷物を移動させるという方法もあります。 しかし、先述のとおり、重さや大きさのある電化製品は、素人では扱いが難しいもの。新居まで無事に運びたいなら、プロの引越し業者に依頼したほうが安心でしょう。

引越し業者の多くは、家電や大型家具のみの引越しも引き受けています。複数社に見積もりをとり、どのくらいの金額で運んでもらえるのか確認しましょう。

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不要な電化製品の処分方法

電化製品の処分

「運搬費を考えると、買い替えたほうがお得」と感じる家電は、いっそ処分してしまったほうがよいでしょう。その分、ほかの物を運べますし、業者に頼むなら料金も安くなります。不要な電化製品は、どのように処分するのが望ましいのでしょうか。

家電リサイクル法に沿った処分を

冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機・テレビ・エアコンは「家電リサイクル法」の対象となるため、通常の粗大ごみとは分けて処分しなければなりません。 家電リサイクル法とは、「特定家庭用機器」に該当する四つの家電の廃棄物から有用な部品をリサイクルし、資源の有効利用を促進するための法律です。 リサイクル家電に該当するものの処分方法には、次の三つがあります。

• 購入した電器店に引き取りを依頼
• 住んでいる自治体に依頼
• 指定引取場所に持ち込む

指定取引場所に持ち込む以外の方法では、各業者が設定する「収集・運搬料金」と「リサイクル料金」を合わせた金額が必要です。 リサイクル料金については家電の種類やサイズによって異なるため、「一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター」のHPで確認しましょう。

一方、指定引取場所に持ち込む場合は、事前に郵便局の貯金窓口にて「家電リサイクル券」の受け取りと料金の支払いが必要です。あとは支払い済みの家電リサイクル券を持参した上で、指定引取場所に家電を持ち込んでください。

出典:一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター


引越し業者に引き取ってもらう

引越し業者を利用して引越す場合は、あわせて不要な家電の引き取りを依頼しましょう。 引越し当日に引越しと処分を同時に行えるため、余計な手間や時間がかかりません。価値あるものは買い取ってくれるので、引越し代の足しにもなるでしょう。 引越しの見積りをしてもらう際に不用品の引き取りもお願いすれば、そちらの見積もりももらえます。


買い取りサービスを活用

状態のよい不用品なら、買い取り専門店に買い取ってもらうという方法もあります。 大きな家具などは、処分するとなると費用も手間もかかりますが、買い取ってもらえれば逆に収入になります。

加えて、冷蔵庫や洗濯機といったリサイクル家電も買い取ってもらえるので、リサイクル料金もかからないのはメリットです。 ただし、買い取り業者は査定が厳しく、品物によっては金額が付かないことが多々あります。基本的に、家電は製造年度が新しいものほど高く買い取られ、5年以上たったものは無価値と査定されることがほとんどです。


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まとめ

電化製品の引越しは、他の荷物と比較してより慎重に行う必要があります。梱包や積み方には十分注意し、引越し中に破損などしないよう注意しましょう。 また、不要な電化製品は、引越し業者や買取業者に引き取ってもらったり、自治体に持ち込んで処分したりできます。どちらにしても即日というわけにはいかないので、余裕をもって見積もりをお願いしましょう。

写真/PIXTA

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