うちの引越しの荷物の量ってどのくらい? 家族人数、間取りからチェック
公開日 2020年06月24日
引越し料金は荷物の量に比例して高くなる傾向があります。そのため、できるだけコンパクトにまとめたいものですが、どのくらい引越しの荷物の量があるかを自分で把握するのは難しいもの。
そこで今回は、引越しに必要なおおよそのダンボールの量や間取りごとの引越し料金相場について解説。訪問見積もり時に荷物の量を正確に見積もりしてもらうコツや、見積もり後に荷物の量が変わった場合の対応についてもご紹介します。
■目次
・引越しの荷物の量はダンボール何枚分?
・荷物の量は、家族の人数よりも間取りで変わる?
・広い間取りでも引越し荷物の量が軽トラック1台分という人が最多!
・訪問見積もりで荷物の量を正確にみてもらう方法
・引越し見積もり時より荷物の量が増えてしまったときは?
・まとめ

引越しの荷物の量はダンボール何枚分?
引越しする際に必要になるのがダンボール。ところが、引越しの経験が少ないと、どのくらい用意すればいいのか、判断が難しいところです。
引越しに必要なダンボールの数は人によってまちまちですが、日本通運が実施したアンケート調査によると、1回の引越しで30個くらい使う人が最も多いのだそう。
引越しに必要なダンボールの数量の見積もり方
引越しに必要なダンボールの平均的な必要数は以下の通りです。
単身者:およそ10~15枚
2人家族:およそ20~30枚
3人家族:およそ30~50枚
4人家族:およそ50~80枚
荷物の量は人それぞれなので、あくまで目安と捉えるのがよさそうです。
自分の引越しに必要なダンボールの数を把握する最も確実な方法は、引越し業者に訪問見積もりを依頼すること。引越し業者の担当者に荷物の量を実際に見てもらえば、ダンボールの正確な必要数が分かります。
自分では判断が難しいという場合は、訪問見積もりを利用するのがよいでしょう。
訪問見積もりは、インターネットで複数の業者から一括見積もりをとり、気に入った業者に申し込むのがおすすめです。

荷物の量は、家族の人数よりも間取りで変わる?
おおまかなダンボールの必要数を家族の人数ごとにご紹介しましたが、家族の人数が同じでも、例えば部屋の間取り次第で荷物の量が変わる傾向があります。
以下の表は、間取りごとの引越し料金相場(〜50km未満)を家族の人数別にまとめたものです。
【単身者(荷物小)の間取り別引越し料金相場】
通常期(5~1月) | 繁忙期(2~4月) | |
---|---|---|
ワンルーム | 38,316円 | 45,319円 |
1K・1DK | 39,849円 | 45,893円 |
1LDK・2K・2DK | 41,629円 | 47,323円 |
2LDK・3K・3DK | 44,959円 | 55,556円 |
【単身者(荷物大)の間取り別引越し料金相場】
通常期(5~1月) | 繁忙期(2~4月) | |
---|---|---|
ワンルーム | 41,925円 | 64,024円 |
1K・1DK | 44,169円 | 51,722円 |
1LDK・2K・2DK | 54,100円 | 62,751円 |
2LDK・3K・3DK | 53,917円 | 84,412円 |
3LDK・4K~ | 62,888円 | 81,721円 |
【2人家族の間取り別引越し料金相場】
通常期(5~1月) | 繁忙期(2~4月) | |
---|---|---|
ワンルーム | 49,364円 | - |
1K・1DK | 59,560円 | 60,455円 |
1LDK・2K・2DK | 79,050円 | 95,507円 |
2LDK・3K・3DK | 79,337円 | 98,123円 |
3LDK・4K~ | 78,083円 | 103,290円 |
【3人家族の間取り別引越し料金相場】
通常期(5~1月) | 繁忙期(2~4月) | |
---|---|---|
ワンルーム | - | - |
1K・1DK | 66,500円 | - |
1LDK・2K・2DK | 76,015円 | 89,489円 |
2LDK・3K・3DK | 94,269円 | 126,689円 |
3LDK・4K~ | 101,212円 | 119,981円 |
【4人家族の間取り別引越し料金相場】
通常期(5~1月) | 繁忙期(2~4月) | |
---|---|---|
ワンルーム | - | - |
1K・1DK | - | - |
1LDK・2K・2DK | 159,967円 | 114,706円 |
2LDK・3K・3DK | 119,226円 | 132,829円 |
3LDK・4K~ | 127,325円 | 166,971円 |
※2020年4月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出。最新のデータはこちらをご覧ください
おおむね部屋の間取りが大きくなるにしたがって荷物の量が増え、引越し料金が高くなっているようです。また、通常期に比べて繁忙期の引越し料金が1〜5割ほど高くなる傾向があることが分かります。
引越し料金は、さまざまな要因によって複雑に変動するため、家族の人数や間取りから荷物の量を正確に把握するのは難しいといえます。
荷物の量を見誤ると、引越しトラックにすべての荷物を積み込むことができず、追加料金がかかることも。トラックの手配ができない場合、その日のうちに引越し作業を終えられないケースもあります。
とくに荷物の量が多い家族の引越しでは、訪問見積もりの利用は必須といえるでしょう。

広い間取りでも引越し荷物の量が軽トラック1台分という人が最多!
住まいの間取りが広いと、荷物の量も多いと思われがちですが、実際のところはどうなのでしょうか。インターネット調査で、間取りによって荷物の量がどう変化するのかを調べてみたところ、意外なことが分かりました。
「うちは3LDKと広めだから荷物の量も相応」と思っている人は、ぜひチェックしてみてください。
間取り別の引越し荷物の量をチェック
「ワンルーム、1K、1D」「2K、2DK、2LDK」「3K、3DK、3LDK」で暮らす人が引越しした際、どのくらい荷物の量があったのか、順に見ていきましょう。
【ワンルーム、1K、1DKの部屋で暮らす人の引越しの荷物量】
※調査概要は文末に記載
「ワンルーム、1K、1DK」で暮らす人では、「軽トラック」で引越しできる程度の荷物の量だったという人が最多。ワンルームに暮らす人のうちのおよそ67%、1Kでもおよそ52%と、間取りが狭いほど、荷物が少なくなる傾向があります。
【2K、2DK、2LDKの部屋で暮らす人の引越しの荷物量】
※調査概要は文末に記載
2Kで暮らす人でも、「軽トラック」で引越しできる程度の荷物の量だった人はおよそ27%。「1.5t~2tショートトラック」「2tロング~2.5tトラック」とほぼ同じ割合です。
2DKでもおよそ5人に1人、2LDKでも6人に1人は「軽トラック」に積みこめる程度の荷物の量だったと回答しています。
【3K、3DK、3LDKの部屋で暮らす人の引越しの荷物量】
※調査概要は文末に記載
意外なことに、3Kと3LDKで暮らす人で最も多かったのが、ワンルームや1Kで暮らす人と同じく、「軽トラック」1台分の荷物の量だったという回答。しかも、3LDKでは、4人に1人以上が該当します。
間取りが広くなるにつれて、荷物の量が増える傾向が見てとれるものの、意外なことに、3Kや3LDKといった比較的広い間取りでも、荷物の量が少ないケースが多いようです。
広い間取りに暮らす人でも思いのほか引越し料金が安くなるかもしれません。ぜひ引越しの見積もりを依頼する際の参考にしてください。
荷物の量が軽トラック1台分なら、引越し見積もり料金が5万円以下に!?
引越し料金の大部分を占める基本運賃は、荷物の量と移動距離もしくは作業時間によって決まります。そのため、荷物の量を減らすことができれば、引越し料金を大幅に安くすることができます。
引越し見積もりの料金平均を荷物の量(トラックサイズ)ごとにまとめたのが以下の表です。
【荷物量ごとの引越し見積もり料金平均】
単身 | 単身・荷物小(軽トラック・約5~5.5m3) | 50,456円 |
単身・荷物大(1.5tトラック〜2tショートトラック・約10~11m3) | 71,560円 | |
家族 | 家族2人(2tロングトラック〜2.5tトラック・約15~17m3) | 109,801円 |
家族3人(3tトラック・約25m3) | 130,503円 | |
家族4人(4tトラック・約30m3) | 174,365円 | |
家族5人以上(10t以上のトラック・約40m3程度) | 247,921円 |
※調査概要は文末に記載
引越しの荷物が「軽トラック」におさまる量であれば、引越し見積もり料金は50,456円、「1.5tトラック~2tショートトラック」なら71,560円という具合に、荷物の量が増えるにしたがって2万円前後~2.5万円ほど引越し見積もり料金が高くなっています。
例えば、荷物が多い単身者が、荷物の量を減らして「1.5tトラック~2tショートトラック」を「軽トラック」に変更できれば、2万円以上の節約に。家族4人が「4tトラック」から「3tトラック」にサイズダウンできれば、4万円以上も引越し代を抑えることができます。
あとどのくらい荷物の量を減らせばワンサイズ下の引越しトラックに収まるか、訪問見積もりを依頼した際に、引越し業者に聞いてみるのもよいかもしれません。

訪問見積もりで荷物の量を正確にみてもらう方法
訪問見積もりでは、引っ越し業者の担当者が自宅にやってきて、屋内・屋外を問わず、引っ越しの荷物をすべてチェックします。荷物の量をできるだけ正確に見積もりしてもらうにはどうしたらよいのでしょうか。
訪問見積もり時に荷物は片付けておこう
訪問見積もりを依頼する際、室内が散らかっていると、荷物の量が実際よりも多く見えてしまうことがあります。引っ越し見積もり料金が必要以上に高くなるのを避けるためにも、できるだけ荷物を片付けておきましょう。
もちろん、荷造りを済ませておく必要はありません。実際に運んでもらう荷物の全体量をできるだけ把握しやすくしておけばOKです。
訪問見積もり時の片付けのコツ
訪問見積もり時までに、できるだけ不用品は処分しておきましょう。処分できない荷物は部屋の一角にまとめ、引っ越し当日までに処分する予定であることを引っ越し業者に伝えてください。
引越し業者に見られたくない荷物がある場合は、収納内に片付けておくのがよいでしょう。衣装ケースなどのなかまでチェックされることはありません。
クローゼットや押入れのなかを見せたくないケースもあると思います。その場合は、クローゼットや押入れの何割ほどが荷物で埋まっているかを伝えらえるようにしておきましょう。
部屋ごと見られたくない場合は、部屋のなかにある家具や荷物を事前にリスト化して引越し業者に提供するのがおすすめです。

引越し見積もり時より荷物の量が増えてしまったときは?
訪問見積もり後に家財などを購入し、荷物が増えてしまうケースもあるでしょう。見積もり時よりも荷物の量が多くなった場合の対処法について解説します。
荷物の量が増えると分かった時点で引越し業者に連絡を
訪問見積もり後に荷物の量が大幅に増えた場合は、すみやかに引越し業者に連絡してください。
ダンボールひとつくらいであれば問題ありませんが、大きな家具が加わってしまった場合など、ワンサイズ上の引越しトラックを手配したり、作業員を増員したりして対応する必要があるかもしれません。
当日の引越し作業をトラブルなく進めるためにも、できるだけ早く引越し業者に相談するのが賢明です。
当日の場合は作業員に説明
やむをえず当日になって荷物が増えるような場合は、すぐに引越し業者に連絡します。すでに引越し業者が自宅に到着している場合は、どのような荷物がどのくらいの量増えたのか、スタッフが作業を始める前に直接伝えてください。
引越し業者は見積もりをもとに当日の作業計画を立てています。荷物の増加に対応してもらえる場合でも、予定どおりに引越しを終わらせるためには、計画を立て直す必要があるからです。

まとめ
引越し見積もり料金は荷物の量によって複雑に変動します。「想定していたよりも引越し代が高かった」とならないためには、事前に相場を把握し、荷物の量もできるだけ正確に知っておくことが大切です。
一括見積もりなら、大手から中小まで、複数の引越し業者から簡単に相見積もりをとることが可能。手軽に相場が分かるだけでなく、引越しの条件によっては、最大で50%も見積もり料金が安くなる場合もあります。
積極的に活用して、リーズナブルな引越しにお役立てください。
<調査概要>
「引越しに関する実態把握調査」(リクルート住まいカンパニー)
【調査実施時期】 2013年3月22日(金) ~2013年3月29日(金)
【調査対象者】 18~69歳の男女
【調査方法】 インターネット調査
【有効回答数】 20,000サンプル
【調査実施機関】楽天リサーチ株式会社
画像:PIXTA
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