引越し転勤の挨拶・はがきの書き方
最終更新日 2016年09月12日
「引越しました」……この一言を添えたハガキを送ることは、「引越しても変わらない関係でいたい」気持ちを相手に伝えること。引越しにより転勤した場合の、友人・知人・親戚向け「引越しはがき」の書き方と、会社の上司・同僚・取引先向け「転勤の挨拶はがき」のマナーを紹介しよう。

「引越しはがき」を出す時期
はがきを出す時期は、引越しが完了してから1カ月以内を目安に。引越しが片付き、それほど日にちを経ずに出すのが一般的なマナーである。
「引越しはがき」を出すのが遅くなればなるほど、受け取ったほうは、自分との関係の軽さを感じて、不快に思う人もいる。はがき一枚で自分の変わらぬ気持ちを示せるものだ。引越しが落ち着いたらすぐに出せるように準備しておこう。

はがきに入れる内容と全体の構成
書き方に特に決まりはない。引越し先と引越したことが分かれば構わないが、一般的なマナーに則ったはがきにするのが大事だ。
マナーに則った書き方は、一般的にはこのようなものである。
- 1. タイトル「転居のお知らせ」など
- 2. 頭語(拝啓・前略など)
- 3. 時候のあいさつ
- 4. 転居日・転居の理由を簡潔に書く。転居先の風物などを付け加えるとよりベター
- 5. 末文・結語(敬具・草々など)
- 6. 日付
基本的には、手紙や一般的なはがきを書く際のマナーと一緒である。

引越しのはがき文例・一般
では、実際の「引越しはがき」の文例を紹介しよう。まずは、友人・知人・親戚等に宛てたはがきの文例から。
「引越しました」
拝啓
若葉の候、皆様にはお変わりなくお過ごしの事とお喜び申し上げます。
さっそくではございますが、下記へ転居致しました。(縦書の場合「左記」)
近くには銀杏並木の散歩道もあり、秋にはきれいに色づくようで、いまから楽しみです。
こちらの方面にお越しの際は、どうぞお気軽にお立ち寄り下さい。
まずはご挨拶かたがたお知らせまで。
敬具
平成○○年○月吉日
〒000-0000
○○県○○市・・・・・
名前

引越しのはがき文例・転勤の挨拶
次に、転勤での引越しをしたときの挨拶文例を紹介しよう。転勤の場合、引越しのはがきがそのまま転勤の挨拶になることが多い。主に、会社の上司・同僚、取引先の関係者など、仕事上の付き合い相手に送るため、文面やデザインはカジュアルになりすぎないように。
拝啓
陽春の候、皆様にはますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび、四月一日付で○○支店勤務を命ぜられ、下記に転居致しましたのでお知らせ申し上げます。
○○在住中はひとかたならぬお世話になりました。
お陰様で楽しく、つつがなく過ごすことができ、御礼申し上げます。
なにとぞ今後ともよろしくご交誼を賜りますようお願い申し上げます。
こちらにお越しの節は、ぜひお立ち寄り下さい。
皆様の益々のご多幸をお祈り申し上げます。
敬具
平成○○年○月吉日
〒000-0000
○○県○○市・・・・・
名前

「引越しはがき」は「おもてなしの気持ち」を込めて
引越しのはがきは、「どこに引越した」という情報をお知らせすることが、第一の目的である。しかし、情報の羅列だけを送るのなら、わざわざはがきを送るまでもない。メールや電話で十分に用は足りる。
はがきを送るという行為は、変わらない関係を願う気持ちを送る行為でもあるのだ。つまり、相手に対する「おもてなしの気持ち」を、相手に伝えることである。簡潔な文の中に、そのような気持ちを込めて、引越しのはがきは用意したいものだ。
掲載: 2014年6月25日 写真: Fuse / Thinkstock
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