思い立った翌日でも引っ越しは可能?条件や引越し手順、断られた時の対処法
「明日引っ越さなければならなくなった!」という事態になったら、引っ越しは可能なのでしょうか。こちらの記事では、翌日に引越しが可能な人の条件や手順、注意点を解説しています。また、引越し業者に断られた場合の対処法も紹介。急な転勤命令や家庭の事情などで急いで引越しをしなければならない方は、ぜひ参考にしてください。
■目次
・新居が決まっていれば、翌日の引っ越しも可能
・翌日に引っ越すためには、まず業者に「見積もり依頼」を!
・ただし、翌日の引っ越しは通常より料金が割高に!
・引っ越し業者に翌日引っ越しを断られたら?

新居が決まっていれば、翌日の引っ越しも可能
思い立った翌日に引越しできるのはこんな人
引っ越しに伴う準備のなかで、最も時間がかかるのが新居探しと、入居の手続き。引っ越しの数カ月前から新居探しをはじめて、引っ越し当日には新居の引き渡しが終わっているのが通常です。
そのため、
・会社が寮や借り上げ社宅を持っていてすぐにでも入居できる
・実家に帰る
・ひとまず友人の家に居候する
など、新居が決まっている場合は、思い立ってすぐに引っ越しをすることができます。
しかし、新居が決まっていない場合は、残念ながら思い立って翌日に引っ越しをすることは難しいです。
「即日入居可能」は、「今すぐにでも入居できる」ではない
賃貸物件を紹介するウェブサイトを見ると、「即日入居可能」と書かれた物件もありますが、これは「今すぐにでも入居できる」という意味ではありません。「以前の居住者がすでに退去していて、部屋はクリーニング済み」ということを意味しているだけであり、入居審査や手続きには所定の時間が必要です。
新居が決まっていない人が入居できる最短日数は?
もし、「今すぐにでも引っ越したいけれど、新居がまだ決まっていない」という場合は、最低でも、どれくらいの期間が必要なのでしょうか。
通常、賃貸物件に入居するには、入居希望者がその物件に住むのにふさわしい人物であるか確認するため、大家さんや管理会社が審査を行います。これに必要な日数は、最低でも3日。長いと10日間程度かかることもあります。
もし審査書類に不備があったり、提出書類が漏れていたりすると、もっと時間がかかることも。
全てスムーズに進んだとしても、新居が決まっていない場合は、思い立ってから引っ越しをするまで、最低でも3日間は必要だと考えておいたほうがよいでしょう。

翌日に引っ越すためには、まず業者に「見積もり依頼」を!
新居が決まっていて、明日引っ越しをしたい場合、まずやらなければならないのは、引越し業者への見積もり依頼です。
時間がないなか、引越し業者を1件ずつ探して、電話をかけて話を聞くのは困難です。インターネットに掲載されている引越し業者の一括見積もりサイトを利用して、複数の引越し業者へ一斉に見積もり依頼をするとよいでしょう。
そうすれば、あとは待つだけ。翌日の引っ越しに対応してくれる業者から、電話やメールで連絡がくるので、条件や価格を比較して、自分にぴったり合った引越し業者を選べばよいのです。
ただし、新居が決まっている場合でも、翌日の引っ越しに対応してくれる業者を見つけるのが難しいこともあります。
例えば、引っ越しをする人が多い時期。特に3~4月の繁忙期は引越し業者も多忙で、空いているトラックがない、という場合もあります。
反対に、当日でも引越し業者に依頼を受けてもらいやすいという条件も。例えば、一人暮らしで荷物が少ない人は、急ぎの依頼でも引越し業者に対応してもらいやすいでしょう。
また、引っ越しをする人が少ない夏場などは、トラックが空いていることも多いので、急な引っ越しに対応してくれる業者を見つけるのも、比較的スムーズです。
さらに、東京、大阪、名古屋などの大都市間や、大都市内での引っ越しは、稼働しているトラックも多く、トラックの空きスペースに荷物を積んでもらえるなど、急ぎの依頼に対応してくれる業者も多くなります。

ただし、翌日の引っ越しは通常より料金が割高に!
しかし、思い立って翌日に引っ越しをする場合は、早めに引っ越しの準備を進めた場合と比べて、費用が割高になることもあります。
引っ越しまで時間がある場合は、一括見積もりサイトなどを利用して複数の業者のサービス内容を比較し、値段交渉などをしながら業者を絞り込んでいきますが、「明日引っ越したい」という場合は、複数の業者と値段を交渉している時間はありません。値引き交渉ができない分だけ、通常より、値段が高くなることは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
また、翌日引っ越しをする場合に問題となるのが、荷造りです。引っ越しまで時間があれば自分で荷造りを終わらせることが可能ですが、翌日に引っ越す場合は、当然ながら、自分で全ての荷物を片付けている時間はありません。
極端に荷物が少なかったり、家族や友人が手伝ってくれたりする場合をのぞき、通常は、荷物の整理やダンボール箱への梱包は、必然的に業者の荷造りサービスを利用することになります。引っ越し当日、荷造りを行うサービスを提供している引っ越し業者もあるので、まずは相談してみましょう。
荷造りに関する主な引っ越しプランは、荷造り・荷ほどきを自分で行う「基本パック」、荷造りは業者にしてもらい、荷ほどきを自分でする「ハーフパック」、荷造り・荷ほどきを業者にしてもらう「フルパック」など、いくつかあります。
もちろん、フルパックが最も高額ですが、「新居でも片付けている時間がない」という場合には、とても便利なサービスです。利用を考えてみるのもおすすめです。

引っ越し業者に翌日引っ越しを断られたら?
あいにく、引っ越し業者が見つからなかったり、引っ越しを断られたりした場合はどうしたらいいのでしょうか。
その場合でも、いくつかの方法があります。新居が決まっているなら、以下のような方法が使えます。
1:自分だけ新居に移動し、必要なものをあとから運ぶ
毎日の生活に必要最低限のものだけ新居に持っていき、前の家を倉庫のようにする方法です。前の家の退居日までに荷物を運び出しましょう。翌日から新居で生活しなくてはならないけれど、前の家の退居までは余裕がある方におすすめです。ただし、前の家の家賃は発生しつづけるので気を付けましょう。
2:宅配便で荷物を運ぶ
宅配便で荷物を送ることも可能です。引っ越し業者を利用するより、費用を安く抑えられるでしょう。大型家具や家電などを運ぶ必要がなく、荷物の少ない方におすすめです。
3:自分で車を運転して荷物を運ぶ
運転免許があれば、自分で荷物を運べます。自分の車がない場合は、レンタカーなどを利用しましょう。この場合、免許があり大型のトラックを借りられれば大きな家具や家電の運び出しも可能。難しい場合は、できるだけ荷物が多くつめる車を借りましょう。深夜など、自分にとって便利な時間帯に引っ越しをすることもできます。ただし、荷物を積んだり下ろしたりするのを自分でやらなければいけないので、大きな家具がある方は手伝いを頼んだ方が安心です。
4:トランクルームや収納スペースなどをレンタルして、荷物を一時的に預かってもらう
トランクルームや収納スペースをレンタルすれば、新居で当分使わない荷物を一時的に預けられます。ひとまず最低限必要な荷物だけを新居に持ち込み、後日、落ちついてからゆっくり片付けたいという人には便利です。前の家の退居日まで余裕があれば、荷物を置きっぱなしにして徐々に運べますが、退居日が迫っている方はこちらの方法がおすすめです。
新居が決まっていれば、明日にでも引っ越しをすることは可能ですが、通常より料金相場が高くなり、費用が多くかかることになります。少なくとも、引っ越しまで3~4日は確保しておけば、見積業者と値引き交渉をすることもでき、また自分でダンボールへの梱包作業も進められます。引っ越し準備は、ある程度、余裕をもって進めましょう。
画像:PIXTA
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