布テープ、布団袋、あて布団など、引っ越しに使う梱包資材について
公開日 2020年06月24日
引っ越しに使う梱包資材はさまざま。ここでは、なにかと出番の多い布テープや、便利な布団袋、主に引っ越し業者が活用するあて布団についてご紹介します。
■目次
・引っ越しで大活躍! 使い勝手のいい「布テープ」とは
・布テープを使った段ボールの底抜け対策
・引っ越しの際に布団を入れる「布団袋」とは
・引っ越しの養生に使う「あて布団」とは

引っ越しで大活躍! 使い勝手のいい「布テープ」とは
引っ越しの梱包グッズで欠かせないのが、布テープです。
布テープと聞いて、「ガムテープとどう違うの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そもそもガムテープとは粘着テープの一種で、布でできた「布テープ」、クラフト紙でできた「クラフトテープ」、OPP製の透明な「OPPテープ」などがあります。
布テープの特徴
- ・重ねて貼っても粘着力が弱まらない
- ・しっかり補強する際にも向いている
- ・油性インクで文字も書ける
- ・手でも簡単にまっすぐに切れる
このように、布テープは引越しの梱包に大変便利な特徴をもっています。ひとつ難点を上げるとすれば、クラフトテープより値段が高いということ。
ですので、たくさんテープを使う予定の場合は、補強や重ね貼りの用途でない部分には安いクラフトテープを採用するなど、効率的に使い分けるといいでしょう。
その際、クラフトテープは手でまっすぐ切れないため、テープカッターを用意しておくと便利です。
また、OPPテープは布テープより安価で手に入り、さらに重ね貼りに向いています。透明で、貼っても下の文字が見えるのが特徴で、通販サイトで買い物をした際の段ボールの梱包に使われることも多いものです。
こちらも一部のOPPテープは手で切りにくいというデメリットもありますが、破れにくく防水性にも優れています。

布テープを使った段ボールの底抜け対策
耐久性の高い布テープは、段ボールの底抜け対策にも重宝します。
以下、段ボールの底抜け対策として有効な布テープの貼り方をご紹介します。梱包の前に段ボールを組み立てる際は、ぜひ参考にしてみてください。
クロス貼り
(画像/編集部撮影)
段ボールを貼り合わせたあと、十字になるように布テープを貼る方法です。
とても一般的な方法なので、まずこの貼り方をしておけば安心と言えるでしょう。
キの字貼り
(画像/編集部撮影)
クロス貼りより強度を高めたい場合は、段ボールを貼り合わせたあと、キの字になるように布テープを2本貼りましょう。
食器や本など、重いものを入れた段ボールはこの貼り方をしておくと安心です。
米の字貼り
(画像/編集部撮影)
キの字貼りよりもっと強度を高める場合は、少し手間がかかりますが米の字になるよう布テープを貼るとよいでしょう。
絶対に壊したくない精密機器などを自分で梱包する際は、念には念を入れたこの方法がおすすめです。

引っ越しの際に布団を入れる「布団袋」とは
他の荷物と違い、布団は大きく分厚いものもあるため、畳んでもそれなりのサイズになりますよね。そこで活躍するのが、布団を入れる大きな袋「布団袋」です。
引越し業者が用意してくれることがほとんどですので、見積もりの際に何枚必要になるか、いつ渡してもらえるのかなど確認しておきましょう。
敷布団、掛け布団、毛布、まくらなど、寝具をまとめてひとつにできるので、新居についてすぐに荷ほどきしておけば、疲れていても使い慣れた寝具でしっかり休めます。
布団袋の使い方
- ・敷布団、掛け布団、毛布の順に重ねて入れる(布団圧縮袋で圧縮してから入れてもOK)
- ・シーツやタオルケット、まくらなどはその上に入れる
- ・ぬいぐるみや座布団などを入れて運ぶことも可能
布団袋を使う上での注意点
・圧縮してから詰める場合、ひとつの布団袋に詰めすぎないように
圧縮しても重さは変わらないため、あまりたくさんの布団を詰めすぎると重くて運びづらくなってしまいます。
・羽毛布団は圧縮NG
羽毛がつぶれて元に戻らなくなってしまうことも。
・布団がクッションになるからといって、中に割れ物を入れるのはNG
割れ物が入っているという前提で運ばないため、危険です。
・新居についたらなるべく早めに布団袋から出すこと
引っ越し業者が用意してくれる布団袋は運搬用です。保管前提にしたつくりではないため、通気性が悪く、カビやダニの原因になってしまうことも。
ちなみに、布団袋に自分できちんと布団を入れられるか不安だという場合は、当日作業員にお願いすればやってくれることも多いようです。
引っ越し業者を使わずに引っ越す場合は、ホームセンターなどで売られている布団袋を買って使うのも良いでしょう。
一人暮らしで自分用の布団しかないという場合は、大きな布団袋を使わず、100円ショップなどで「布団圧縮袋」などを調達して代用してもいいかもしれません。

引越しの養生に使う「あて布団」とは
引越しにまつわることを調べている際、「あて布団」という言葉を目にしたり耳にしたりしたことはありませんか?
これは、引っ越しの作業員が養生のために使うもの。家具やピアノなどを運ぶ際に、物はもちろん床やドアなどを傷つけないために、文字どおり布団のように厚みのある布をあてがうようにして使います。繰り返し使用できる緩衝材の役割、ということですね。
引っ越し当日に作業員が持参するため、特にこちらで用意したり使ったりする必要はありません。
もし引っ越し業者を使わず自分たちだけで引っ越しする場合、大きな家具の運搬が不安であれば、念のため手元にあったほうが安心かもしれません。その場合は、ホームセンターなどで買うことができます。
引っ越しで使われる梱包資材は、自分たちで用意するものもあれば業者が提供してくれるものもあります。
見積もりの際などに確認し、何をどれだけもらえるのか、逆に自分たちでは何を用意すればいいのかなどしっかり把握しておきましょう。
画像:PIXTA
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