引っ越し見積もりはメールでも可能! 訪問・メール・電話見積もりのメリット・デメリット
公開日 2020年06月23日
引っ越しをするには見積もりが必ず必要です。ただ、忙しくて引っ越し業者の訪問見積もりができないという人もいるでしょう。そんなときは、メールや電話のみで見積もりする方法もあるのです。
訪問見積もり、メール見積もり、電話見積もりのそれぞれのメリット、デメリットが分かれば、自分にあった見積もり方法が選択できます。今回はその中でもメール見積もりのポイントや、相見積もりができる一括見積もりサイトも紹介します。
■目次
・引っ越しの見積もりはメール・電話・訪問の3種類がある
・結局のところメール見積もりは便利なの?
・メール見積もりの手順について
・引っ越しの見積もりは、一括見積もりサイトが便利!
・まとめ

引っ越しの見積もりはメール・電話・訪問の3種類がある
引っ越しするときは、荷物の量や荷物の種類だけでなく、建物や部屋、周囲の道路環境などさまざまなものを把握するためにも見積もりをします。
一般的には訪問見積もりといって、依頼者の家に引っ越し業者の担当者が訪問して見積もります。ただ、依頼者によっては立ち会う時間が取れない、生活している部屋を見られたくないなどの理由から、訪問見積もりではなく、メールや電話を希望する人もいるでしょう。
ここで説明するメール見積もりとは、インターネットを使った見積もりのことです。それぞれメリット、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?
メール見積もりのメリット・デメリット
メリット
・相見積もりを取るのに手間がかからない
・引っ越し準備の忙しい時期に時間を取られない
・部屋を掃除する必要がない
・部屋に引っ越し業者を入れなくてもいい
・引っ越し業者の営業を対面で受けることがない
・24時間いつでも申し込める
・断りの連絡もメールでできる
デメリット
・荷物の量を自分で見積もるので、違いが発生することがある
・引っ越し料金の値引き交渉がしづらい
・引っ越し業者のサービスを受けづらい
・一括見積もりサイトから相見積もりをすると電話がたくさんかかってくる可能性がある
メール見積もりの特徴は時間の節約につながり、簡単にできるというところ。一括見積もりサイトを使えば、一度の入力で複数の業者から相見積もりも取れます。
ただし、荷物の量がどれくらいになるのか自己申告になるため、実際は思っていたよりも荷物が多くなったり少なくなったりして、見積もり金額と差が発生することもあります。訪問見積もりだと、プロの引越し業者が荷物の量を見積もってくれるので、こういったことはほぼ起こりません。
電話見積もりのメリット・デメリット
メリット
・インターネット環境がなくても申し込める
・部屋を掃除する必要がない
・部屋に引っ越し業者を入れなくてもいい
デメリット
・20~30分程度は通話する必要がある
・相見積もりをする場合には、引っ越し業者の数だけ通話する必要がある
・電話見積もりに対応している引っ越し業者が限られる
・荷物の量に制限があり多いと対応できない
・荷物の量に違いが発生することがある
・引っ越し業者のサービスを受けづらい
・引っ越し料金が高めになることがある
電話見積もりの特徴は、相見積もりをしないのであれば手間がかからないということ。ただし、対応している引っ越し業者が少なく、対応していたとしても荷物の量に制限があり、引っ越し料金も高めです。
訪問見積もりのメリット・デメリット
メリット
・荷物の量や家、部屋、道路事情など詳細な見積もりを出せる
・詳細な見積もりが出せるため値引き交渉もしやすい
・引っ越し当日もスムーズに進みやすい
・引っ越し業者のサービスを受けられる
デメリット
・引っ越し業者の営業を対面で受けることがある
・部屋の中に引っ越し業者を入れる必要がある
・相見積もりをする場合には、引っ越し業者の数だけ応対する必要がある
・転居先や引っ越しの日程が決まってないと金額を出しにくい
訪問見積もりの特徴は、引っ越しのプロが現場を見るために、正確な見積もりを出せることです。そのため値段交渉もしやすく、また段ボールの無料サービスをしているところもあるためお得に引っ越せます。ただし、相見積もりをする場合には引っ越し業者の数だけ応対する必要があります。

結局のところメール見積もりは便利なの?
それぞれの見積もりの仕方が分かったと思いますが、その中でもメール見積もりには、引っ越し業者のウェブサイトで見積もりをしてもらう方法と、一括見積もりサイトで相見積もりをする方法があります。
どちらもインターネットを利用して見積もるのですが、実際どれくらいの人がインターネットを利用したのかアンケート結果を見ていきましょう。
出典:経験者に聞いてみた! ネットで引っ越し見積もりを取るメリット&デメリット
「便利だったと思う(76.8%)」「便利だったと思わない(7.6%)」という結果から、圧倒的にインターネットを使った見積もりは便利だということが分かります。
出典:ネットで「引っ越しの見積もり」をして業者に依頼。結局、便利なの?
「当日に見積もりの返事がきた(39.3%)」「翌日に見積もりの返事がきた(30.8%)」という結果でした。
インターネットからだと24時間いつでも申し込めるため、時間帯によっては当日の回答は難しい場合もあるでしょう。それでも、約70%もの人が翌日までに返事がきたことを考えると、スピーディーだということが分かりますね。

メール見積もりの手順について
メール見積もりは、引っ越し業者のサイトから申し込む場合も、一括見積もりサイトから申し込む場合も、どちらも基本的に同じ手順です。引っ越し業者大手の場合は入力フォーマットが決まっているので、各項目を入力していくだけです。
引っ越し業者によっては数分で電話やメールに連絡がきますが、メールでのみの連絡を希望しているのでしたら、電話番号の入力はしないようにしましょう。
メール見積もりはどのタイミングでするといい?
メール見積もりは引っ越しの2カ月前から数日前まで受け付けているところが多いです。繁忙期や予約状況によっては希望している日時に対応できないこともあるため、余裕をもって引っ越すとなると、1カ月~2週間前には見積もりを依頼したほうが良いでしょう。
ちなみにアート引越センターでは3カ月前から対応しています。
メール見積もりでおさえておきたい4つのポイント
1:引っ越しの内容をなるべく詳しく書くこと
メール見積もりの場合には、荷物の量や、どういうものを持っていくのか、エレベーターはあるのかなど、家や部屋の状況を詳細に伝える必要があります。
情報が少ないと何度かやりとりが必要になったり、伝え漏れがあった場合は追加料金がかかる場合もあったりします。
入力フォーマットがあれば記入漏れがないように各項目をチェックするといいでしょう。
2:複数の引っ越し業者に見積もりを依頼すること
メール見積もりでも、1社だけではなく複数の引っ越し業者に見積もりを依頼して、料金やサービス内容を比較するといいでしょう。
一括見積もりサイトを使うと一回の入力で済むため便利です。
3:引っ越しの希望日時の候補をいくつかあげること
引っ越しの日がすでに決まっていて動かせない場合以外は、候補日をいくつかあげて見積もりをとりましょう。
日によって引越し料金は変動しますから、それぞれの日にちの見積もり料金を比較してから引っ越し日を決めればOKです。
例えば3月上旬や、3月1日から3月20日までの土日といったように幅をもたせるのがいいでしょう。引っ越し費用をできるだけ安くあげたい場合には、日にちを指定しないで、3月中の安いときにという依頼の仕方もあります。
4:メール返信のみ希望の場合には電話番号を入力しないこと
一括見積もりサイトから申し込んだ場合は、複数の引っ越し業者から一斉に電話がかかってくることもあるでしょう。
仕事中だから電話の対応が難しい、もしくは電話に出たくないのであれば、「メールでの連絡希望」というのを書くのがおすすめです。電話番号の入力が任意であれば記入しないようにしましょう。
メール見積もりの主な項目
引っ越し業者によって若干違ってきますが主な項目は以下のとおりです。段ボールに入らない家具、食器棚、冷蔵庫、洗濯機、テレビなどがあればすべて伝えましょう。
名前 | 必須 |
連絡先 | メールや電話番号 |
引っ越し日時 | 希望の日をいくつか候補に挙げる |
引っ越す人数 | 人数によって荷物の量も違ってくるため |
現在住んでいる住所 | 建物タイプ、階数、エレベーターの有無も入力 |
引っ越し先の住所 | 建物タイプ、階数、エレベーターの有無も入力 |
現在住んでいるところの道幅 | トラックが止められるのかの確認のため |
引っ越し先の道幅 | トラックが止められるのかの確認のため |
必要な段ボールの数 | 無料でもらえる場合もある |
オプションとしては以下のものがありますが多くが有料です。
洗濯機の取り外し&取り付け | 洗濯機の取り外しと設置費用 |
温水洗浄便座の取り外し&取り付け | 温水洗浄機便座を自分で購入した場合 |
AV機器の取り外し&取り付け | AV機器の取り外しと接続費用 |
ネットワーク環境移転 | インターネット接続の移転費用 |
ハウスクリーニングや害虫駆除 | ハウスクリーニングや害虫駆除費用 |
ピアノ、ペットの輸送 | ピアノやペットの輸送にかかる費用 |
自動車、バイクの陸送 | 陸送サービスを使う場合にかかる費用 |
引っ越しのご挨拶品 | 挨拶品やギフトの手配費用 |
不用品の処分 | 不用品の処分費用 |
荷物の一時預かり | 貸倉庫やトランクルーム費用 |
盗聴器発見 | 引っ越し先での盗聴器発見費用 |
荷造り作業 | 荷造り作業を引っ越し業者にお願いする場合 |
荷ほどき作業 | 荷ほどき作業を引っ越し業者にお願いする場合 |
段ボールの回収 | 無料で回収する業者もある |

引っ越しの見積もりは、一括見積もりサイトが便利!
メール見積もりは24時間いつでも申し込めるのですが、相見積もりを取るときは引っ越し業者のサイトからその都度申し込む必要があります。その点、一括見積もりサイトならば、一度の入力で相見積もりを取れるためさらに便利でしょう。
例えば、「【SUUMO(スーモ)引越し】引っ越しと見積もり比較サイト」では、現在の住所(部屋数)、引っ越し先の住所(部屋数)、引っ越し時期、引っ越し人数、名前、メールアドレス、電話番号(任意)を入力すると、条件に該当する引っ越し業者の一覧が自動で表示されます。
あとは見積もり依頼のボタンを押すと概算金額が表示されます。

まとめ
メール見積もり、電話見積もり、訪問見積もりのそれぞれメリット、デメリットがありますが、一括見積もりサイトを利用すれば簡単に相見積もりを取れます。
忙しい人や一人での引っ越し、荷物が少ないのであれば単身パックがお得で手軽でしょう。ご自身にあった見積もり方法を選んで、無駄のないスムーズな引っ越しができるといいですね。
画像:PIXTA
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